寺1 |
風水警察が建物を取り壊す指示を出している現場に出くわす。住職が文句を言うのも聞かず、外部の業者に取り壊し作業をさせたりしている。風水警察の男は、その手の筋には教科書として有名な和綴じの本を持っていて、やっている事も風水学の教科書的に正しい事である。適当なクラスのPCが見れば、それが分かる |
寺2 |
廃寺。夜中に散歩している“少女”と出くわす。長い黒髪と黒い洋服が何処か人形を連想させ、全く物怖じしない態度とあいまってPCに強い印象を与える。この段階では、問題となる行動は何も取らない |
神社1 |
やる気の無いバイト巫女がいる。彼女は意外に事情通で、ハッキリと対象を絞った聞き方をされれば大抵の事に答えてくれる。 「この村でマグネタイトを所有している者に心当たりがないか?」と訊けば、「数ヶ月前、たまにこの村にやってくる異様な風体の男(=ダークサマナー)が“少女”に、物陰で何か袋を渡しているのを目撃した。そのとき、『マグネタイト』という単語を含む会話を交わしていた」と教えてくれる。 “少女”について訊けば、「両親と死別して、高校にも進学せず大きな家に引きこもって暮らしている。夜中に散歩する趣味がある。また、数ヶ月前、珍しくも東京まで出掛けたようだ」と話してくれる |
神社2 |
昼間は特に何も起こらない。夜は空腹で狂暴になったジャックランタン(P.238)に襲われる(仲魔にする余地はない) |
教会1 |
牧師は留守だったが、ここでマグネタイト1単位を発見する。悪魔が落としたのでは無く、その手の店で購入したモノを誰か人間がこぼしたものらしいと分かる |
教会2 |
へアリージャック(P.240)と出くわす。仲魔判定に成功したり、適当な交渉を行った場合、話を聞く事ができる。ヘアリージャックによると、「最近、マグネタイト不足で困っている悪魔に、マグネタイトを配っている人間(=“少女”)がいる」との事で、その人間は悪魔に慕われているらしいと分かる。容姿を尋ねると「黒い服を着た長髪の人間」と説明されるが、この条件には“少女”もダークサマナーも共に当てはまる |
外人別荘地区 |
PCが洋館に忍び込み、探索しているとクイックシルバー(P.274)が現れて戦闘になる。クイックシルバーは英語圏にしか現れない貴婦人の悪霊であり、「Don't touch my dress!」などとと叫ぶだけで交渉の余地は無い |
旧華僑地区 |
今でも中華風の面影が残る街区。真っ先に風水警察の手が入った地域であり、ここではマグネタイトの流出が激しい為に、仲魔を外に出していられるのは15分間(通常の1/4)だけである。ここでも、何者かの手によって悪魔に餌付けがなされた痕跡が見付かる |
バブルの廃虚 |
田舎に似つかわしくないハイテク・ビル。事故が多発した事もあってテナントが入らず、無人になっている。一見、電気も通っていて小奇麗に見えるが、実はグレムリン(P.265)とポルターガイスト(P.274)の巣窟と化している。PCが奥に入るまで何事も起こらないが、引き返そうとすると襲い掛かって来る。急に防火シャッターが閉まったり、物が飛んで来るなどの演出を含ませた戦闘を行う事 |
ドイツ風ホテル |
昼は廃ビルだが、夜には営業しているホテル。従業員は全てナハトコボルト(P.247)の変装で、夜にここの客室で眠ると精神攻撃を受ける。ナハトコボルトは、マグネタイトを補充する為に人間を脅かしているので、出会っても戦わずに十二分な量のマグネタイトをあげれば判定無しに仲魔になってくれる |
地元民居住区 |
風水警察が来る前までは、明るい内に悪魔が出現する事は無かった。今では、スライム(P.276)を中心に低レベルの狂った悪魔が時折、現れる。依頼主の家、“少女”の館、雑貨屋などはここにある。また、人通りの多い場所(戦闘や荒事を起こす訳にはいかない場所)にて、明らかに怪しい風体のCOMP使い(=ダークサマナー)を見掛ける |