No. タイトル システム 登録日 改稿日
0010 県道の怪 妖魔夜行 00/04/01



はじめに

 このシナリオは、『ガープス妖魔夜行』専用である。



登場NPCおよび重要事項

交通事故妖怪 交通事故を異常に恐れる人間の“思い”が生んだ妖怪。ただひたすら車に轢かれてバラバラになり、復活することを繰り返す。車に轢かれるという死に方をする限り、一定時間後に完全復活する。透明化できるくらいで他に特殊能力も無く、戦闘能力も低い。



事前状況

 関東某所のとある県道は、都心への抜け道になっている為、付近の辺鄙さにも関わらず、車通りが激しい。歩道も無いに等しく、住民は事故に対して過敏になっている。現実には意外と事故は少ないのだが、その住民の恐れの心によって、わざと車に轢かれる妖怪が生まれた。
 この妖怪は轢かれてバラバラ死体になった後、霊安室で復活して外に逃れ、同じ行為を繰り返す。



導入

 県道の特定の場所で起こる不自然な事故に妖怪の介入を感じたPCは、調査を行う。



本編

 何らかの方法でドライバーとコンタクトを取ると、一様に「被害者は自分から飛び込んできた」と主張する。また、調べを進めると、起訴された加害者のドライバーが1人もいないと分かる。
 警察は、死体が霊安室が消えた事を隠していて、それで起訴できずにいる。
 現場で張り込みをしていれば、いずれ“事故”を目撃する事ができる。



結末

 交通事故妖怪は、「車に轢かれる」という死に方をする限り何度でも復活する。現れてから車に飛び込むまでの間に戦闘を仕掛けて倒せば、2度と復活することはない。



さいごに

 「聞き込み調査」→「警察署潜入」→「交通事故妖怪の殺し方を推理」→「戦闘」と一本道に展開するだけのシナリオ。
 PCの戦闘能力や探索能力が幾ら高くても、基本的に役に立たない構成になっているので、怪談調にマスタリングして欲しい。




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