2022年12月号
今月のひと言。ライト点灯!
いよいよグラウンドにライトが灯り、大喜びの西浦っ子たち。はしゃいで走り回っているのは9組メンバー……かと思ったら、みんな走ってるみたい。無邪気だなぁ。
でも、あいさつはきっちり。モモカンの「ありがとうございました!」に続いて、「した!」と野球部流省略あいさつ。
そして、千代ちゃんとお母さんたちがつくってくれた豚汁とおにぎりで栄養補給。おにぎりの具は、田島、泉パイセン、巣山君がたらこ、栄口君と三橋はしらす、沖君はシャケ、花井キャプと阿部は梅……坂道奪取は身が軽い方が有利なのかな?
1年生は全員梅ということは、下剋上は起こらなかったということですね。まだ差は大きいんだな。ハマちゃんたちにも梅おにぎりが。うれしそう。
ライトのおかげで「見ろ! たらこの色がわかる!」と感動する巣山君。「ほんとだー 色が見えるとうまそうだな」と田島。「明るいってすげえ!」と泉パイセン。
その様子を見ながら、「よかったなあ 冬なんか5時で限界だったもんなあ」と、おにぎりをもぐもぐしながら涙ぐむハマちゃん。野球部愛がうかがわれる一コマですね。
おいしく完食し、片付けをして合宿終了です。
お母さんたちは志賀先生の講義を受けて、「そのまま一緒にお店行きますんで」と言うことは、以前も早上がりの日にやった飲み会ですね。花井母がモモカンが看護師だったという情報を聞き出した時のあれだ〜
西浦っ子たちは、合宿を締めくくるモモカンのお言葉を聴きます。
明日は春休み最後の日で休養日で、「明後日から春大に向けてみっちりやってくのでしっかり体を休めること!」とことです。ゲームで夜更かしとかしちゃ駄目なんだぜ、栄口君!
千代ちゃんからは、お揃いでエナメルバッグとウインドブレーカー、練習試合用の第2ユニフォームと移動用のポロシャツをつくることをお知らせ。やっと野球部らしくいろいろそろってくる感じですね。
時代は進歩しているので、ラインでデザイン案を送ってアンケートをとって、一番多く票が入ったデザインで決めるのですね。有能マネの千代ちゃんがサクサク進めてくれています。
そして、千代ちゃんから1年生に向けて、「入学式終わって教室に行ったらまず 自分が野球部員なことそしてマネージャーを募集してることをアピールしてください」とお達し。「部活の勧誘は初動が勝負です 新オリでは遅い 自己紹介の時や隣前後の席の子など とにかく早く! マネージャーを勧誘してください!」と、すごい圧です。1年生たち、完全に気圧されていますね。モモカンも圧倒されている節があるな。田島と栄口君は平然としているけど。
合宿は終了となり、帰宅の途につく西浦っ子たち。話題は組替えのことに。
「クラコミに来たよな」ということですが、欄外の説明によると、クラコミとは学校と生徒・保護者との連絡に使われているアプリだそうです。は〜、時代は進んでるんですね。
三橋がしょぼんとしていることに気づき、「9組楽しかったもんな」と声をかけてくれるハマちゃん。ぼあっと泣き出す三橋。
「でも2年からは文系理系でわかれっからさ」とフォローしてくれる梶山さん。田島も三橋も理系選択で、たぶん阿部もそうでしょう。梅原さんも、「同じ部のヤツは固まんないようにされるけど 5クラスでキレーに散らされてもどの組にも野球部が2人以上いるんじゃない?」と説明してくれます。
「じゃあ 誰かとは一緒になれそうだな!」「うん!!」と明るく言い合う田島と三橋。元気が出てよかった!
……そうすっと、三橋と阿部が同じクラスになりそうな予感がするなぁ。それか、三橋と花井キャプが同じクラスで、世話を焼き続けることになるかも。
でも、ハマちゃんたちが帰った後、田島が「オレ来年は文系にするかも」と言い出します。その理由は、「大学は野球で行く気だけど もし何かで推薦取れなかったら一般入試で行くことになる そん時理系じゃ野球部入れないから文系で受験しなきゃなんない」とのことです。そっか、理系は実習とかあるからかな? 埼玉大学は理系でも野球部に入れるんだ。そんなコアな情報が出てくるとは、さすがおおふりですね。
西浦のモデル校はそれなりに進学校なので、西浦も同じレベルなら、そこそこの成績が取れていれば埼大には行けると思います。でも、田島は野球以外は残念そうだからな……
「お前だって大学でも野球やるだろ?」と、田島が三橋に尋ねたところで、以下次号です。
三橋はどう答えますかねぇ。以前、できればプロになりたいと考えていたと思うけど……
阿部と「あと2年」という話をした時に、大学は同じところには行けないだろうと思っていたから、大学に行く気はあるみたいだし、行くなら野球はやると思うけど、まだ具体的には考えてなさそうですよね。
一方、田島は野球に関することはがっちり考えてるんだよなぁ。こういうとこ、普段の無邪気な感じとギャップありますよね。
しかし、そういう話は阿部も入れてやってあげてほしいな。案外、三橋と同じ大学に行くプランを練ってるかもしれないぞ。
来月号は単行本作業のために休載のようですね。後2ヵ月待たねば!
2022年11月号
今月のひと言。花井のくじ運がこれで終わるはずがねぇ!
花井キャプと副キャプ阿部が抽選会に行っている間、残った西浦っ子たちは練習続行です。
1年生たちはランニングでバテていますが、2年生たちは余裕ですね。しかも、少し休憩したら3周目! 何とかついて行こうとするも、遅れがちになる1年生たち。4周目はバテている一年生を二年生が背負ってランニング。三橋も1年生投手の堀井くんを背負ってますね。たくましくなったね!(武石くんと中崎くんが自力で走るように指示されたのは、体が大きいからかしら……)
それが終わると、さすがに2年生たちもバテてました。千代ちゃんの「おつかれさまでしたー」がしみるね。
でも、次の瞬間には「休憩10分したら 今日の勝負は地獄阪のタイムアタックです」という容赦ないお言葉が。でも、みんな「あすっ」と元気な返事。回復早いね!
