ワートリ 224話感想





ジャンプスクエア9月号、ワールドトリガー224話の感想、長文版です。

戦闘シミュレーション2日目。ユニット数が各自3ユニットにヘルプユニット2体、合計14ユニットに増えました。
しかし、渦中の人、水上敏志は「ノータイムで指せばいけるやろ」と動じません。アオリで「水上にだけ不利な状況!!」と書かれていますが、当人は全然そんな感じはしないですね。
一応、「問題は明日やな この感じでいくと明日は19体 ……いや24とか25の可能性もある そうなるとさすがに……」と考えてはいますが……
でも、水上先輩ならしれっと、この日の作業時間が終わった段階で、「明日は戦闘シミュレーションの特別課題がある」って、さもその時点で情報が届いたかのように言い出しそうですよね。
あるいは、戦闘シミュレーションのことを黙っていたことを明かしたうえで、成果を示して不満を抑え込むかだな。
どちらにしても照屋ちゃんが爆発しそうな気がするけど……どっちに転ぶかな。水上先輩に負けずに戦闘シミュに結果を出してやる!って逆に奮起するかもしれないし。

そして、北添4番隊では、きっくちーもユニットが増えることを予測していたことが判明。さすがA級!
「だから戦闘シミュはもうこれでいいんだよ」っていうのは、トリオン量である程度勝負が決まっちゃうから、そこで差をつけようとは考えない方がいいってことかな? 勝てるチームに堅実に勝ち点を稼いでいけばいいと。差がつけられるのは特別課題の方だと。
「今日特別課題が出たらぼくがやるからねゾエさん」と宣言するきくっちー。かわいい。
最初の頃はひたすら不機嫌そうな顔しかしてなかってけど、こうやってぶいぶい言わせてるのを見ると大丈夫そうな気がしてくるね。
(あ、今気づいたけど、きっくちーのシャツのワンポイントって、さるぼぼ? かわいい)
遊真さんは、ここの「ふむ?」だけですね、今回のセリフ。寂しい……
半崎くんはできる荒船隊長のチームなので、「指揮はろくろーさんがやるルールじゃないんすか?」と指摘。マリオちゃんは「そこはあんま関係ないやろ うちのイコさんとか隊長やけどぜんぜん指揮してへんで?」と言ってますが…… ろっくんの顔色がますます悪くなってますよ。
半崎くんに「自信あんの?」と訊かれたヒュースは、「理屈の通った連携で攻めて来る相手…… 来馬隊 古寺隊 水上隊 村上隊あたりは 引き分け以上にはできると思う」と発言。さすが職業軍人。
「水上隊も……!?」と驚かれ、ヒュースはトリオンの総量で有利だからと説明。あ、ここでろっくんがうつむいていた顔をあげていますね。自分が隊長としてふがいないということよりも、チームが勝てる可能性の方に気持ちが向けられるのはいいと思うぞ!
ユニット数が増えるほどトリオン総量の差は大きくなるので、『削り合い』で有利になるのですね。なるほど。
でも、香取隊は葉子ちゃんの動きが読みにくいから、余裕勝ちか大負けの両極端になるのかぁ。ここ、自分の隊長である諏訪さんのチームの不利な点を自然に指摘できちゃう日佐人くん、日頃の諏訪さんの教育のたまものなのでしょうか。のびのびと柔軟に育てられてるのね。
そして、マリオちゃんに「そしたらヒュースが自信ある組み合わせだけヒュースに任せたらええやんか ややこしく考えんとできる人がやったらええねん」と言われ、また青ざめてしまうろっくん。顔に出すぎやで……
ヒュースは「……隊長の『指示』ならオレはやってもいい」と、判断はろっくんに任せます。こういうとこ、真面目で筋を通すヒュースらしいですね。ろっくんには救いになってるし。
しかしヒュース、修くんには「妥当性のない指示には従わない」とか言ってたのにね。試験だからかもしれないけど、最初からろっくんのことは隊長として立ててるよね。

