小児鍼(マッサージ)

 小児鍼は、病気の予防と健康維持を主な目的に行う鍼療法です。病気にならない身体作りが重要です。健康な時に月に2〜3回受けておくと、体が丈夫になって風邪も引きにくく、体調もよくなります。

 小児鍼の対象年齢は0才から6才くらいまでの子どもです。鍼を刺すのではなく、へらのような鍼で皮膚を摩擦したり、鍼を接触させたり、先にじんたんのような玉のついた鍼でツボを押したりして刺激しますが、まったく痛みはありません。心地よくて眠ってしまう子もいるくらいです。「こんなことで本当に効くのかな?」という感じの治療です。主に、母親に抱いてもらい、背中や後ろ頚に治療します。治療時間は5分〜10分ぐらいです。

 小児鍼は、特にかんのむし(疳の虫)に効果があります。  かんのむしは疾病による症状ではありません。小児が異常に興奮しやすくなっている状態です。その症状は、不眠 夜泣き 夜驚 不機嫌 イライラ 行動が粗暴になる よく泣く 爪をかむ 指をしゃぶる などです。

 また、発熱 吐乳 嘔吐 食欲不振 便秘 下痢 夜尿症 鼻水 鼻づまり のどの痛み せき 風邪を引きやすい チック様症状 ひきつけなどの症状のほか、虚弱体質、アレルギー体質などの体質改善にも小児鍼は驚くほどの効果があります。


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