そして、今日から1年生も参加するというタイムアタックですが、おにぎりの具を決めるための勝負なんですねー。そう言えば前からやってたね。
この地獄坂ですが、学校の入り口から校舎に続く坂かしら? それだと「遅刻坂」という名称もあるらしいですよ。ギリギリ間に合いそうだと思っていても、この坂道で減速するから遅刻してしまうという恐ろしい坂だそうです……
千代ちゃんが「順位は学年ごとにする?」と提案しますが、1年生の子が「いえ! 全体でお願いします!」と言い出します。理由はポジション争いは学年関係なくやるから。向上心あるね! この子は田島の後輩の荒シーの子ですね。遡って名前を確認してみたら大之江くんでした。
さて、抽選会に行った花井キャプと阿部は、阿部のシニアで一緒だった他校生と遭遇。その子によると、阿部はシニアの同学年LINEグループから抜けてしまったという……本人は捕手連にいるからいいと主張しているようですが、花井には「高校野球のチームメイトは一生のトモダチになるって聞くけど 阿部とは離れてしまうかもなあ……」と嘆かれております。
まあ、阿部ってそういうヤツだよね。ドライというか、効率主義というか……でも、それなりに西浦の仲間のことは大事にすると思うんですけどねー。
場面は西浦に戻り、日が暮れてきました。
花井キャプと阿部が帰って来たのを、いち早く気付く田島。グランド整備中ですね。
1回戦はなしで、2回戦で川口南と志木工業の勝者が相手。両方とも初対戦ですね。1回戦なしはシードだからで、花井のくじ運とは関係ないのかな……しかし、こんな普通に結果で収まるとは思えないんですよね、花井のくじ運が。3回戦にとんでもなく強いところがくるとか、そういうオチかなぁ。
「うおーい! 公式戦楽しみー!」と、満面の笑顔の田島。私も楽しみだよ!
すると、花井母が「何日?」と訊き、花井キャプが「12日」と答え、「平日か! さーみなさん有休使う日が決まりましたよー!」と保護者の皆さんに呼びかけ。応援とか、送迎とか、さし入れとかあるもんね。運動部の子を持つ親は大変だ!
そして、いよいよ照明が設置されたようです。いったん電気が全て消され、真っ暗に。
「さん! にーい! いーち!」とカウントダウンされたところで、以下次号です!
来月は照明が灯ったところから始まるのですね。みんなのアルバイト代の結実、感慨深いですね。
さて、次の試合が始まるのは何号先か。できるだけ早く読みたいところですね。
2022年10月号
今月のひと言。校歌登場!
抽選会はまだ引っ張られております……
久しぶりに、ハマちゃん、梶、梅、応援団3人衆の登場です! ハマちゃんはユニフォーム着てるけど、梶山くんと梅原くんは普通のTシャツ姿でラフですね。
新入生が入って来たことに喜ぶハマちゃんがかわいいですね。そして、そのうちの二人は泉くんの後輩だから、必然的にハマちゃんの後輩でもあって……
「オレら1年時のキャプテンだった」「え? 2年でキャプテン?」「いや………」と、微妙な会話。さすがにダブりのことは言いにくいよね。
そこへ、「は はまちゃん オレだぢ もう 同じクラスじゃないんだああ」と、だばだば泣く三橋がいきなり乱入。
「えっはっ浜田さん 今年も……!?」と青ざめる花井。
説明中、三橋が泣いているのに驚いている堀井くんと、微笑ましく見守る梅原くんがいい味出してますね。
ハマちゃんはちゃんと2年生になれてました! よかった!
混乱が収まって、ハマちゃんが「ところで花井 埼玉は試合勝った後球場で校歌斉唱しないじゃん?」と訊きます。そうなんだ! テレビで埼玉県の高校野球見たことあるけど、それは気が付かなかったわ。
「だからこれは 甲子園行って歌うための練習だよな?」と、真顔のハマちゃん。
花井キャプは一瞬言葉に詰まりますが、「はい!」と元気に答えました。その後ろでうれしそうな水谷がかわいいね。田島も満面の笑み。三橋はまだ泣いてるけど。
一年生も一瞬ピリっとしましたね。
親切なハマちゃんは、歌詞カードも用意してきてくれました。そして、「さすがにメロディーはわかるよな? ……ダメ?」という状況なので、「おーし オレらが1回歌うから覚えてなー」と、至れり尽くせりです。
ちょっと恥ずかしそうに歌ってくれる梶梅にも注目!
この歌詞は以前募集してたヤツかな? それともひぐち先生がおつくりになったのかしら? 欄外に何も書かれていないので、モデル校の校歌そのものではないだろうと思いますが。
ちなみに、校歌に公明が入っていないのは「西浦が設立当時女子高だった頃の校歌そのままみたいよ」と説明していますが、これはモデル校と同じ歴史です。第二女子高だったんです。第一女子高は現存しています。
照れつつも頑張って歌っている西浦っ子たちがかわいいですね!
校歌の練習を聴きながら、「オレらも後輩いたほうがいいのかな」と言い出す梅原くん。ハマちゃんは「いわゆる応援団じゃないからなァ 野球部の応援しか行かねェし」と乗り気ではありませんが、「オレたち来年はイネーからな」と言われてグッと言葉に詰まります。
でも、「野球部の応援て普通はスタンドの部員がやんだよね」ということでした。確かに高校野球をテレビで見ていると、部員が応援してますね! 甲子園に行くような学校はブラスバンドやチアガールがいるところが多いだろうけど。
「だからまあ… 来年はベンチ入れなかった部員とやるよ」と、ハマちゃん。つまり、卒業するまでハマちゃんはずっと応援してくれるってことですね!
そして、「時間あったら応援の応援に行くよ」と梶くん。友情だね〜
ここで、車でやってきたのは阿部父。校歌を知っているということは、阿部父も西浦出身? 高校野球オタクだからかと思ったけど、西浦は軟式だったから予選にも出ていなかったはずですからね。
「やあどうも!」と、また”どおっ”という独特の擬音とともにグラウンドに現れる阿部父。ライトを立ててくれる業者さんを案内してきてくれたようです。田沼さん。
今日から使えるようにしてくださるということで、「花井君!」というモモカンの呼びかけで、すぐに察して部員たちを整列させる花井キャプ。そして、「よろしくお願いします!」「あす!」と声を合わせて一礼。
阿部父は慣れているようですが、慣れていない業者さんはビリビリしちゃってますね。
グラウンドは使えないので、選手たちは移動。「筋トレと外周だよー いっしょにやろうよー」とハマちゃんを基礎練習に誘う田島。かわいいフリして凶悪…… 「点灯式見てけよー」とも言われ、「そだなー 体力作りやってくか」と巻き込まれるハマちゃんたち。
そして、ようやく花井キャプと副キャプテンの阿部は抽選会へ。もう一人の副キャプテンの栄口くんがまとめ役で残ります。この配置は絶対逆にはならんね。
外周のランニングを始めますが、一年生たちは「はっや!」「このペースでどんだけ走んの?」「ランニングの速度じゃない」「足が合わない〜っ」と、ついていくのが大変な様子。やっぱり、1年間モモカンの指導を受けてきた二年生たちとは差があるようですね。
一年生たちはハアハアしていますが、ゴミ拾いをする余裕がある二年生たち。
水分を摂って、2周目へ。ここでハマちゃん、梅原くん、梶山くんは「行ってらっしゃ〜い」と離脱。「知らん間に次元変わってね?」とは梶山くんの弁。
西浦っ子たちの進化は目覚ましいようですね。
来月はいよいよ抽選会かな? もう待たされ過ぎて予想もつかなくなっちゃってますよ〜
武蔵野第一の現状が一番気になりますが、桐青も見たいし、美丞も気になりますね。どこがくるのかなぁ。
2022年9月号
今月のひと言。抽選会はまだでした……
今月も「投内連携」練習が続いています。
ランナーありの場面を想定した練習に移って、ランナー一塁、ランナー二塁、ランナー三塁とやっていきます。三塁の時はモモカンから「三走判断しっかりね!」との指示が飛んでおり、ランナーの練習も兼ねているのかな?