諏訪7番隊では、共通課題スタート。
修くんは、昨日の夜もメモ帳で残業していて、かなり遅れを取り戻したようです。そして、諏訪さんが昨夜のうちに水上先輩のことを開示していたら、残業は出来なかっただろうと思い至ります。それだけが理由じゃないかもしれないけど、さすが諏訪さんの裁量ですね。
戦闘シミュは、ユニット数が増加したので勝利条件が変わり、3体以上の差がつけばユニット数の多い部隊が勝利に。隠岐先輩が「これやと昨日より引き分けが増えるかもなあ」と言ってますが……あ、きっくちーが「戦闘シミュはもうこれでいい」って言ってたのはどうせ引き分けが増えて差が縮まるからってことだったのかな?
水上9番隊は、水上先輩が個室にこもって集中すると宣言。今日も1人で戦闘シミュをやるんですね。照屋ちゃんが疑いの眼差しを注いでますが。
柿崎3番隊では、ヘッドセットを付けた上からヘルメットを被った太一くんが、元気に「ラジャーっす!」と……
よかった、瞳に輝きが戻ってそう……
さて、諏訪7番隊の最初の戦闘相手は北添4番隊。ゾエさんが爆撃し、それを海くんが護衛する戦法で、爆撃対策でシールドを広げてると外岡先輩ときっくちーが攻撃してくるということです。結果、爆撃で修くんのユニット2体がやられてしまうものの、諏訪さんの先読みショットガンできくっちーを倒したり、葉子ちゃんと隠岐先輩とヘルプユニットの連携で、3体差で何とか勝利。ヘルプユニットは嵐山さんが入っていますが、もう1体が誰かわかりませんね。あ、諏訪さんも1体減ってる。ゾエさんの方はとっきーがヘルプユニットで入っていますね。
第2試合は来馬5番隊に敗北。弓場ちゃんに修くんが豪快にぶち抜かれてますね。ヘルプユニットには里見先輩がいます! 弓場ちゃんと連携できてよかったね! 諏訪7番隊の方は駿くんがヘルプユニットで入ってますね。何気に弓場ちゃんた3体生き残ってる! こそ練の成果が出てますね!
第3試合、水上9番隊にも敗北。また連撃でガンガンやられてますね。葉子ちゃんが水上先輩の首を吹っ飛ばしてますが。ヘルプユニットは、諏訪7番隊はとっきー。水上9番隊は佐伯先輩と宇野先輩が入ってますね。
第4試合、村上10番隊には引き分け。葉子ちゃん、今度は鋼さんの首を吹っ飛ばしている〜 ヘルプユニットは、諏訪7番隊が佐伯先輩と嵐山さん、村上10番隊はさとけんが入っていますね。
第5試合、二宮8番隊には大差で敗北。みんな豪快に吹っ飛ばされてますね。二宮さんかな? ヘルプユニットは、諏訪7番隊は宇野先輩と佐鳥くん、二宮8番隊も同じかな?
ここで、ユニット数が増えたことで強い駒の連携が強力になるも、弱い駒が作る隙や弱点も増えてしまっていることを確認する修くん。「たしかにこれは…… ユニットや数字以外のところで差をつけないと勝ち星は増えない……」と考え込んでいますが、これをひっくり返せるネタってなかなか厳しいですね。今の時点では全然思いつかないですよ。
第6試合、古寺6番隊にも敗北。ガンナーの連撃でやられちゃってますね。ヘルプユニットの嵐山さんととっきーにガンガンやられてます。諏訪7番隊のヘルプユニットは、佐伯先輩とさとけん。結構こまめにヘルプユニットを替えている感じですね。これもいろいろ試しているのでしょうか。
しかし、相変わらずこのユニット、何とも言えない半笑いで表情でやられてますね……
ここで特別課題。B級ランク戦で三つ巴、四つ巴以外の新しい試合形式を考えなさいというテーマで、諏訪さんが担当することに。普段からそういうこと考えてそうだし、修くんには勝てるネタを考えさせるのを優先したってことですかね。
「こいつは俺がやっとく」と言ってヘッドフォンを外す諏訪さん、超絶かっこいい上司感がありますね!
その間、第7試合は歌川1番隊に敗北。駿くんがヘルプユニットで入って、歌川先輩と一緒にアサシン部隊になってるみたいですね。遊真さんと漆間先輩は3体全部生き残ってる! つおい! 諏訪7番隊は嵐山さんが入ってますね。
休みが入って、第9試合は若村11番隊に勝利。ろっくんが2体倒されてますが、見えないところでもう1体も倒されて全滅しちゃってるみたいですね。ヒュースは葉子ちゃん3体に囲まれてやられてる! 葉子ちゃんの動きが読めないとはこういうことか。ヘルプユニットは、諏訪7番隊は嵐山さんとさとけんですが、若村11番隊はわかりませんね。
しかし、ここで既にやる気が落ちているっぽい表情の葉子ちゃん。ろっくんのことめっちゃ気にしてるやん!
続いて、王子2番隊には引き分け、柿崎3番隊には引き分けで、戦闘シミュは終了。2勝6敗2分けで9位タイです。
順位表が出ていますが、トリオン総量ぶっちぎりの二宮8番隊が7勝0敗3分けで1位で、圧倒的ですね。でも、引き分けにできたところも3チームあるのか。2位は水上9番隊で、5勝0敗5分け。以下、3位来馬5番隊、4位歌川1番隊、5位村上10番隊、6位古寺6番隊、7位王子2番隊、8位柿崎3番隊、9位タイ北添4番隊、10位若村11番隊。
諏訪7番隊の総合順位は7位へ上昇。6位の歌川1番隊との差は66ポイント。場合によってはもっと順位を上げられるかもしれませんね。
そして、諏訪さんが振り返りを始めようとしますが……葉子ちゃんがぱたっと机に突っ伏してしまい、「……なんか ……急にやる気なくなったわ」と言い出します。この前のページで、葉子ちゃんは華さんがいる北添4番隊が総合10位、ろっくんの若村11番隊が総合11位なのを見てるんです。自分がいくら頑張ってもチームメイト2人には何のいいこともないと思ってやる気を無くしちゃう葉子ちゃん……かわいいね! こんなに葉子ちゃんをかわいいと思う日が来るなんて、ランク戦の頃は予想だにしなかったわ。葉子ちゃん自身はそんなに変わってないのにね。これも遅効性か。
ここ、宇井ちゃんが「ん? 香取どした? つかれた?」って訊いてるんですが、苗字呼び捨ては意外だった。でも、そう言えば小南せんぱいと宇佐美先輩もそうか。
修くん、葉子ちゃんがやる気をなくした理由に全然気が付いてないっぽいですが、大丈夫ですかね。
修くんが葉子ちゃんをうまくさばけるかが諏訪7番隊のキーポイントになりそうなんですが……
というところで、以下次号です。

修くんは、チームメイトたちのことはあまり心配している様子がないですが、それぞれ頑張るだろうと割り切ってるんですかね。自分よりも強いメンバーばかりだし。
そういう、割とドライな修くんが、葉子ちゃんのチームメイトへの感情をちゃんと理解できるか……知力とは関係ないところで試されることになるかもしれないですね。