2001.6.23 「RUSH!」初日舞台挨拶


 渋谷シネアミューズで本日より公開の映画「RUSH!」。元一世風靡セピア、Vシネマの帝王哀川翔さんが主演&プロデュースで、しかもギバさんが出演するとなれば観るしかないでしょう! 初日は舞台挨拶があり、ギバさんもいらっしゃるとの情報を聞き、朝6時15分集合を決めたのですが……

 はっきり言って、今日は運勢最悪の1日でした。

 目覚ましをかけたのは4時半。ふと目が覚め、何時かなと思って時計を見ると……5時30分!?
 どうやら目覚ましをかけ間違えたよう。大慌てで支度をし、起床後15分で車に飛び乗り、普段は30分の道程を15分で飛ばして駅到着。朝食にはロールパンをビニール袋に入れて持って行き、信号待ちの間にかじってました。それでも待ち合わせには到底間に合わない時間だったので、友達に間に合わないコールをかけました(T T)
 映画館到着は6時45分頃。既に列は出来ていて、狭い階段に並んでいるために友達を捜しに行くこともできず、一人さみしく待つこと約1時間半。整理券の発券が始まり、列が動き始める。私の整理番号は96。この時点で既に負け決定。
 その後友人を合流することはでき、入場出来る時間までマックで時間つぶしをすることに。朝マックが私の昼食。おしゃべりをしている間に時間はあっという間に過ぎ、少し早めに映画館に戻ることに。2回目の上演の整理券が残っていたら買っておこうと思ってのことだったのですが、残っていたものの番号は既に105番……負け決定パート2。
 パンフレットを購入し、更にいろいろ話しているうちに列をつくり始める案内があったので、私はまた一人で後ろへ……(T T) それでもちょうど友達の隣りが一つ空いていたので一緒に座ることができました。位置はスクリーン向かって右側、後ろから4列めくらい。館内は思ったより狭く、これならそれほど距離感を感じないかも……と、期待に胸をふくらませながら、まずは映画です。

 ネタバレになりますので多くは語りませんが、この映画はすごくおもしろいです! テンポがよくて勢いがあって、笑えるところも不条理っぽいところも全て楽しめます。時間軸が複雑に入り乱れているので、1度目は先入観なしに観て「?」気分を味わって、2回目に「ああ、そういうことかー」という納得感を味わっていただきたいと思います。そう、少なくとも2回は観るべき! 実際2回観た(しかも続けて)人間が言っているのですから間違いはありません!(実は2回目は寝不足で限界で、ギバさんの出ないシーンは目をつぶっていたんですけどね(^^;))
 そして。ギバさんがすごくかわいいです! さっすがギバさんを知り尽くしている翔さんのプロデュースというだけありますね。見事なキャスティングです。そして、瀬々監督の撮り方がまた素晴らしい! アップは多いし、表情をじっくり映してくださるし。もう必見ですよ〜