更にランナーを増やし、ランナー一・二塁、ランナー二・三塁と進めていきます。これは10人だけの時は大変だったでしょうね。そう言えば、ハマちゃんがランナー役をやったりしてたよな〜
ランナー一・三塁のところで、モモカンから「堀井君リズム!」と注意されていました。テンポよく投げられなかったのかな?
そして満塁。「フタツ!!」は二塁に投げろってことですよね? ここは「アウトー!」と声が上がっていますので、一塁ランナーは二塁でアウトになり、その間三塁ランナーがホームイン。次は一塁に投げて、バッターランナーは「セーフ!」と声が上がっていますので、1アウトでランナーは一、三塁ってことかな?
これでようやく投内連携は終わり、「したー!」とあいさつした途端にへたっと崩れ落ちる堀井君。それに対して、まだ体力に余裕がありそうな三橋。ここに1年間の差が表れていますね。
明日からは、この練習はレベルCは省略し、BとAだけやるとのこと。つまり、一塁まで4秒、3.5秒のところからやるということですね。「最終的に15分で終われるようにがんばろう!」ということは、それだけ機敏に動けるようになろうということでしょうか……
言われたことを反芻し、「4〜5秒に1球処理 二人でやっても10秒に1回 シャドーと奪取を15分ぶっ通し……!?」と青ざめる堀井くん。
そして、「この人 今まで一人でやったんだろか」と三橋を見る堀井くん。ちょっと先輩を尊敬する後輩って感じになりそうな気配? 三橋は全然視線に気づかず、「ごっはんっ」と浮かれてますけどね。
合宿所では、花井母と泉母が昼食の準備をしていてくれました。メニューは豚丼!
嫌いなもの一つだけ、好きなおかずベスト3を申告すると、献立の参考にしてくださると。至れり尽くせりですね。
恒例の花井キャプの「うまそう!」があって、新1年生も一緒に「うまそう! いただきます!!」と唱和して昼食開始。一気に「がっしゅくたのしーい!!」となる新1年生たち。食のパワーは偉大ですね。
食べ終わった後は、志賀先生による「食トレ」講義。
昼食のお米は1合! それを食べきっちゃうと高校生男子はすごいな。ちょっと多かった新1年生もいるようですが。
2年生は1日5000キロカロリーを目安に食べていて、1年生は4000キロカロリー食べられるようにがんばるとのこと。
ここで志賀先生が「お米1合のカロリーは?」と質問して、真っ先に手を上げて「550です」と答えたのは水谷でした。さすがあだ名「米」をつけられただけのことはあるね。
4000キロカロリーの半分はお米で摂るので、朝昼晩で1650キロカロリー、残り350キロカロリーは間食におにぎり1つ。朝から1合も食べられない場合は、残った分をおにぎりにしておいて休み時間に食べればOK。
それから、埼玉県は全国で最初に3イニング毎の休憩を取り入れたそうですが、その理由は暑いから! ”暑いぞ熊谷”がある県ですからね。猛暑酷暑の中でベストなプレイをするには強い身体が必要であり、強い体を作るために必要なのは「練習! 休養! そして食事だ! 食べることもトレーニングだよ!」と力説する志賀先生。
効果的に栄養を摂るには、「3食きちんと食べて甘すぎる飲み物やスナック菓子は摂らない」。「好きなものを好きなように食べられないのは辛いと思うか?」と尋ねる志賀先生。続けて、「でもたった2年と3ヵ月のことだ 2年生はあとたった1年と3ヵ月だな」という言葉に重みが。三橋と阿部も、「あと2年しかない」って言ってましたもんね。
その言葉に対して、「大丈夫です 食トレむしろやりたいっす!」と言った1年生は荒シーの子かな? 他の子たちも「はいっ やりたいっす!」と続きます。
志賀先生からは、「1年生はまずは身長マイナス100キロを目指そう 2年生は今年は身長マイナス95キロを目指すよ!」と指示。
1人だけ、「いやオレ57までしか増やせないんすけど」と言ってる子がいますが、卒業後の進路は競艇選手って言ってた子ですね。体重制限あるのか。「引退後に落とせよ」とツッコまれてますが。
さらに志賀先生は、1年生の保護者にも食事についての説明をするということで、花井母と相談。既に1年生の保護者も含めたLINEグループができているとのこと。仕事が早い!
昼食の片付けの後は校歌の練習をするとのこと。去年はそこまで気がまわらなかったので、歌えなかったんですよね。
ハマちゃんが練習のために来てくれるそうです。
食器を片付けながら「浜田は2年になれたんかな」とつぶやく泉くん。相変わらずクール。その後ろで花井キャプが「え!?」と驚いてますが。
当然、1年生から「浜田って誰すか」と質問があり、「援団やってくれてる人」と説明する田島。「オレと孝介と廉と浜田で4人同クラだったから」と付け加えますが……名前呼びはハマちゃんまでは浸透していないのか。
さらに「んで廉の幼馴染みで中学ン時の泉の先輩」と説明し、「ん? 話が分かんなくなったぞ?」と1年生にツッコミを入れられています。ハマちゃん、ダブってるから……
「先輩たち同じクラスいいっすねえ」と言われ、「なー 組替えしなきゃいいのになあ」と答える田島。
そして、「く…」ときょとんとした後、「………………え?」と呆然とする三橋。
うーん、これはフラグですね。田島、泉、浜田の誰とも同じクラスになれず、阿部あたりとだけ一緒になる三橋の未来が見えますな〜(間違っているキャプションが盛大なネタバレかもしれない)
というところで、以下次号です。
でも、その前に抽選会ですよね? クラス替えもおもしろそうですが、春大の対戦相手が気になりますよー!
2022年8月号
今月のひと言。抽選会はまだか……
まだ練習会が続いています。モモカンが打った球を捕球し、決められた秒数内に指定された塁へ送る練習。新1年生たちも続々とボールを捕ってさばいていきます。
キャッチャーは阿部に戻っていますね。捕手志望の子(読み返してみたら紺野くんでした)は横についています。
その観、新2年生たちはラダーをやっているようですね。
そしてレベルBは、一塁まで4秒。またアウトが続く中、新1年生の一人が送球をもたついて4秒に間に合わず、「セーフ!」のコールが。「メンボー」って呼ばれているから、背が高い子……まだ新1年生の顔と名前が一致しません。
ボールを捕手志望の子に戻し、また三橋が投げて練習続行。
「あれ… やり直さないっスね」と言っているのは、花井の後輩の武石くん(前の感想を見て確認。まだ新1年生の顔を名前が……)。田島が答えて、「おう セーフはセーフでおっけ」
なぜかというと、「投内連携は確認作業だから」とのこと。「捕ってからじゃなくて捕るまでの時間が肝心なんだ」と説明していますが……確か、巣山くんが前にそんなこと言ったよね? 投げる速さはだいたい同じだから、どれだけ投げやすい位置で捕球するかという……
そんなことを思い出しながら次のページに進んだら、巣山くんが新1年生に同じようなことを説明していました。「オレが捕ってから投げて一塁に届く時間はだいたい決まってるわけ だからアウトにできるかどうかは捕って投げることじゃなくて捕るまでの時間で決まるんだよ」と……ちょっと違うか?
