十禅寺川改修済み部分撮影 '99年 7月 6日
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十禅寺川は田上山を源にした草津川の支流の小さな川で、私の住んでいる団地の側を通って琵琶湖に注いでいる。
両側は田圃と沼地で小動物の住処になっている、しかし次第に開発が進み小動物の住処を圧迫している。
時々見かけるのがイタチで茶色いほっそりとした体で目の前を横切る時がある。また腕くらいの蛇にビックリさせられた事もある。しかしこの川も改修工事が行われて、川辺が切り立った石積みになってしまった。これでは小動物もたまったものではない。
イタチも蛇もすっかり姿を見せなくなった。
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十禅寺川未改修部分撮影 '99年 7月 6日
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それでも遙かな川底にどろ亀が悠々と甲羅を干しているのが、せめてもの慰めである。
ドイツではこうした自然破壊が見直されつつあり、コンクリートや石積みの護岸を壊して、自然の川岸に戻す工事が行われていると聞く。日本でももう少し自然との調和を考えた、動物にも優しい対策をこうじてもらいたいものである。
バリーは水が大好きである、一度この川へ飛び込み引き上げるのに往生したことがある。少し先へ行くと未だ改修されてない部分が少し残っているが、いずれ工事が行われるものと思われる。
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十禅寺川改修工事現場撮影 '99年 7月 6日
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いよいよ改修工事が始まった、大型ダンプやブルドーザーなどが唸りをあげて、活動し始めました。今度はかなり大がかりで、新しく川を掘って今までの川を付け替えるようです。
今までの川は旧道に沿った狭い川で道路と人家に挟まれ、拡幅できないので、付け替えることになったのだと思います。
川面が見えなくなるほど夏草のの茂った、昔の面影を残していた十禅寺川もこれですっかり改修されて、両岸を幾何学的な石積に覆われた、近代的な川に変身するのももうすぐです。
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