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コラム003 人間性の問題は切り捨てよう 01/07/08



 ネットでよくRPGのマナーとか、問題のあるプレイスタイルやマスタリングに関する議論がなされているが、大概、重要な視点が抜けていると思う。

 それは、問題が“人間性”にあるのか“ゲーム”にあるのかの切り分けだ。

 “人間性の問題”とは、要するに「参加者の一部または全員の性格に問題がある」とか「個々は良い人だが、たまたま参加者同士のソリが合わない」とかそういう事である。“人間性の問題”は、別にRPGを行う場に限らず何処にでも存在するが、大抵は目を瞑ったり逸らしたりして、折り合いをつけていくものである。しかし真面目にRPGをプレイしていくと、ぶつかり合わなければならない事態に陥り易かったりする。

 “ゲームの問題”とは、例えばルール解釈の意見対立などを指す。

 “人間性の問題”に関しては、問題のある個人同士で腹を割って話し合うか、さもなくばキッパリと別れるしか無い。少なくともネットで議論するような事柄ではない。

 ネットや仲間内で“ゲームの問題”を話し合うのは有意義な行為だと思う。しかし、その際には“人間性の問題”を議論していないか気を付けながら行わなければならない。
 あくまで“ゲームの問題”を議論しているのであれば、妙な方向にヒートアップする事もない筈である。



 “ゲームの問題”の議論にしても、キチンと合理的に話し合うように努めなければならない。自分の主張の根拠を噛み砕いて話し、相手の論拠を理解できるまで聞くのである。簡単な事なので、ぜひ心掛けて欲しい。




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