2010年12月号
今月のひと言。田島、捕手開眼!?(やばいぞ、阿部!)
さて、桃李高校との練習試合、打者2巡目で”ガンガンまっすぐ勝負!”をやって三者凡退に抑えた三橋・田島バッテリーですが、早速阿部から御注進。まるで口うるさい姑のよーですよ……
あらゆる可能性を想定して万全を期す性格の阿部と、それなりに考えてはいるけれどその場その場で突っ走っちゃう田島の対比って感じですね。三橋は先のことや細かいことはあまり考えないので後ろでウロウロ。
ところで、西浦のみんなはもう”まっすぐ”を打てるんですね。そりゃ打撃ピッチやってもらってるもんな。「”まっすぐ”がどーいう力持ってっかも1回体感しときたい」という田島の言を受けてやや考えた阿部の結論は、「じゃ各打者3球まで」。ケチっつーか、やっぱり口うるさいしゅう……
それはさておき。問題は次ですよ、次! 三橋に「オ レ リード めんどくさくて ゴメン………ッ」と言われて、きゅいんんんっときている田島!
ここでは私、”腐”的なことは全然考えませんでした。ストレートに、「え、田島、捕手開眼!?」って思いましたよ。やばいぞ、阿部! 田島が捕手に開眼しちゃって、捕手と4番を両立できるようになっちゃったらおまえの存在意義がやばいぞ、阿部! こう思った段階で、まだ83ページ。そう思いつつページめくってみたら、田島が『それが 捕手か……!』って、阿部の名ゼリフをとっちゃってますし!
『わ――っ 捕手に目覚めそうでコエ〜〜ッ』ってなってますし! ホントやばいよ、阿部。君も三橋との信頼関係構築をさらに頑張らないとね!
そして、西浦の4回表の攻撃ですが、水谷くんはスタメン落ちフラグを払拭できずに三振。西広くんもショートゴロだけど。(でも、ゴロってことはバットに当たったってことだよね? 水谷、負けてない?) 三橋もファールフライでスリーアウト。さくっと終わってしまいました。
そしてその裏の桃李も、4番センターフライ、5番セカンドフライ、6番見送り三振でスリーアウト。
でも、阿部は、その見送り三振は桃李のベンチが動き出したということだと分析。”まっすぐ”1本はやめて組み立てをしろと田島に指示。こういう目配りができるところはまだ阿部が上? でも、スコアラーとして全体を見てるからってこともあるかな?
すると田島は、「こっからはお前も参加な」ときました! それに対して三橋は「えっ オッ モッ」と…… 阿部は「重!?」とわかりませんが、田島にはそれだけでわかっちゃう。三橋語訳を更に意訳しますと、「オレはモモカンに田島くんのサインに従えって言われたよ?」ということでしょうか。で、田島は「モモカンは球種試してるうちは従えってっつったんだよ」と返します。完璧に通じてます。で、試し終わったから協力態勢。これが自然にできるところは田島の方が上だよね…… 三橋も「きよっ 協力!」とうれしそうだし。やばいよ、阿部。
西浦の5回表の攻撃は、1番田島から。ランナーなしがつまらなそうですが、4番と捕手を両立できないという自覚はあり、「オレがモモカンでも この手ごまなら 花井を4番に置く」と! 花井、ひっそり評価されてるよ! ああ、これを花井に聞かせてやりたい…… そして崎玉戦のようにほわほわしてから奮起してください。最近のあなた、「競うぞ」を忘れちゃってますよ!
田島は初球からヒットで出塁。栄口くんは犠打。「この打順だと いつも以上に犠打率高くね?」と、ちょっとかわいそう。栄口くんだって思い切り打ちたいときはあるよね〜 1死2塁で、3番の巣山はヒッティングのサインのよう。桃李のピッチャー祥真くんは本調子ではないようで、高目を意識した球が浮きすぎたようで長打コース。3点目が入り、巣山くんも2塁まで進みました。
そして4番花井です! しかし、1球目は祥真くんの肩に違和感が生じたようで、すっぽ抜けた球で大きくボール。で、次の球を打って三遊間。弾道は低かったですがライトまで行って、巣山は3塁ストップ。1死1、3塁です。これはまあまあってとこですかね、田島センパイ?
