原始が原登山


 山登りは大好きである。山の中で出会う「動物」「草木」「川の流れ」「雲の動き」の写真を撮りつつ登って回る。近くにある山だけでも大雪山国立公園内には十勝岳、富良野岳、旭岳といった山には事欠かない。近頃はあまり登れなくなったがそれでも年2回はどこかに登っている。

 んで、今回は今年登った大雪山国立公園ないの原始ヶ原登山のお話を。

 原始ヶ原っていうのは湿原でして、豊富な水量に支えられて年中乾くことがありません。北の国からの舞台になっている麓郷の中を流れる布部川の上流に位置していまして、ニングルの森と呼ばれる所から登っていきます。

 ただ単に原始ヶ原を回って富良野岳まで登るのであれば林間コースを登った方が楽に登れますが、ある程度、体力に自信がある方は滝コースを登ることをお奨めします。そうすると登る途中で6つの滝を見ることが出来るからです。もっとも最初の難関を越えられない方は無理ですけれど・・・・・・

これがそうで、この岩を乗り越えられないといけないんです。ちなみにこれは乗り越えてきた後です。で、こんな感じの岩や河原を伝って上流に登っていくと不動の滝、錦糸の滝、二段の滝、蒼天の滝、赤岩の滝、昇竜の滝の順番で見ることが出来ます。でも途中ロープに伝うところや丸太橋を渡ったり、崖を伝ったりしなきゃいけないので結構ハード・・・・・・ 

  

 場所によってはほとんど垂直なところをよじ登ったり下りたりしなくちゃいけないし、増水時には伝う岩が水の中で滑りやすくてわたれなかったりする。無茶は禁物で慎重に渡るんだけどたまに落ちる・・・・・・ 春の増水時に滝の側でもろに落ちた時は本当に怖かった。滝コース沿いに登っていくとだいたい3時間から4時間かかります。

 原始ヶ原まで登った後で下りるのは林間コースを使っています。下りる途中で広原の滝を見ることが出来ますし、天使の泉というわき水も飲むことが出来ます。下りはスムーズに行けば1時間半で下ってこれます。

 川の中を岩飛びして渡らなきゃいけなかったりするので、あると便利なのがスキーのストック。これで体を支えながら渡ると楽です。私は三脚や一脚の足で代用していますけど・・・・・・・・・

 でも「滝」のページにあるように、とっても美しい滝や景色を見ながら登れるので増水時を避けて無茶しないように登ればお奨めの登山ポイントですよ♪