私はマッサージ鍼灸を仕事にしています。そこでできるだけ、「自分の健康はマッサージ鍼灸で守る」ようにしたいと考えています。
風邪を引きそうなときには、超短波治療機を使います。頚部に10〜15分間かけることで、風邪がひどくなることがありません。
なぜ効果があるのかははっきりわかりませんが、
1. 西洋医学的には、頚椎の近くにある自律神経(交感神経の束)を加温することで、気道の粘膜の循環を促進し、マクロファージやリンパ球などの活動が盛んになる。
2. 東洋医学的には、古来から風邪によく効くといわれる大椎〔だいつい〕というツボを暖めることで、気血の流れを調整する
などが考えられます。
そして、症状や身体の常態に合わせて、いくつかのツボに指圧や鍼灸治療を加えていきます。
風邪の予防・治療に、マッサージや鍼灸療法は非常に効果的で、特にお薬を使えない妊婦やお薬をなるべく使いたくないという患者さんに喜ばれています。