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ライマン・フランク・ボーム
Lyman Frank Baum
魔法がいっぱい!

訳:佐藤 高子
  • ライマン・フランク・ボームの処女作である本書は、様々な理由から名作「オズの魔法使い」よりも後に出版されました。が、内容にはオズの魔法使いに通じるアイデアが沢山盛り込まれていますし、何よりボームらしい作品世界が展開されています。天野喜孝氏の初期の画風のイラストが口絵に限らず、各話についているのがミソ
  • この作品は処女作らしく、オズシリーズに比べて荒削りなブラックユーモアが所々に入っています。ですがその書かれた年代は何と1900年なのです。「オズシリーズ」もそうですが、ボームの作品は100年以上も多くの子供達に夢を与え続けていることになります
  • ボームの作品で一番注目すべきなのは「貧富の差が無い」ことと「人が滅多に死なない」ことです。この作品でも首を切られたり、身体がバラバラになったりということはあれど、ちょっとした知恵で元通りになるなど、それすら笑いの素になっているのです
  • 原題は“THE MAGICAL MONARCH OF MO”=「モーの魔法の君」。「モーの谷」を治める王様と谷をめぐる事件の顛末が、短編で14話収録されています。残念ながらハヤカワ文庫FTでは現在絶版中。古書店や図書館の利用をお薦めします
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