画像ファイルあれこれ

ここではよく使う形式の画像ファイルとその利点について上げてみましょう。


@インターネット上でよく使う形式 Aその他の形式 B便利なツール


インターネット上でよく使う形式

インターネットをブラウザで閲覧している場合、基本的に使用できる画像ファイルは次の3つの形式です。

ビットマップ(BMP): Windowsの基本画像フォーマット。色数はとっても融通が利き、モノクロ2色からフルカラーまで対応する幅広さを持っているので、なかなか優れた形式であるが・・・・・・・・・ 圧縮及び減色を行わないので画像が劣化しない特徴によって果てしなくファイルサイズは大きい。従って小さなアイコン程度ならともかく、大きな写真を展示すると誰も見ることが出来なくなるので注意が必要。

ジェイペグ(JPEG/JPG):元々はフルカラー画像の圧縮を目的にして作られたのがこの形式。したがってファイルの圧縮に優れていて写真なんかを展示している場合は圧倒的にこの形式が多い。ソフトにもよるがなんと10%程度まで圧縮することも可能らしい。しかしながら圧縮・解凍の課程でノイズが混じる傾向があり、何度か繰り返す間に画像が著しく劣化してしまう欠点もある。

ジフ(GIF):256色の画像に特化した形式でファイルの圧縮・減色に優れている。圧縮しても元画像が劣化しにくい特徴を持っているのでアイコンなどの小さな物を作るのに向いている。また透過GIF、インターレスGIF、アニメーションGIFなどの形式もあり、使い勝手が極めて良い。HPのアイコンの大半はこの形式でしょう。ただ、著作権を保有している会社がライセンスを取得していないソフトで作った画像を公開しているHPの所有者に5000ドルの著作権料を科すなどと言い出したので、現在素材やさんの中で大問題になっている。ブーイングの嵐が吹き荒れているが、今のところ厚い面の皮は剥げそうにない(怒)

 

   

GIF(36KB)

JPEG/JPG(66KB/100%)

BMP(147KB)

例としてファイルサイズを出してみましたが、圧縮していなければJPG形式はGIF形式よりも重くなります。BMPはさらに倍ですね〜

なお、このほかにもブラウザによっては他形式の画像ファイルを取り扱えるようですが、シェアは今のところこの3点が多いです。

また番外としてはFlashがあります、マクロメディアという会社で扱っている形式ですが正式には画像ファイルではなくってプログラムです。そのためプラグインが見に来た人のPCにインストールされている必要があります。特徴としてはプログラムをダウンロードしながら再生できるので、ある程度時間のかかるアニメーション表示にも適しています。また、画像そのものにリンクを組み込むことが出来るのでリンクバナーなどで使うと面白いです。最大の特徴は小さく作って大きく表示しても画像がそれほど荒くならないところです。画像ファイルのように微細な点の集まりを表示しているわけではないのでこうした特徴を持っています。サイズ的にもかなり小さく便利ですが、私のように絵を描くのが苦手な人には無用の長物かも(泣)

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その他の形式

画像ファイルにもいろいろあるのに、インターネット上では表示できないことからあまりなじみのない形式も多いのではないでしょうか。そんな中で比較的有望なファイル形式を示してみようと思います。

ティフ形式(TIF/TIFF):スキャナーで写真などを取り込む際に使用する形式です。白黒形式からフルカラーまでに対応している他、WindowsやMacといった異なるOS用のソフトでも圧縮、解凍が自在に行える利点があります。ファイルサイズはJPG形式とほぼ同じだけど圧縮率は低め。

ピング形式(PNG):GIF形式やJPG形式に取って代わるかもしれない有望な画像ファイル。白黒からフルカラーまで対応している上に、透過PNGやインターレースPNGといった従来GIFが得意としていた分野に進出している。また、圧縮・解凍してもJPG形式よりも劣化しない利点もある。すでに一部のブラウザでは表示可能であり、今後大ブレイクしそうな画像形式である。

この他、Mac上でよく使われる形式のPICT形式、BMP形式と同じく減色や圧縮を行わないEPS形式なんて画像ファイルもありますが、前者は私がMacユーザーではないので良く利点を知らないし、EPS形式はわざわざ使う気になれないので省かせていただきます。

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便利なツール

フリーウェアを見つけてきては好んで使用している私にとっては、画像のレタッチツールも例外じゃないです。そんな中で、これは使える!と言うソフトをいくつか紹介しましょう。

D-Pixed:256色画像を扱うことに特化しているのがD-Pixedですが、ライセンスを取得していないためGIF形式に対応しなくなってしまいました。今後どういった方面に進んでいくのか見ています。

Pixa:フルカラー画像の取り扱いを得意にしているレタッチソフト。レイヤといった機能も使いやすくてお気に入りになっています。多少残念なのは現時点ではGIF形式に対応していないこと。しかし、今後対応ブラウザが増えるであろうPNG形式に対応しているのでとってもお奨めです。ただ、PNGの圧縮に対応していないのがちょっと残念・・・・・・・・

Infan View:フォルダの中の画像を開こうにも形式に対応したソフトがない!なんて事もあります。そんなときに便利なのが形式変換ソフトです。本来は画像ビューワなんですが極めて使いやすいです。窓の杜でダウンロードできます。

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以上、使いやすそうな形式に絞って挙げさせてもらいましたが、実際のところ画像形式は無茶苦茶大量にあります。しかし、おおよそBMP・JPG・GIF・TIFの3種類はだいたい誰でも扱えるソフトを持っているんじゃないかと思います。