キャッチャーの成津くんがマウンドに行きますが、祥真くんは素直に違和感があることを言いません。Aチームに上がらないと先輩捕手と組めないから、怪我が完治していないことを言い出せないってことですかね? 成津くんもいいと思うんだけど……
次は5番の泉です。1球目は見せ球で高目のボール球。次はスライダーでストライクを取ろうとしますが、変化が小さくてボールになってしまったようです。同じ球をもう1回続けてボール。これでカウント0−3です。そして、次の球もボールにしちゃってフォアボール。って、満塁っすよ! 満塁!
当然成津くんとしちゃあタイムとってマウンドに行きますが、祥真くんに「どこも悪いことあらへん! 成津がうるさいせいで調子狂うんや!」とキレられてしまいました。成津くんはあんまりキレられたこと自体は気にしてないようですが、「せっかく同学年にいい投手いてんのに 上の学年に使いつぶされたらかなわん」と。うーん、先輩がいるとそういうこともあるんだねぇ。確かに、強豪校にいると3年が勝負だろうからなぁ。祥真くんは先輩とバッテリーを組みたがってるけど。
さて、いいところで沖くんに打順が回ってきました! 1球目はファール。2球目は見てボール。3球目もボール。これでカウント1−2です。次が打ちごろって感じですが、高目のストレートを空振り。で、桃李バッテリーは次もストレートで決めにきますが、本格的に祥真くんの肩に痛みが起こったらしく、沖くんは高目の球を打って外野まで飛ばします! 4点、5点と入って、足の速い1塁ランナーの泉もホームへ突っ込んでセーフ! 6点目! 外野が前進守備だったこともあるでしょうが、すごいです。3打点!(4点目、5点目のところで、後ろでちっちゃくモモカンがゾクゾクしてるのがかわいい)
ここでピッチャー交代。9番の田口くん。次の7番の水谷は四球で出て、1死1、2塁となりますが、西広くんはレフトフライ、三橋は三振でスリーアウト。田島、「次また先頭かァ」とげんなりしてます。何だかんだ言っても、田島はやっぱり打つ方が好きなのでしょうね。
5回裏の守りからは、田島と三橋バッテリーの”協力態勢”です!。田島、「打者とのカケヒキがお前のが全ッ然経験多いんだから 頼むぞ!」と、うまいです。
最初のバッターは7番。前打席でファーストストライクをヒット打たれているということで、ボール球から入ります。次はギリギリボールのスライダーですが、相手がファールしたのでカウントは1−1になります。次はシュートをギリギリにしてまたファール。これでボール球2球手を出したことになります。(で、先月号の先輩の指示により、トイレ掃除2回、つーことですね)
で、次は思いっきり投げた”まっすぐ”なのかな? 真ん中に来たと思って手を出したら、打ち上げてセカンドフライでアウト! 栄口くんの「ナイピ!」の笑顔が素敵です。
阿部が田島をギリーッとにらんでいるということは、やっぱり”まっすぐ”を投げさせたんですね。にらまれて、「そのかわりっ 強豪校は対応が早い――っと 小出し小出しにね!」と田島。やっぱり阿部は口うるさい……しゃべってなくても。
最後のコマは、泣きながら肩を氷で冷やしている祥真くん。最後まで投げ切れなかったのと、また怪我で出遅れてしまうのが悔しいんでしょうね。これでまた怪我を治して、Bチームから出直さないといけない訳ですから。成津くんが支えてあげられるといいんですけどね。
そんなところで以下次号。このまま西浦は勝てるのか? それともまだ一波乱あるか?って感じですね。
2010年11月号
今月のひと言。それはきっと幻聴じゃない。
さて、今月も桃李高校との練習試合です。2回表、桃李高校の攻撃から。
モモカンから今回の試合はいろいろ試すという指示を受けていますが、4、5番が1球目から打ってしまい、試すも何もない状態。しかも、今回はサードに入っている水谷がセーフティバント狙いをうまくさばけずにセーフにしちゃうし。バント特守ですってよ、水谷…… 今回もスタメン落ちフラグが消えません。
