ブランデー・その他

 コニャック編でも書きましたが、ブランデーとは果物から作るワインを蒸留した物の総称です。 ですから有名どころでコニャックなどのグレープブランデーを思い浮かべますが、実際には多種多様な酒があります。

カルヴァドス
 林檎から作る発泡ワイン・シードルを蒸留したのがカルヴァドスです。
 林檎のフレーバーが効いていて、グレープブランデーよりも飲み口がスッキリしている。蒸留した酒が苦手という人でもこれは飲める人が多い。
 水凪が一番気に入った銘柄はラブリック。
 5000円ぐらいしますが惜しいと思わないぐらいの味がします。

グラッパ
 グレープワインの絞り粕を発酵させて蒸留して作るブランデー。
 絞り粕に残った皮や種を利用していますが、葡萄独特の香りや風味はむしろヘタなブランデーよりも強いぐらいで美味しいです。
 イタリア産の銘柄が多いので、原産はイタリアだと思います。
 一番気に入ったのはサシカイア。
 でも高いので普段はマアジを買っている。

マール
 イタリアの粕とりブランデーがグラッパならフランス版がマール。
 グラッパが割と葡萄の若々しさが出ているのに対して、独特の落ち着いた甘みがあって呑みやすい。
 水凪のお気に入りはF1のシャンパンファイトで有名なモエ・エ・シャンドンが作っているヴィユー・マール・ド・シャンパーニュ。
 葡萄の皮の内側にへばりついている独特の甘みが生きていて、香りも楽しめます。

アルマニャック
 フランスはアルマニャック地方で作られているグレープブランデーの総称。
 コニャックが口当たりの良さと柔らかな芳香を特徴とした女性的な酒だとすれば、ウイスキーにも似た荒々しさを持った男性的なグレープブランデーがアルマニャックです。ウイスキーが好きな人はコニャックよりもこちらの方が好みに合うと思います。
 ただ、美味しいんだけど無茶苦茶値段が高い・・・・・
 一番人気はバロン・ド・シゴニャックの10年。
 これなら4000円前後で販売されているので手が届く。

チェリーブランデー
 サクランボで作ったブランデーです。
 特にフランス産のキルシュは、ケーキの風味付けに使われたりしているので知っている方も多いかも。
 原料のサクランボの味と香りはほのかですが、種を砕いて発酵させることで独特のアーモンドのような芳香を持つのが特徴。

 

 その他にスモモやらラズベリーやら洋なしやらプルーンやらを使ったブランデーを確認しているが、果物から作った蒸留酒であればブランデーの範疇なのでまだまだ増えそう・・・・・・・
 きっと一生かかっても極めれないだろうなあ。