No. タイトル システム 登録日 改稿日
0033 航空力学が無い世界 TORG 00/04/01



はじめに

 このシナリオは、『TORG』専用である。



事前状況

 リビングランド支配地域から百km以上離れた米国東海岸の空港に、エディーノスの祭司部隊が、地下に埋設された使われていない給油パイプラインを通って侵入した。
 祭司部隊の目的は、空港地下施設にスティーリーを1つ設置してリビングランド領土を拡大する事にあった。
 リビングランドの世界法則ではグライダーの滑空すら許されないので、そんな事をされては飛行機は着陸できない。飛行機が飛ぶ様な高度はコアアースのままなので飛んでいる間は無事だが、着陸しようとすると確実に墜落してしまう。それを無線で伝える為には遠隔矛盾を起こす必要があるので、ポシビリティ能力者であってすら通信を行うのは難しい。
 ポシビリティ戦争の影響で閉鎖された空港も多い。早くスティーリーを撤去しないと、上空にいる何機もの旅客機が墜落してしまう。



導入

 たまたま空港にいたPCは、挙動不審な人間を見掛ける。その人間は、リビングランドと協力関係にあるテロ組織の人間で、空港警備隊の気を引く為の囮として旅客荷物の配送室に押し入り、爆弾を仕掛けるつもりだった。正にその現場にPCは出くわし、戦闘の末に食い止める。そのテロリストの荷物を調べると、各所に印の入った空港地図が見付かる。
 適当な技能判定に成功するなり、NPCに相談するなりすれば、それは給油パイプラインと給油施設の地図で、今ではもう使われていないと分かる。



本編

 地下施設に入ると、エディーノス祭司部隊の一部を発見する。兵隊クラスはオーズなのに、コアアースの奥深くまで侵入して来るのは解せない。そうこうする内に、辺りのリアリティがリビングランドに変わってしまう。
 リアリティが変わったという事は、“リアリティ爆弾”が使われたか、スティーリーを設置されたかのどちらかである。そして“リアリティ爆弾”が使われた様子はない。この事と、「リビングランドの世界法則ではグライダーの滑空すら許されない」といった説明をプレイヤーにする。

 リビングランドとなった為に地上は濃い霧に覆われ、通信も途絶えた為に、上空の飛行機は待機する。しかし、機長たちの中には事態を把握しておらずまだ燃料に余裕があっても着陸を試みる者もいる。
 PCが機長たちに「着陸するな」と伝えられなければ、半分近くの機が墜落する。伝えても、いずれ燃料が尽きて墜落する。

 エディーノスたちは、当分はこの地に駐屯して、スティーリーの位置を隠す為に空港地下施設を埋没させ、辺りが完全なジャングルになるまで守るつもりでいる。



結末

 マスターはタイムテーブルを作り、PCの行動次第で何機の旅客機が助かるか差が出るように演出する事。



さいごに

 元ネタは『ダイハード2』である。プレイヤーも高い確率で知っているだろうから、空港がリビングランドになった時点でネタバレするだろうが、基本的に捜索と戦闘で構成されるシナリオなので問題にならないと思う。むしろ、プレイヤーが元ネタを知っている事を逆用して、ノリ易いように誘導すると良いだろう。




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