6番は普通にバントで、2死2塁。
7番は1球目を打たずにボール球を見たので、連続でボール球を投げさせる田島。打者は、キャッチャーの石田奈津くんから三橋はボール主体の投手だという読みを聞いていて、3球目も見て、カウント0−3になります。2球ボールが続いたらもう1球見るってのは普通でもありですよね。三橋なので、ストライクになる球は通常の調子ならいつでも投げられるので、カウントが0−3になっても怖くはない訳ですが。でも、ここは試しにストライクを投げさせて、それを打たれて2死1、2塁。ここでボールをはじいてるのは、もしかしてまた水谷? セカンドランナーが動けなかったところを見ると。おーい、ますますマズいぞぉ。
田島はボールが見えてるから手を出さないのか、それとも何か作戦があって手を出さないのか判断しかねているようで、次の打者にはボール、ストライクと同じ球種で続けたようです。(でも球種までは覚えてないのでわかりません) 次もたぶん同じ球種でボール、ストライクと続けて、カウントは2−2です。
ツーストライクまでは見ろという指示でも石田くんが出したのでしょうか? ボール球を打たされちゃ駄目だということで? ここで「そりゃお前もや」とべしっと石田くんの頭を叩いている人は、「今からボール球手ェ出したやつトイレ掃除1回や!」と決めているところを見ると、2年生なのでしょうか? 投手は何でトイレ掃除係なのでしょうね? うーん、桃李側の事情はよくわかりません。あ、晩メシのスミ係が嫌なのは、煙が大変だからか食べる時間が減るからかどっちかでしょうね。
2−2からのストライクは打たれてレフト前ヒットとなり、田島は3塁送球を指示。これでファーストランナーは2塁で止まったけど、桃李に1点先制されてしまいます。
スコアを取っている阿部も、ホームへ返球させても西広せんせーの投げる球では間に合わないので、田島の判断を良しとしますが、捕手経験のない田島が一瞬の判断を間違わないことに、少し危機感を持ったかな? リード面ではまだ阿部の方が上でも、肩は田島の方がいいし、フィールドプレイの判断は互角だとしたら、三橋との関係如何では田島の方が正捕手ってことにもなりかねませんもんね。まあ、田島は捕手よりもサードの方が打席に集中できる分いいかもしれないですけど。
さてその田島ですが、打たれてしまった三橋に声かけ。「イロイロ試してンとこだから 今のリードがオレの実力と思うなよ!」は、本当のことでもありますが、三橋を動揺させないためには必要な言葉でもありますかね? でも、三橋は元々あんまり動揺してなかったっぽいですが。
次の打者の9番上代くん、ピッチャーに対しては、2−2からボールを試そうと、1球目ボール、2球目ストライクを投げさせますが、その2球目を打たれてヒット。セカンドランナーが還って2点目が入りましたが、
ファーストランナーはホームでさしてスリーアウト。このバックホームは花井ですね!
田島は、「こっちの思惑通りカウント進むわけねーよな」と反省。「三橋の球を有効に使うには もっと打者のことを考えなきゃ!」は、打者の心理を考えなきゃってことなのかと初読では思ってましたが、こうして順を追ってみてみると、単に打者のことをあまり意識していなかったという反省なのかなと思いました。そうすると、田島は捕手としてはまだまだってことですかね。
回は変わって西浦の攻撃。1番の田島からです。2巡目はリード楽だから打席集中だそうですが……楽かなぁ? 相手にも見られてるんだから、楽ってことはないような気がするんだけど……
でも、田島は1球目デッドボールで打席になりませんでした。2番の栄口くんは犠打のサインだったのですが、強すぎたので桃李のキャッチャー石田くんが2塁に投げるように指示したところ、田島の足がものすごく速かったのでセーフになってしまいました! 石田くんは仕草で謝りますが、怒っちゃってちょっと冷静さを失うピッチャー祥真くん。(あれ? ”祥馬”くんだと思ったんだけど?)
