コニャック コニャックとはフランスのコニャック地方で作られるグレープブランデーの総称です。
ブランデーというとグレープブランデーが思い浮かびますが、実際には果実酒を蒸留した物は全てブランデーの分類に日本ではなります。だから林檎から作ったカルバドスもブランデーなんですよね。
それはさておき、グレープブランデーを代表するコニャックを紹介してみましょう。
コニャックにはランキングがあります。基本的に原料となるブドウの採れた地区がまず頭にあり、次に原酒の熟成年度・ブレンダーの腕となっています。
地区はグランドシャンパーニュ、プティットシャンパーニュ、ボルドリ、ファンボア、ボンボア、ボアゾルディネールの順にランキングが決まっています。
この5つの地区にグランドシャンパーニュとプティットシャンパーニュをブレンドしたフィンシャンパーニュを加えた六つのランキングがあります。
表示年数は、一番ブレンドする際の一番若い原酒の年齢を表示します。
コニャックとして出荷出来るのは蒸留後オーク樽で2年以上寝かせることが条件で、よく見るVSOPは4年以上、ナポレオンやXOは6年以上寝かせると表示出来るんだったかな?
物によってはそれこそ6年物〜30年のナポレオンがあったりするうえ、ブレンドされている原酒が全部若かったり、逆に一本だけ若かったりするので、この表示はあんまり当てにならないです。
素直にネックラベルの年数と産地を見る方がよいです。
後は出荷された時期に会社に素属していたチーフブレンダーの名前で選ぶぐらいですね。
ポールジロー
コニャックの中で最高峰を選べと言われたら、私はこれを押します。
ランキングはグランドシャンパーニュ。
あちこちから買い付けた原酒にカラメルを添加して、しつこくブレンドしたコニャックが多い中で、異色とも言えるブドウ栽培から瓶詰めまでを一つの農家で行っているという逸品。
飲んだことがあるのは25年物ですが、ほのかに立ち上るブドウの香り、舌の上をなめらかに滑っていく口当たり、そして優しく包みこむような喉ごし、どれをとってもコニャックという酒を造り出したフランスを尊敬してしまいます。
ただ、量販店に並ぶことはまず無く、見つけるのが結構たいへんなのが難点・・・・・・
ジャンフィユー
グランドシャンパーニュを長期熟成させブレンドした逸品。
味は濃厚にして喉ごしが良く、強いお酒が苦手という人でも独特のミルクを思わせる甘い香りから抵抗無く飲めてしまったりするブランデーです。
飲んだことがあるのはたしか12年物だったと思うけど、口当たりの良さが忘れられない。・・・・・・・ただ、値段が高い・・・・・・・・・
自分がコニャックの中で飲んで他人に勧めたいと思ったのは以上の2点だけ。
後は美味しさと値段が見合わなさすぎ・・・・・・
ウイスキーと違って美味しくても安く呑めるってのがほとんど無い。
美味しいのは無茶苦茶高く、詐欺のようなブランド料としか思えない値付けがされている。
何でこんなに高いんだ〜!!!!!W(=0=)W
ガオォー!!
・・・・・・たぶん、表示年数よりも遙かに古い原酒が混ざっているからなんだろうけど。
・・・・・・・・・金さえ惜しまなきゃ、美味しいのはたくさんあるんだけど・・・・・・・・同じ金を使うなら、他の酒につぎ込みたくなります(T_T)
いや、本当に美味しいのは美味しいんですけどね・・・・・
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