ミスっても「もう1回」をやらないのは、人数が増えたから無駄にしている時間がないか探してミスにやり直しをやめたということですね。そして、「球捕る練習は他でみっちりやるから心配すんな!」とフォロー。巣山くん、いい先輩してるな〜 それを聞いていた新1年生の元荒シーの子が「やさしい…」とモノローグしていますが、これは褒め言葉なのか”甘い”という批判なのか……表情からじゃわかりませんね。割とムスっとした表情の子なので(読み返してみたら中川くんでした)。
レベルAは一塁まで3.5秒。新1年生たちが驚いていますが、モモカンが「3.5秒はかなり早く感じると思うけどセーフティバントの上手い選手はそのくらいのタイムになるからね!」と説明。ちゃんと意味のある練習なんですね。
そして、セーフティバントを想定してか、ピッチャーが投げてからモモカンがボールを捕手前に転がし、それを捕手の阿部が捕って一塁へ投げる。これはセーフでした。阿部はあんまり肩は強くないんでしたね。
次はゴロを栄口くんが素早く捕球しますが、ベースカバーが間に合っていなくてセーフ。「スンマセン!!」と謝る新1年生に、栄口くんは「あいよ〜」と笑顔。こんな先輩いたら慕ってしまうわ!
モモカンも、「オッケーだよ! 3.5秒を理解して!」とフォロー。ホントにできるできないじゃなくて、アウトにできる秒数を体感するという練習なんですね。
次は田島。サードなので一塁までの距離がありますから間に合いませんでしたが、かなり惜しい感じでしたね。新1年生たちの視線も熱いです。
その次は、新1年生の子がファーストで捕球し、三橋が一塁ベースカバーに入ってアウト!
「おおお」と声が上がって、新1年生の子が「いやコースですよコース!」と照れて言っていますが、その横で元荒シーの子が「三橋先輩見かけによらずすばやい」とモノローグ。三橋を評価する新1年生が徐々に増えてくる予感…
続いて、ゲッツーを想定した練習へ。人数が増えたのでランナーを置いて、実際に近い形の練習をするようです。
「どの強さの打球がどのコースに来たらゲッツーなのか しっかり覚えるんだよ!」とのモモカンの指示。なるほど、これが試合の時の状況判断の素早さにつながる訳ですね。走塁の時にも活きるかもしれない。
てなところで、以下次号です。
まだ抽選会まで行きませんでしたね。今度は花井のくじ運がどう転ぶかが楽しみなんですが……武蔵野第一とか来たらおいしいなと思っています。
2022年7月号今月のひと言。部員が増えたことを喜ぶ子たちがいる一方で……
先月号に引き続き、新1年生を交えての練習です。
バッティングピッチャーをしてバカスカ打たれ、またしてもアツくなっちゃっているのは堀井くんかな?
一方、三橋の”まっすぐ”を新1年生は空振り。「あ あの オレ 捕ってもいいですか!?」と言い出したから、阿部の後輩の捕手志望の子ですね。人物紹介を見たら、紺野千隼くんでした。
新1年生の言葉に、花井キャプは阿部の方を見て、阿部に「いんじゃね」と言われてから、「いーけど ケガすんなよ?」と返します。阿部、すごく偉そう……まあ、キャッチャーとしては絶大な信頼をチームメイトから得ているんだろうからな。
そして、防具をつけて「おねがいします!」と言われ、「うひえええ」と青ざめる三橋。でも、動揺を抑えてちゃんと投げてますね。
1投目、新1年生が空振りしますが、千隼くんはミットの上の方に当ててしまってうまく捕球できず。2投目も同じような感じで後ろにそらしてしまっていますね。
阿部がネットの後ろからそれを見ていて、「千隼! ミット動かすな 目は開いとけ!」と声掛け。
千隼くんは「はい!」と応えつつも半信半疑のようですが、3投目は言われた通りにして、無事に球がミットに収まりました。「わ え」と、ちょっとびっくりした顔をする千隼くん。ネットの後ろで見ていた新1年生たちは拍手。
堀井くんはずっと打たれ続けてしまっているようですね。そして、西広くんの順番に。西広くんもいい感じで打球を飛ばせたようです。
それを見ていた水谷くんは、「けっこ速いよなあ なんでみんな打てんだあ?」と冷や汗をかいていますが、バッターボックスに入ると水谷くんも結構いい当たりを打つことができました。
どうしてだろうね? 新2年生たちの技量が上がっていることもあるんだろうけど、打ちやすい速さなのかな?
三橋の球を受け続けていた千隼くんは、「高校生ってこんなコントロールいいわけ? いくらバッピだからって 全部ど真ん中!!」と驚いているようです。三橋の特殊性がわかるのはおいおいかな?
続いて、投内連携の練習へ。投手・内野連携ってことのようですね。いろいろな場面を想定して、打球をどうさばくかを練習するようです。
モモカンは、「ランナーがいるならそのまま得点につながることも多いし こっちは「あーあ」相手は「もうけ!」と思うから 心理的な要因でも流れが変わるきっかけになりやすい」と説明。だから、きちんとアウトを取ることが重要になる訳ですね。
2年生の外野組はランナー役になり、1年生は外野希望の人も内野のどこかのポジションに入ることに。
ここで花井キャプは「もう内野やんなくていいんだ… もしかして投手も捕手も…」とつぶやいていますが、いろいろやらされて大変だったね、キャプ。本来はライトなのにね。
泉くんも外野なので、「人数いるっていいなァ」としみじみつぶやいています。
投手と内野手が連携するのは、打球が内野に転がった時ということで、つまりは打ち取った打球かバント。普通に守備をすればアウトを一つ取れますが、内野という狭い範囲の中で素早く行なわなければならないので、少しの判断ミスで連携が崩れることがあるそうです。なので、同じ状況で誰もが同じような動きが取れるよう、繰り返し練習して様々なパターンを体に覚え込ませる必要があるということでした。
モモカンの、「キモは投手の守備範囲だよ! 三橋 堀井の動きを確認して!」と指示し、連携練習スタート。千代ちゃんがタイマーをセットしたようです。状況に応じて、アウトを取るのには何秒以内に打球をさばく必要があるかを示し、その時間内に打球を処理することを目指すのですね。
最初のパターンは、ノーアウトでランナーなし、走塁レベルはC、5秒以内の処理でアウトが取れると想定して実施されました。
これはサードに入った田島がさばき、一塁に送ってアウトですね。ここで、「アウトー!」という声が上がり、びっくりする堀井くんに、三橋が「………ご 5秒以内だったらアウト って言う みんなで」と説明。相変わらず目は合わせられないし、どもりつつですが、ちゃんと伝えられましたね。
堀井くんから「アリガトゴザイマス!」とお礼を言われ、「へ」とびっくりしつつも、ちょっとうれしそうな三橋。
やはり、後輩ができたことで三橋にはいい変化が起きているようですね。
というところで、以下次号です。
来月はいよいよ抽選会ですかね? また花井キャプのくじ運が発揮されるかどうか、楽しみ。
2022年6月号
今月のひと言。三橋に成長の兆し……か?