2点差で無死1、2塁なので、次の3番巣山にもバントのサイン。巣山くんは打ち上げてしまい、ノーバウンドで取られると思ったランナーの田島と栄口くんはベースに戻ろうとしますが、それが落ちたのでもう1回進塁しようとしたのかな? 桃李の石田くんはダブルプレーを取れると考えてファーストに投げさせますが、間に合わなくてセーフ! 無死満塁になります。
そして、バッターは4番花井! 気合を入れようとサードランナーを見た花井は……
「いーなーいーなー ランナーいっぱいいて いーなーはないは ホントなら オレがそこに 立ってるのに あー4番はいーなー」
……サードランナーは田島でした。
一瞬へううっとなる花井ですが、「幻聴だって!」と気を取りなおします。……でも、あの田島の表情を見ると9割がた当たっている気がします。メンタル弱すぎる花井も問題ですけどね。
ですが、ピッチャー祥真くんだカァッとなっていたため、ワイルドピッチをやっちゃいます。そして、サードランナーの田島が還って1点です。
花井は打ってよしのサインが出たようで、「今日はスクイズ指示ない 崎玉戦時より評価上がってんのか または 上げるチャンス!」とがんばりますが、ポテンヒット。一応2点目は取れたけど。しかも、バックホームするかと思って2塁を目指したら、1塁にボールを投げられて1、2塁間に挟まれちゃってアウト! はめられたわねぇ、花井キャプ。仕方がない場面なのか、花井の判断が甘いのか……
田島、3塁にいたときと同じ顔でジトーンと花井を見てます。ううーん。ここでもう一ひねりあれば萌えが膨らむのになぁ。
で、5番の泉くんはサードフライ、6番の沖くんはショートゴロでスリーアウト。チェンジです。
さて、2巡目はリードが楽だと考えていた田島ですが、その訳は、公式戦ではまず当たんないとこじゃなきゃできないこと、”ガンガンまっすぐ勝負!”ということでした! ……確かにそれは頭使わない。
桃李の1番も2番も、”まっすぐ”の1球目を打ってフライにしてしまってアウト。見た目は”まっすぐ”は打ちやすそうな球なので、1球目から手を出してしまって楽々とアウトが取れるという訳ですね。しかし、桃李と甲子園で当たったらどうすんだよ、田島……まあ、その頃には三橋の球がもっと速くなったり、4つめの変化球が完成したりしてるか。
3番の石田くんはも、”まっすぐ”を打ち上げてレフトフライでスリーアウト。これはちょっとやり過ぎですかね〜
そして、次の4回の攻撃は、7番の水谷からです。どうなる、水谷!? スタメン落ちフラグを消すことはできるのか!? 待て次号! ……って感じですね。
2010年10月号
今月のひと言。阿部の効果音が「でんっ」に!
毎月おおふりが読める喜びを噛み締めつつ……久しぶりの西浦の試合です!
今回は田島が1番という変則打順ですね。”キャッチャーも4番もは大変”だからなんでしょうか?
相手チームの選手は全員は覚えきれないので飛ばすとして、ピッチャーは先月ちょっといい人?だった祥馬くんですね。モモカン情報では、兵庫大会の準決勝までスタメンだったとのこと。1年生なのに!
田島も「打ててラッキー!」とうれしそう。しかし、遠征組に入れなかった理由の中に”罰くらってんのか”が入るのは……実体験でしょうか?
さて、祥馬くんの一球目は、”悪かねーけど あんま迫力ないな”が田島評価。そして、二球目は見事に捕らえてヒット! 2番は不動の栄口くんで、危なげなく犠打でランナー2塁。
3番は職人・巣山でしたが、ピッチャーが”本気”を出した球で三振。4番は花井キャプでしたが、フライでアウトになってしまいました。これでスリーアウトチェンジですね。
チェンジのときのピッチャー・キャッチャーの会話によると、祥馬くんは肘の故障でBチームにいるのですね。会話の感じがタメっぽいので、この捕手の子も1年生なのでしょうか。でも祥馬くんは捕手の子が行っちゃってから、ぼそっと「戻っとーわい(戻ってるよ)」と言ってますが、これは性格でしょうかね?
正捕手は”岩先輩”という方のようですが、祥馬くんはこの先輩をかなりリスペクトしているみたいですね。西浦には”先輩”という存在がいないから、こういう先輩後輩の関係性はないのでちょっと新鮮ですね。やっぱりあの先輩に認められたいから頑張るってのは、高校生にはかなり重要なファクターな気がします。準さんしかり、春日部の双子しかり。榛名は尊敬とはちょっと違うけど、先輩たちと一緒に勝ちたいって思いはあったよね。そうやって引き継がれていくから伝統的に強いチームというのができるんでしょうかね……
さて、1回裏、桃李の攻撃。久ぶりに三橋の試合での投球が見られますよ!
