三 十 三 間 堂

三十三間堂

SANJYUSANKENDOU

本堂内陣の柱間が33あることから三十三間堂と呼ばれている。堂内には湛慶82才と時の作、本尊千手観音坐像(国宝)を中心に、後白河法皇が納めた千手観音立像1001体が安置され、両端には風神、雷神像(国宝)がある。

1656年に行われた通し矢で尾張幡藩士の杉山三右衛門が5044本の矢を射通し、「天下一の弓。さすが御三家筆頭の尾張さま」と賞賛を受け、徳川御三家の紀伊藩主、徳川頼宣が悔しがったと言われている。通し矢は三十三間堂の西側の高縁の南端から北端まで、一昼夜に何本の矢を的に射通したかを競い合う。距離は約121mもある。頼宣の命により選ばれた者、吉見台右衛門が6343本、葛西園右衛門が7077本で尾張の記録を破った。しかし、「紀州に敗れるとは、御三家筆頭の名折れ。かねて、弓の上手ときく勘右衛門にやらせよ」と徳川光友が命じ期待に応え8000本を射通した。この記録は当分破られることはなかったが、30年後紀伊藩の和佐大八郎が13053本の矢を放ち、8133本の通し矢に成功、今日まで破られていない。

現在、毎年1月に行われている通し矢は距離約60m、かわいい女の子の矢はそれでもとどかない・・・

This was founded in 1164 at the request of Emperor Goshirakawa. The main statue of the goddess of mercy, Kannon, called Juichimen Kannon, has eleven faces and 1000 arms. It is a National Trasure. Over one thousand wooden statues made by various sculptors under the direction of masters such as Kokai, Unkai, and his son Tankai, are displayed here.

アクセス:京阪七条駅から徒歩5分

拝観時間:8:00〜16:30

拝観料:600円

駐車場:50台

TEL (075) 525-0033

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