 さて、舞台挨拶です。1回目は映画を見終わった後、2回目は映画の前でした。
 記憶力の乏しい私はどっちがどれだったかをきちんと覚えていられなかったので、まとめて報告させていただきます(--;)
 登場は左側にある出入り口からで、2回目の上演を待っていた方々はスタンバってる出演者の皆さまの姿を見ることができたそうです。右側に陣取っていた私達はとても遠かったですが、入ってくる皆さまをしっかり見ることはできました。2回目のときは左側の一番後ろで、かえってよく見えなかったのです(T T)
 登場の順番は、まずは瀬々監督、ヒロインのキム・ユンジンさん、主演&プロデュースの哀川翔さん、我らが柳葉敏郎アニキ!、謎のプロレスラー役ハニホー・ヘニハーさん、最後がテーマソングを歌っていらっしゃる川村結花さん(このお方に足を向けて眠れない覚えのある人は踊る界にはたくさんいるはず……)。
 今日のギバさんのお姿は、黒のスーツに白いシャツ、ノータイ。最前列情報によると、革靴なのに靴下ははいていなかったそうです。謎……(みんなで理由を想像してみましたが、終わったら速攻スニーカー説が私的にはイチオシですね)
 皆さんがおっしゃってましたが、翔さんは自分の出番がない日でもいつも撮影現場に足を運び、「あたたかい眼差し」で見守っていてくださったそうですね。翔さんってやっぱり男気の塊というか、妥協をしない方ですね。その生き方がかっこいいよ!
 裏話的なことでは、翔さんは「この映画をやるにあたって絶対くどきたい男」ということでギバさんの自宅を訪ね、午前2時から5時までかけて話し合ったそうです。ギバさんはやりたい役を第2候補まであげて、今回演じた島崎さんは2番目だったとか。(1番目が何だったか気になるところです。大杉蓮さんが演じられた悪徳刑事役というのが大方の予想ですが、いきなり主役をやりたいとか言ったのかも) でも、あの役はギバさんじゃなきゃできなかったでしょう。と言うか、まさしくあれはアテ書きですよ、アテ書き! 「RUSH!」と「チャイニーズディナー」を観れば、ギバさんの魅力の全てがわかる!……かも。
 ご本人のコメントとしては、昔一緒に戦っていた僚友と、また新しい場面で一緒にやって、友として、自分ができる最高の力を出したと思うというようなことをおっしゃっていました。言葉選びもこんな感じだったと思います。
 そして、翔さんの次の作品にも必ず協力すると約束しておられましたね。期待してますよ!
 個人的にちょっと付け加えたいのが川村結花さんのコメント。初めて映画の主題歌を手がけられたそうで、台本をもらって最初にかいた曲はちょっと悲しい感じの曲だったそうです。でも、締め切りの直前にぱっとインスピレーションがわいて曲ができて(ご本人さまは「お迎えがきたみたいに」とおっしゃっていました)、それが今回の主題歌なのだそうです。明るめで結構アップテンポ。詩も映画に合っていていい曲なので、是非じっくりお聴きになってください!(私は速攻でCD買っちゃいました。というのも、最初に買ったパンフレットをなくてしまったんですね。それで2回目の上演が終わってから改めて買って、その時一緒にCDも購入しました。なかったら捜しに行くつもりだったのですが。売店に翔さんの自伝などもありましたよ。要チェックです)

 私のヘタレな記憶力ではこれ以上書くと間違いのもとになりそうなので、この辺で舞台挨拶については一区切り。
 さて。2回目の舞台挨拶が終わって映画が始まる前に、友達は用事で帰ってしまいました。私としては、せっかくお金を払っているのだから観ない手はないと思い、そのまま残ることに。寝不足で(思えば今週は残業続き。最高記録は午前2時だったという……)ときどき意識が遠のいてましたが、ギバさんの出る場面ではばっちり目を開けて最後まで鑑賞。いろいろ謎だった部分もわかってきたような気に。でもやっぱり複雑…… 最低2回は観なきゃダメですね、この作品は。
 それから前述のように主題歌「Festa」のCDと2冊目のパンフレットを購入し、一人だから帰ろうかと思っていたところに別口の友人と行き会い、焼き肉を食べに行くのに合流させていただくことにしました。(「RUSH!」を観ると焼き肉が食べたくなるのです)
 結局焼き肉屋さんはまだ開いていなくてお好み焼きになったのですが、メニューに焼き肉もあったので結果オーライ。いろいろとお話しし、舞台挨拶のときのお写真も(そう、カメラOKだったのです! 知らなかったよ……)たっぷり見せていただいてしまいました。これは不運続きの今日にあって唯一のラッキーでしたね。

 しかし、最後にもう一つの不運が私を待っていました。
 朝、とても急いでいたので、いつも使っているコインパーキングよりも駅に近いところに車を停めたのです。近いだけあって、そこはいつものところよりも高く、午前6時から午後7時まで停めていた私の駐車代は5,600円……しかも1万円札と5千円札は使えず、明日のためにとっておいた千円札を出す羽目になってしまいました。
 やー、今日はほんとにツキに見放された1日でした。まあ、あんなに素晴らしい映画を観られたからにはお釣りがきますけどね!

 蛇足。「Festa」のカップリング曲、「Z・O・A」もよいです。夏の新刊はこれでいきます。


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