今日の予定を確認する花井キャプ。「午後はオレと阿部と志賀先生は抽選会!」とのことですが……夏大の抽選会はみんなで行ったけど、春は違うのね。
「また花井のクジ運発動すっかな」と笑う泉くんと田島。「したことねーし!」と反論する花井キャプ。「?」な新一年生たち。
花井のクジ運と言えば……懐かしの桐青ですね。
そして、監督から発表。「今日の午後グラウンドを開けてる間に工事が入ります! ライトが付くよー!」
みんなのアルバイト代と父母会の援助を足して、そして阿部父の伝手で安くしてもらったライトですね。でも、「税・工事費込み89万円です」か〜 かなりの出費ですね。
「しっかり練習しよう!」とのモモカンの掛け声に、「はい!!」と応える部員たち。
4月になって新1年生たちも保険が適用されるようになったので、今日から投内連携とフリーバッティングに参加できるようになりました。喜ぶ新1年生の中で、一人だけ仏頂面の子がいる……まだ覚えきれないや、新1年生。おいおい、ですね(確認したら中川倖大くんでした)。
「場合によっては春大に出場してもらうからね」というモモカンの言葉に、気合の入る新1年生たち。そして、「ついにこの時が来たかあ」と、浮かない顔の水谷くんと、表情を引き締める西広くん。
西広くんは、ここでレギュラーを取れないからマネージャーに転向する決意で臨んでいますからね。フミキ、気合を入れ直さないと負けちゃうぞ!
そして、フリーバッティングでバッティングピッチャーをする三橋と堀井くん。
堀井くんは田島にキンッといい当たりをされたうえ、「いい球だー!」と言われてムウッとしかめ顔。次の球も大きい当たりに。
関心する新1年生の中で、「そら打つよ ユーイチローさんだぞ」と思っているのは荒シー出身の子だよね。名前は……ごめん、おいおい覚えます(確認してみましたが……大之江侑くんかしら? 確信持てず)。
そして、三橋の球を打つのは新1年生。「打ちごろ!」と思って振りに出ますが、球はバットをかすって後ろのネットへ。次の球も打てず、空振り。
「え?」となっているところへ、田島が「変な球だろ」と声を掛けます。「…あ 変な球でいんスね?」ときくと、「変化球だと思った方がいいかもな」と応じる田島。「でも今ストレートですよね」「あれがあいつのストレートなんだ」との会話の後、また打とうとしますが空振り。1球見てみると、バックから「振ってこー」「ど真ん中よ!」と言われ、「確かに 三球ともキレーにど真ん中」と、ちょっと驚愕の表情。三橋の”まっすぐ”は健在のようですね。
一方、堀井くんは花井キャプにも打たれ、口がすっかりへの字に。次の気合を入れ直した球も打たれ、カーッと頭に血を昇らせる堀井くん。
すると……三橋が、あの三橋が! 「ホ ホリー クン」と声をかけ、「勝負 じゃないよ レンシュー」と言って、堀井くんを落ち着かせます。
まさか三橋が! 後輩を気遣って声かけができる日が来ようとは! しかも、相手は同じ投手!
深く考えてのことではなく、隣りが気になって思わず声をかけてしまったのかもしれないけど……これは三橋の成長かもしれませんよね!
しかし、堀井くんは「クン」付けで呼ばれたことに驚いていますが、運動部では後輩は呼び捨てが普通ってことですかね? でも、三橋が人を呼び捨てにするのはよほど親しくないとムリでしょうね。
堀井くんはとりあえずは落ち着いたみたいですが、「…でも こんな打たれると思ってなかった」と浮かない顔に。
でも、君の球は阿部がずるがしこいリードで輝かせてくれるはずだぞ!
そんなところで、以下次号です。
来月は抽選会かな? 次はどのチームと当たるのか、楽しみですね。そろそろ試合のターンが見たいですし。2022年5月号
今月のひと言。朝食スキル、成長してる!
夜のおにぎりを持って来てくれたのは……泉母と花井母だ! 花井母は登場回数多いですが、泉母はお久しぶりかな?
そして、名乗りを聞いてはっとし、挨拶する新1年生たち。それぞれの後輩の子たちですね。
母たちが保護者会の話をしだしている間、おにぎりに視線釘付けの新1年生たち。お腹すいてるよね……
新2年生たちは合宿で学校に泊まりで、新1年生たちはまだ正式入部ではないのでうちに帰るようですね。
その間に、モモカンは新1年生投手の堀井君の中学校の監督らしき人に連絡しています。情報交換していたようですね。
中学生で投球速度が130キロって、すごいことなんですね。プロでも変化球だと140キロくらいのことありますもんね。体格はまだ小さめのようですが、それでも球速が速いということは、力の乗せ方がうまいのかな? 将来有望ですね。
そして、「あと 悪いやつじゃないんで… ちょっとハラハラさせられますけど」と言う監督さんに、「はい それもわかりましたよ」と返すモモカン。かっこいい! 監督さん、電話なのに90度のおじきしちゃってますね。
新2年生たちが食堂へ向かうと、準備されている夕食。今夜は肉うどん! 腹持ちよさそうでいいですね。
「うまそう!」の花井の掛け声、今はもう何の迷いもありませんね。どんぶりが巨大で、ほかほかで、本当においしそう。副菜にふろふき大根とほうれん草のおひたし、あともう1品何かついてますね。野菜もたっぷり。
しばらくは食事に集中しているようでしたが、そのうち話題は今日やってきた投手のことに。
田島が「やあしかし ホリイゲンセー 来てよかったよな」と言っているということは、前情報は何かしらあったんですかね。
花井キャプが「おお あの球どんくらい出てたかな」と言うのに答えて、田島は「ひゃくひゃんひゅーくあい?」と答えますが……口に食べ物を詰めすぎていて、意味がわかりません! 「130くらい?」と翻訳する花井。「あー そんなもんだな」と答える阿部。その会話を気にしている三橋。
巣山くんが「春大出たりして?」と言い出すのに、白目をむいて青ざめ、喉を詰まらせる三橋。相変わらずマウンドを取られるのが嫌なようです。
水谷くんが「こないだまで中学生だったのに県大出んの!?」と驚いていますが、彼にはスタメン落ちの危機感も出てきたかな? ライバルは西広くんだけじゃないんだぜ?
泉くんが冷静に、「仮入部期間ってのがあんじゃねーの? オレらも去年は春大出てないじゃん」と返します。それでほっとしてちゃだめぜ、水谷!
