ショートスキー |
ここ数年のうちに流行って(?)きた新しいウィンタースポーツ。ファンスキーと呼ばれることも。一般的に使われているスキー板(身長プラス10p)より短いためこの呼び名がついているそう。短い物は70cmくらい、長い物で120〜130cmくらいかな。どれくらいの長さまでをショートスキーというかは、メーカーによっても若干違うみたいなので詳しいことはお店で確認してね。ただし、一般的なスキー板の短い物や子供向けのスキー板をショートスキーと呼ばないことだけは確か。
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注目すべき点は、別売のパーツをつけることでスノーボード用のブーツでもショートスキーに乗れるって事。昼間はボード、ナイターはショートスキーなんて楽しみ方もあり。ボードって足が固定されてるでしょ、ショートスキーはそんなことないからまた違った面白さがあるのだ。
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ショートスキーは大抵のモデルがスキー用ビンディング(スキーブーツを止め付ける金具のこと)があらかじめ装着されているので値段の割に安くてお薦め。
私が使っているショートスキーはSALOMON社のSNOWBLADEという長さ90cmのモデル。価格はオープン価格だけれど、大体メーカー希望価格が3万円、神田のスキーショップなんかでその1割引くらいの値段で売られてます。(ただしスノーボード用ブーツの場合には別売のビンディングが必要なので+1万円くらいかかる。2000年モデルまでは販売されていることを確認)シーズン遅れの商品価格に関してはお店に聞いてみてね。 体験談としては12月にお店に買いに行っても品薄でろくな目に会わなかったですね。やはり11月の半ばくらいには手に入れるつもりで、早目に動いた方が望み通りのモデルをゲットする近道でしょう。これはスキーに詳しい人に教わったやり方だから間違いはないはず。後はスキーショップの人とお友達になっておくと早目に情報が入ったりすることも。Let's Try! |
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●操作性の良さ ショートスキーの面白さは何と言っても動きやすいこと(=操作性の良さ)に尽きるでしょう。ボーゲンの出来る人ならまず問題なし。ほら長いスキー板に乗る時って、ちゃ〜んと重心が正しい位置に乗ってないと左右の板の先、もしくは板の後ろ同士が絡んで転倒しがちでしょ?ところがショートスキーの場合は板自身が短いので、重心が多少ずれても板の絡みようがないのですよ。 (あくまで多少。本当に重心がずれているとすっ転びます) だから初心者の方でも「スキーで滑る、曲がる、止まる」という動作が楽しめるという寸法。最初慣れないうちはストックを持った方が安心だけど、体重移動に慣れてしまえばこっちのもの。ストックもいらなくなっちゃうのだ。両手を「飛行機ぶんぶん」のように伸ばして身体を山側に傾ければスムーズに曲がれちゃう。(これって「カービング」といってきちんとした姿勢だとかっこいい滑り方だったりします。) |
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●持ち運びが便利 それともう一つの利点をあげると、とにかく運びやすい。長い板で電車に乗ると大ヒンシュクをかうけど、横幅が1m位の大きなスポーツバッグであればショートスキーはすっぽり収納されてしまうのだ。これってすごい事でしょ?もちろんゲレンデへ行く時も長い板のように重たい思いをすることはなし。気軽に持ち運びがOK。「ゲレンデの真ん前のホテルに泊まればそんなの関係ない」ってツッコミはなし。そんなとこ高くて泊まれません。差額の分滑る!(^^;) |
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●トリックスキー また、自分はパラレルだってなんだって出来るという方には、一つ上いく楽しみ方を。それはトリックスキー。ゲレンデで見かけたことありませんか?くるくる斜面を回っている奇妙な人を。そう、ショートスキーはその短さゆえに片足で滑ったり、360°回転しながら降りて来たり、ワンメイクジャンプなんかも出来るのだ。私の板(90cm)ではちょっと頑張らないとダメだけど、短いモデルの中にはハーフパイプでのトリックジャンプも出来るタイプが販売されてるから、チェックしてみる価値あり。 |
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●「正しい滑り方、転び方」全てはそこから ゲレンデによっては、ショートスキー講習会を設けているところもあるようです。が、その数はまだまだ大変に少ないといえます。もちろん簡単に楽しむためのショートスキーなのですが、それも「安全に滑れる]という基本があってのことです。まずは「正しい滑り方、転び方」を身につけてください。全てはそこから始まります。 |
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●捻挫や骨折の可能性 これはスキーと同様ですね。ショートスキーも無理をすると大怪我につながります。また普通のスキービンディングには、一定以上の加重が加わるとビンディングがスキーブーツを外してしまうリリース機能がありますが、ショートスキーのビンディングにはそれがありません。ということは無理な姿勢で倒れると捻挫や骨折の可能性があるのです。 以前メーカーの宣伝で「短いから怪我の心配がない」という内容のラジオ番組を聞いたことがあります。ですが、ビンディングが外れない以上、転び方によっては思わぬ怪我をする場合があることを念頭においてください。 |
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●トリックスキーの危険性 文中でトリックスキーをお薦めしていますが、出来れば楽しいトリックスキーも失敗すれば骨折などの怪我や脳震盪を起こす可能性が非常に高いのです。あくまで自分のレベルに合わせたスキーをしてください。特に360°回転の時は後ろ向きになった瞬間にスキーが雪に食い込み、背中から雪面に叩きつけられる場合があります。この時には後頭部を強打することが多いので要注意です。スノーボード用のヘッドパットやヒップパッド(ヘアバンドや五分丈のスパッツの中にウレタンなどのスポンジが入っている物。スノーボードを扱っているお店で購入できる。)などで頭部や臀部を保護することが怪我防止に有効です。 |
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●選ぶポイント 選ぶポイントはズバリ「形」。ショートスキーの動きやすさは形がそのまま影響するんです。このところスキーの主流はカービングスキーと呼ばれる「おしゃもじ」みたいな形をした板だけど、この形が操作性の良さにつながるから不思議。理論的にもちゃんと説明できるけど、小難しいことは抜きにして「おしゃもじ型はよく曲がる」って覚えてね。 という訳でご予算もあるでしょうが、予算内で出来るだけ「おしゃもじ型」の物を選ぶのが「後悔しないで長く楽しめる」ポイント。あと実際のところ高い価格帯のものは、それでもやはり滑走面の材質が良いので滑りやすいんです。これホント。 |
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●長さの選び方 「長い板では足が絡む」とか、「とにかく自由に曲がりたい!」という方には、1m前後位のショートスキーがお薦めになるかな? その辺りの長さだと適度にスピードも出るし、トリックもかけられるし。。。大きいバッグなら収納できてしまうものね(経験者談)。 私のレベルで言わせてもらえば「1m以上は扱いにくい」んです。絡みやすくもなりますしね。 逆に「トリック命!」なんてチャレンジャーな方はもっと短い80cm台の板がお薦め。そう、板の長さは滑るあなたが「どんな滑りをしたいか」でどんどん変わる物なんです。まずは「滑りたいイメージ」を持つこと。それが伝えられれば、ショップの店員さんも親身になって選んでくれるはず。 |
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