ひゅううううう・・・・・・・・・・・・・・・
ぬくぬくぬくぬく・・・・・・・・・・
すやすやすやすや・・・・・・・
びゅううううう・・・・・・・・・・・・・・・・
ぬくぬくぬくぬく・・・・・・・・・・
すやすやすやすや・・・・・・・
ひゅううううう・・・・・・・・・・・・・・・
ぬくぬくぬくぬく・・・・・・・・・・
すやすやすやすや・・・・・・・
びゅううううう・・・・・・・・・・・・・・・・
ぬくぬくぬくぬく・・・・・・・・・・
すやすやすやすや・・・・・・・
ひゅううううううううううううううううううう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ぬくぬくぬくぬく・・・・・・・・・・
ぬくぬくぬくぬく・・・・・・・・・・
すやすやすやすや・・・・・・・
すやすやすやすや・・・・・・・
ぽたん・・・・・・・・・・
ぴちゃっ・・・・・・・・・
ぬくぬくぬくぬく・・・・・・・・・・
すやすやすやすや・・・・・・・
ぽたん・・・・・・・・
ぴちゃっ!
ちょろちょろちょろちょろ・・・・・・・・・・・・・・・・
ぬくぬくぬく・・・・・・・・・・ ん?
ああ、もうそんな時間かあ〜
僕はゆっくりと、でも思いっきり手足を伸ばしながら目を覚ます。
暖かい布団からは出たくないけどちょっとだけ頭を出してみようか。
もぞもぞもぞ・・・・・・・・
うひゃ!まだ寒いや!
顔を出すには早過ぎるみたい。
でもカーテンの向こうからは少しずつだけど暖かな光が差してきている。
もう少しだけ帽子をかぶって待っていようか。
ちょろちょろ・・・・・・・・・
ぽたん、ぽたん、・・・・・・・・・・
ぴちゃ!
ちょろちょろちょろ・・・・・・・・・
ぽたん、ぽたん、ぽたん、・・・・・・・・・・
ぴちゃ! ぴちゃ!
ちょろちょろちょろちょろ・・・・・・・・・
ぽたん、ぽたん、ぽたん、ぽたん・・・・・・・・・・
ぴちゃ! ぴちゃ! ぴちゃ!
目覚めを告げる音がどんどん強くなる。
カーテンの向こうの光がどんどん力強くなる。
ぽたんぽたんぽたんぽたん・・・・・・・・
ちょろちょろちょろちょろ・・・・・・
ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ・・・・・・
ざら!!!!!
カーテンが開いた!
さあ待っていた光だ目を覚まそう!
僕は帽子を脱いで大きくのびをする。
周りを見ると兄弟たちも顔を出し、帽子を脱いでいく。
待ちわびた目覚め。
暖かい日差し。
そう待っていたのは春の訪れ。
僕の名は「ふきのとう」