阿部は「出られたとしてもあの変化球じゃなァ」と言い、田島が「ゆるいストレートだったな」と返します。……堀井くんの変化球、全然ダメみたいですね。田島、何気ない表現がキツイ。
それを聞いて暗視てニヤニヤしていた三橋ですが、阿部がにらんでいるのに気が付いてはっとします。そして、「お前 教えてやれよ?」と言ってくる阿部。「それでお前が助かんだぞ 夏までに最低一つは使える変化球覚えさせろ!」としかりますが……三橋が人にものを教えるって、嫌かどうか以前にハードルが高いような……普通に無理そう。
阿部は「まァそれで140投げるようになったら あっちが一番になっけどな」と言って、三橋の危機感をあおります。……これはわざとか? それとも素か!?
三橋は青ざめていますが、「タカヤ楽しそうだな」と泉くんに言われちゃう阿部。もしかすると、三橋を奮起させようとか考えてる訳じゃなく、単に新しい投手の使い方を考えるのが楽しいのかも……
そして夜も更け、翌日の朝に。
眠そうながら起き出す三橋と阿部。「朝食は二人でつくる」って、まだ続いていたんですね!
ネギを刻み、じゃが芋の皮をむくのが阿部、ごはんを炊き、ミソ汁をつくるのが三橋と役割分担。それからゆで卵とほうれん草も。難しそうではないけど、たくさんつくるんだね!
今日は抽選会だそうですが、西浦はシード取ってるのかぁ。ということは、もうすぐ試合のターンですね! 次はどこと対戦するのか、楽しみです!
完成した朝食のメニューは、白米、きのこのミソ汁、ほうれん草とともろこしのバターソテー、トマト、レタス、ゆで卵、ゆでじゃがいも、やきジャケ、ヨーグルト、りんごでした。
「成長したよねェ〜」と感動するモモカン。最初は千代ちゃんに手伝ってもらってやっと献立決めてたもんね。
グラウンドで新1年生と合流。
「朝メシもお母さん方スか?」と聞かれ、「いや レンとタカヤ」と応えているのは花井キャプかな?
新1年生たちは当然交代でつくると思いますが、「どーかな 朝メシはずっとあの二人が作ってっから…」と答える田島。
当然「なんで?スか?」と聞かれますが、「話すとなげェな」と応じる田島。
あの二人がここまでになるには大変でしたからね……
というところで、以下次号です。
来月には試合の組み合わせが決まるのかな? 日常回も楽しいですが、やっぱり試合が近づくとわくわくしますね!
2022年4月号今月のひと言。投手が来たぞ!
翌日、野球部のグラウンドをのぞく少年に、「おはよう!」と声をかけるモモカン。三橋並みにビクッとしていますね、少年。
また逃げ出そうとする少年を、モモカンはガシッとつかまえてグラウンドへ。「あなたで11人目! ポジションは?」と訊かれ、「投手 ですっ」と答える少年。投手来た!
そして、「投手が来たよー!!」と少年を連れてくるモモカン。既視感……(第1話ですね、栄口くん)
少年の名前は堀井絃正くん。桜田中学の出身とのことですが……(水谷くんが「桜木中」と言っていますが、実際の地名では桜木なんだと思います。さいたま市にあると思った……)
桜田中のホリイと聞いて、「チャッカマン」と言ったのはどの1年生かな? 正直、まだ顔と名前が一致しないです。
そう言われて、「スンマセン サヨナラ…」と帰ろうとする堀井くんですが、もちろんモモカンは逃がしません! 「どういう反応かな?」と、肩をガシッとつかんで尋ねます。
「チャッカマン」の由来は頭に血が上りやすいことで、「カーッとして真っ白ンなって ケンカになっちゃうこともあって 公式戦は出してもらったことないです」とのこと。でも、あだなが知られるほど有名だったということは……
事情を聞いたモモカンは、「志賀先生 どう思いますか?」と尋ね、シガポは「入りたいんでしょ? なら断る理由はないよね」と答えます。
そして、「みんな 投手欲しいよね!」とモモカンが訊き、「はいっ」と答える三橋を除く新2年生たち。少し遅れて、「はっ はいっ」と答える新1年生たち。
阿部は「性格のいい投手なんかいねェよ」と偏見を述べつつ、捕手志望の子(紺野くんだったかな?)に「なんかあったらお前が止めろ」と指名。しかも、「あの体格差ならどーにでもなんだろ」と雑な見解つき……捕手なら投手のやることに連帯責任を持てってことかな?
改めて練習を始め、瞑想はおにごっこに「??」となる堀井くん。
新1年生はキャッチボールをし、その後、堀井くんの投球を見ることに。
ガタガタ震えている三橋に対し、「味方だぞ すげえピッチャーのがいいじゃん」と言う田島。三橋は「う う うん」と答えますが……やっぱりマウンドを取られるのは嫌みたいですね。
何球か投げて肩慣らしをした後、グッと振りかぶってから投げるストレート。阿部のミットがバシィッといい音を立てます。ビリビリきているモモカンに、「おおっ」となる新1年生たち。
阿部は冷静に「使えんな」と一言。その背後で真っ青になっている三橋。
そして、ボールを投げ返しながら「変化球は?」と尋ね、堀井くんが「……じゃ スライダーいきます」と答えます。で、スライダーを投げますが、あまり変化しなかった模様。「スンマセン 苦手で」と言っているので、変化球はあまりなさそうですね。
それを見て、ブラックな笑いを浮かべる三橋と、「よろこぶなよ」と諭す田島。田島は光属性だもんね。こういう妬みそねみとは無縁だよな〜
というところで、以下次号です。
今回はページ数少なかったですかね? ここまでが新入生加入の前振りで、次回から本格的に始まる感じでしょうか。
単行本は5月発売だそうなので、そろそろ1回お休みがあるかもしれませんね。
2022年3月号
今月のひと言。恋愛禁止は一代で終わるのか? 伝統になるのか?
新1年生はキャッチボールを開始。その様子をフェンスの向こうからのぞいていたのは……男の子みたいですね。コーチに「入らないのか?」と言われてビックウッとなるのがほぼ三橋の反応。
謎の少年は振り返ってコーチと目を合わせますが、何も言わずに走り去ってしまいました。この挙動不審……やっぱり投手か!?
新2年生はトスバッティング、ベースランニング、投手内野手連携、フリーバッティングと練習を進めていきますが、その間新1年生はずーっとキャッチボール。保険に入れるまではずっとこれなのかな?
