五条大橋(ごじょうおおはし)は、京都府京都市を流れる鴨川に掛かる橋。橋上を五条通(国道1号)が通る。下京区と東山区の境界でもある。
橋上からは比叡山などの山を見渡すことができる。
尋常唱歌の牛若丸によれば、五条大橋は弁慶と牛若丸が出会った場所とされる(ただし義経記によれば2人の出会いは清水観音の境内)。橋の西側、河原町通との交差点近くのグリーンベルト内には、その状景を模した京人形(御所人形)風の2体の石像を見ることもできたが、2009年4月に始まった下水道工事のために五条通北側、高瀬川のほとり、扇塚の西側に移設された。
但し、平安時代の五条通は、現在の松原通で、「五条の橋」は、現在の松原橋辺りであった、あるいは鴨川には橋がなく、2人の出会いの地は西洞院であったとも推定されている。
また、橋の西北側には、かつてこの地にあった御影堂(新善光寺)扇にちなんだ扇塚がある。