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金成 陽一
Yoichi Kanari
「赤ずきん」は
なぜ愛くるしいか

  • グリム童話で有名な「赤ずきん」を学術的に考察したのがこの本。民話からペロー、グリム、ベヒシュタインに至るまでの「赤ずきん」の性格設定の変遷や、メルヒェンの分析など、細かな資料にあたっている
  • 分析のみならず、それぞれの時代を反映した「赤ずきん」のパロディを14編も収録する。特にナチズムにおける赤ずきんのパロディは国家社会主義の思想統制を反映する貴重な資料ではないだろうか。
  • 童話に物足りなさを感じたら、こんな考察的な文章を読んでみるのも面白いのでは。いかに「童話」というものが、作られたイメージで出来ているかが良く分かるのではないでしょうか
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