そして、練習の後は千代ちゃんのおにぎり! 新1年生はみんな梅干しで、新2年生はその日の成果に応じて中身が違うのかな? 花井、阿部、三橋はこんぶ、栄口くん、泉くん、沖くんはめんたいこ、田島、フミキ、西広せんせーはおかか。巣山くんはしろむすびか……
新1年生(花井キャプの後輩の子かな?)に「なんの呪文スか」を聞かれ、花井は「おにぎりの中身だ」と答えますが、さらに新1年生が詳しく聞こうとするも、田島たちに「はないー」とせがまれ、「うまそう!!」コールをしたので有耶無耶になりました。新1年生は「??」です。
たぶん田島の後輩の子が、「オレらもキツイのに軟式からイキナリあんな投げちゃって大丈夫っすかね?」と聞きますが、田島が「ケアすっから心配ない」と回答。
中学校の野球部は軟式で、田島の後輩はボーイズチームだから硬式なんですね。
新1年生の中崎くん以外はみんな誰かの後輩なのか……この子、天沼中って言ってたからフミキの後輩なのかと思ってたら違うのね。私の予想だと、フミキの家はその辺だと思ってたんだけどな……
中崎くんが西浦を受けた動機は「姉よりいいトコ行きたくて」ということで、みんなが「えー」となる中、沖くんだけが「わかる」と応じます。私もわかるぞ!
でも、お姉さんは同じく西浦なんですって。西浦より上だと、県内トップクラスの高校になっちゃうからな〜 そして、野球はあんまり強くないと思う。
「いいトコ行きたかったけど同じになっちゃんたんスよ」という説明に、またしても沖くんが「わかる」。沖くんもお姉さんがいるんだっけ? 何か闇がありそうですね。まあ、姉とは基本的に理不尽なものですからね。
花井キャプの後輩2人は、「花井さんが西浦くればホームラン打てるようになるっていうから」と入学理由を語り、花井が「あー 打てるよ」と答えてますが、周囲は微妙な表情。まあ、実際に花井はホームラン打ってますからね。
泉くんの後輩2人は、「オレ達は泉先輩がカッコよかったんで」と言い、泉くんは「てきとう言うなっ」と照れております。かわいいとこあるな!
栄口くんの後輩の古賀くんは、「通いやすさと勇人さんが誘ってくれたのと……」と言って、それからちょっと小声になって、「夏の大会の実況スレでも話題になってたスけど マネージャーがかわいいって」と言いますが、すかさずフミキが「うちは恋愛禁止よ」と釘を刺します。
新1年生が「え!?」と驚く中、古賀くんは「いえべつに なんもそんなことっ どーもこーもなんないすしっ」と焦っていますが、栄口くんに生温かく見守られてますね。
花井キャプは「まァオレ達はってことだから お前らの代は縛らんねェけど」とやさしい表情で言いますが、「しのーかもオレらの代だからな 引退するまでは相手してくんないぞ」と釘を刺しました。
元荒シーの大之江くんは、「恋愛とかいらんでしょ 引退してからでいっスよマジで」と硬派ですね。
もう一人の元荒シーの中川くんは「オレらがいいんだろ 篠岡先輩はダメってだけで」と言い、三人目の元荒シーの高山くんに「倖大おまえ肥田ねになるような言い方すんなっ」とたしなめられました。
この3人は全国行ったチームのスタメンだったそうで、花井キャプが「それがなんで揃ってウチに?」と尋ねると、「試合も練習も見て 人数少なくてもピリッとしてていいなと思いました」と答えました。
大之江くんは有名私立を蹴って西浦に来たんですね。理由は「勉強もちゃんとしたかっただけで」ということで、将来は教師か社会人野球の選手を考えているとのことで、その理由じゃ「プロは先がない」から。しっかりしてますね!
と言いつつも、「でも甲子園はそういう流れとは別もんっすよ 純粋に憧れです」と真面目な表情。
高山くんがなりたいものは競艇の選手。実はボートレーサーは国家資格で、入試倍率40倍なんだそうで……でも、親から「高校は出てくれ」って多のみ込まれて西浦を受けた、と。スポーツの大会でいい成績をとると受験免除になるということもあり、「全国優勝は本気で狙ってます」と宣言。さすが田島の後輩って感じですね。
阿部の後輩の紺野くんは、夏大会の3回戦、崎玉線で敬遠の判断を阿部自身がしたという確認し、「………っ やった! やっぱり!」と喜んでます。捕手志望ですもんね。戸田北では捕手はやらせてもらえなかったそうで、「なんで?」と田島に聞かれ、「こいつ投手なんだよ」と阿部が答えます。その横で三橋がすごい顔をしてますが……
でも、紺野くん自身は「いえ外野です 外野の控えです」と言いますが、阿部は「したら投手いねェじゃん お前高校でも投手やれよ 130出んだろ」と容赦なしです。しかも、「あと中崎」と指名。沖くんが「左だからだよ」と説明。同じ目に遭ってますもんね。
紺野くんは「捕手だっていないでしょ 捕手はチームに必要ですよ」と粘りますが、元荒シーの高山くんが「捕手は侑がやれまーす なんならオレもやれまーす」と口を挟みます。侑とは、大之江くんのことですね。
それでも紺野くんは「投手はイヤっす! 捕手がやりたいんスよォ!」と必死です。中崎くんも、「できればオレも遠慮したいス」と渋い顔。花井キャプは「そーかー まァ投手はまず性格だからな」と寛大です。田島も「やりたくないヤツはムリだ」と言ってますね。これは、三橋のことを見ていたからですかね。
一方、フェンスの向こうでは、また練習の様子をのぞき見る謎の少年が。千代ちゃんが戻ってきて「こんにちはー 野球部の見学ですか?」と声をかけますが、また走り去ってしまいました。
やっぱりこの子が投手で確定ですかね?
まあ、私は恋愛展開には興味ないんで、なくていいんですが、このまま全くないってことはないかな……
ところで、絶対モテるのは巣山くんだと思う。料理ができて気づかいのできる男はモテる!
2022年1月号
今月のひと言。 いよいよ後輩が入って来るぞ!
最初のコマから、花井キャプの中学の後輩くんが登場。受験で何か失敗してしまったらしく「やらかした あー やってしまった」と暗い顔。
解答欄ずらして書いちゃったとか、苦手な分野が出ちゃったとかかな?
そして、試験の結果発表の日へ。
今でも公立高校は掲示板張り出しなんですね。みんな緊張した表情。104番の子は受かっていた様子。
自転車で向かっている学ランの子は、友達からLINEで「今発表あったけどお前のも見ようか?」と言われたので「頼む」と返しますが、しばらく待っても返事が来なかったので「落ちたかァ」と思うんですが、その後に「2人とも合格だよー」という返事が来ていました。ここ、トラックが横を通って返事が来たのに気付いてなさそうだけど、いつ知ったんだろうね?
冒頭の花井キャプの後輩くんは、お母さんと合格発表へ。お母さんはすれ違う子たちの様子から「受かったのねェ」とか考える余裕がありますが、本人はダメそう。落ちたらしい子を見て、ますます顔色悪くなっちゃいます。
すると、いよいよ掲示板が近付いてきたところで同じ中学の友達に遭遇。ニヤニヤ笑いで迎えられ、その真意は……「あった!」と、先にお母さんの方が見つけました。本人も掲示板に自分の番号を見つけ、はああと、安堵のため息。即笑顔になって、友達と喜び合っているのがかわいいですね。
次は、川口芝郵便局にやって来た少年。そこで働いているお母さんに合格報告に来たんですね。「受かった」と言われて一瞬泣きそうになってから、「おめでとう」と言うお母さん。いいなぁ。仕事を邪魔しないように、すぐに「じゃ」と帰るところも好感度高いぞ。いい息子さんだね。
次のお母さんらしき人は、「運を使いはたした」というLINEを見て落ちちゃったんだろうと思ったみたいですが、帰宅してみると当人と姉はオセロをしていて明るい様子。実は受かっていて、運を使い果たしたってのは「受かったからもうオレは一生分の運を使い果たした」ってことでした。言葉の足りない息子だね。でも、ごちそうつくるから「手伝ってくれる?」とお母さんに言われ、お姉さんは「え〜〜」と渋るのに、「オッケー」とすぐ立ち上がるところは好感度高いですね。不愛想だけどかわいいぞ。
そして、グラウンドで現野球部メンバーと、新1年生入部予定者が対面です! 結構たくさんいるぞ! 10人はいる!
まずは監督があいさつ。「高校生が一番やらなきゃいけないのは勉強です!」と言われ、ちょっと微妙な表情になる子もいれば、表情を変えない子もいますね。「その上でこれ以上はムリ!−−ってとこまで野球をしてほしい 先輩達はやってる あなたたちもできる!」と、モモカン節。不思議とやる気にさせられちゃいますよね〜
「私たちの目標は全国制覇! 1人1人が力を出し切って実現させましょう!」「はい!!」と、先輩たちの淀みない返事に、ちょっと気圧された感じの新1年生たち。
次は志賀先生からの事務的なお話。ケガへの注意や、大会のこと、ベンチ入りのこと。県大会まで進めたら、新1年生もベンチ入りできるんですね。ベンチ入りは20名で、今の人数なら2人がスタンドということは、12人が入部希望ということかな?
次はコーチがあいさつ。コーチも「百枝」で、「コーチと監督が同じ名前?」と気付く子もいますね。コーチからは体作りの話。
そして、新2年生の自己紹介へ。モモカンから「名前とポジションと 自信のあること言ってこう!」と言われ、一瞬返事に詰まっちゃう花井くん。まだまだメンタルの弱さがあるのかね。でも、自信のあることは「打球の飛距離です!」と言い切りました。フェンスも出来たことだしね。
次は一応副キャプテンの阿部。「インサイドワークに自信あります」というのは……オレは捕手としてできるヤツだぜってことでOK?
次の栄口くんは、「犠打はうまいっす」。うんうん、そうだよね。
沖くんは、「…来た球は捕ります」と、うつむきながらも言いました。
泉くんは「50mは6秒4です」と足の速さをアピール。俊足!
巣山くんは、「自信があるのは 料理です!」と言って、後輩たちにはてなマークをわかせました。その隣りで西広せんせーが「うんうん」とうなずいているんですけどね。巣山くんの手作りお菓子に後輩たちが納得させられる日も近いかな?
水谷くんは「オレもこのごろバントに自信があります!」と宣言しました。
西広くんはポジションは「外野手です」と言い、「伸び代には自信があります!」と、クレバーな言い方。「そーだ そのとおり!」は誰の合いの手かな?
次は三橋で、「−−−み み はし です と 投手 じしん…は」としゃべれなくなってしまったところ、田島にホイッスルをピリピリピリーッと吹かれ、「プラス思考ビーム!!」とやられました。三橋も何とか「プラス!」と返します。後輩たちはポカンとしちゃってますが。
「もっかい」と挑み、今度は「マ…マウンド オレ オレ オレが 投げる」と言えました。マウンドは誰にも譲らないのは三橋の自信になっているということですね!
次は田島。「自信があるのは打率です 今年は三振ゼロを目指します!」と宣言しました。
最後に千代ちゃんが、「マネージャーの篠岡です 特技はメモ取りとメモ起こしです」と言い、後輩たちに「声かわいっ」「言ってることのイミはわかんないけど」と注目されていました。
次は新1年生たちの自己紹介。
最初は荒川シーブリームズでサードだったという大之江侑くん。田島がいたチームですね。自信があるのは反射神経。
次の子も荒シーで、高山哲臣くん。「内野全部やれます 器用だと思います」
その次の子も荒シーで、中川倖大くん。「飛距離にこだわりがあるので伸ばしていきたいです」と宣言。これは花井に対抗してくるか? ポジションも同じライトだし。
「荒シーから3人来たあ」と喜ぶ栄口くん。やっぱり強くて有名なチームだからですかね。3人も入ったのは田島効果かな?
次は、花井キャプの後輩。冒頭の子ですね。武石槙人くん。ポジションはセンターで、「打点はチームで一番でした!」とアピールし、負けん気が強いところを見せました。
次の子も花井キャプの後輩で、井原友亮くん。ポジションはライトで、自信があるのは球際に強いこと。「……かな?」とつけるのはご愛敬。
その次は、栄口くんの後輩で、古賀永祐くん。穏やかそうな感じで、いかにも栄口くんの系譜という感じ。ポジションはセンターで、「足は速い方」とのこと。
ここまで、外野手が多いですね。
続いて、泉くんの後輩。大間木なのか! さいたま市ですね。片倉脩くんはショートで、「打球に対する準備はきっちりやります」。あ、この子は104番の子かな?
次の子も泉くんの後輩で、芝原崇人くん。セカンドで、「選球眼には自信あります」。この子はLINEの返事が遅くて「落ちたかァ」と思っていた子ですね。
次の子は天沼中ってことは、水谷くんの後輩かな? 中崎辰己くん。「運を使い果たした」の子ですね。ファーストで、「悪送球をさばくのが好きです」と、ちょっとクセ者の気配。
次は紺野千隼くん。外野手だったけど、なり手がいなければ捕手希望とのこと。「配球読むのがスキで 自分でもリードしてみたいです」と言うのですが、戸田北シニアで阿部の後輩でした! あ、お母さんが郵便局に勤めてる子ですね。好感度高いぞ。
自己紹介はここまで。やっぱり10人だね…… ベンチ入りは、監督と顧問も人数に入るのかな?
自己紹介が終わり、新2年生は練習開始。
まずは瞑想で、新1年生たちが「?」となっているので、志賀先生が「説明するね!」と話し出しました。
次はサイキングアップの鬼ごっこで、やっぱり志賀先生が「説明しよう!」 楽しそうですね。
その様子を眺めながら、笑顔で「マネを 入れる!!」と決意を固めている千代ちゃん。強そう。
そして、フェンスの向こうからジャージ姿でグラウンドを見ている子が……ショートカットでかわいい顔してるけど、女の子か男の子かまだわからないですね。この子がマネになるのかな?
というところで、以下次号です。
10人だけの西浦が変わってしまうことに一抹の寂しさがありましたが、後輩が入って来るのはやっぱり楽しみですね。投手がいない残念ですが……あ、グラウンドをのぞいてた子が投手候補かも?
気になりますが、次は1回お休みですね。1月まで待たねば……