キャッチャーはまだ当然田島な訳ですが……バックネット裏で阿部が記録取ってます。そして、その姿を三橋が見たときの効果音が、効果音が……「でんっ」て……
三橋の心理的なものもあるんだろうけど、阿部ってば食っちゃ寝しすぎて「でんっ」という効果音が似合う重さになっちゃったの!? 頼むからお父さんの体型になるのは数十年後にしてくれよ!
モモカンの指示で、田島は三橋の球がどのくらい通用するかを確かめる投球をすることに。主軸が3巡したら交代するので、それまでに一通り試すということです。田島の頭がどれだけ捕手になってるかも問われる感じですかね?
そして、1球目はカーブで、しかもワンバウンド。阿部も「ワンバンまでさせるか!?」と驚いてます。
ここが阿部と田島の違いの出てるところですが、どなたかも感想で書いていらっしゃいましたけど、やはり阿部のリードは捕手として打者に対するリードで、田島のリードは打者の視点立って打たせないリードなんですよね。田島はBチームの選手の打ち気を読んで、はっきりボールとわかる球を要求し、次の球は”見る”気にさせようという発想なのですね。続けて3球はいろいろな変化球を投げさせて、全部ファール。ということは、全部ボールで投げさせてるのかな? そして、もう1回ワンバンのカーブでカウント2−2になったところで、振りかぶっての”まっすぐ”を投げて三振! 田島、見事に三橋の投球を試すということと、アウトを取るということを両立させてます。それにテンポもいい感じ。相手もまっすぐに対して”ええ球”という印象を持ちましたし。この1打席目は言うことなしな感じですね。
2番には、真ん中から外へ逃げるシュートを打たせてショートゴロでアウト。
そして3番はキャッチャーの石田成津くん。彼は三橋の投球にボールが多いのは荒れ球ではなくわざとだと見抜き、ボール球を振らなきゃ自滅だというところまで気付きます。さすが強豪校の捕手ですね。
田島は彼にもまたワンバンのカーブを振らせようとしますが、これは振らずにカウント0−1。次はシュートで、カーブとの落差で速く見えてしまって見送り。そして、最後はスライダーを打たせてライトフライ。で、スリーアウトです。
ここで「ナイピー!」って言っているのは田島なんですが……そばかすを描き忘れてるんで阿部と錯覚しちゃいますよ……
実際の阿部は、「早く試合出てェなァ」とため息をついております。田島のリードをみていて、自分だったらどうするか考えてウズウズしちゃうんでしょうね。やっぱり阿部は骨の髄まで捕手ですよ。
2回表の西浦の攻撃は、先頭の5番泉がいきなりツーベースヒット! かっこいーっ、泉先輩!
6番の沖くんもストレートに狙いをつけてヒットで、無死一・三塁!
こーんないいとこで7番の文貴に打順が回ってきたのですが……1球目は祥馬くんの本気のストレートを見送ってしまい、2球目は変化球でボール、3球目はストレートを見逃してしまい、カウント2−1で追い込まれてしまいます。そして、4球目のボールを見送ってカウント2−2にした後、5球目のストレートも見逃しててしまって三振してしまいました。
モモカンに、特に追い込まれてからのストライクを見送ったことを起こられ、シュンとなる文貴。……何か、速水い○いち並みにおちちゃってますよ!
しかも、次の西広せんせーが三振したのを、「よっしゃー」とか思っちゃ駄目じゃん! 気持ちが全くうつむいちゃってるぞ!
ポジション争いというのが現実になってきて、危機感を感じるのは当然だけど、そういう後ろ向き思考に落ち込んじゃったら、前向きにうまくなろうとしている西広せんせーにホントに勝てなくなっちゃうぞ。誰か文貴にびしっと喝を入れてくれないものですかねー。
最後に三橋も三振し、スリーアウト。西浦はせっかくのチャンスを生かせませんでした。
まだまだ回は浅いですが、モモカンはこの打順ではキビシイと思い始めています。下位打線3人が誰も打てない、犠牲フライもできない、小技も使えないとなると、キツイものがありますよね。ヒット数では西浦が今のところ勝っている訳ですが、得点ができなければ意味がないですからね。3人の中の誰かに突破口になってほしいものです。
2010年9月号
今月のひと言。”ヘン”でいいの? ……いいんだぁ。
前月号、整列する強豪校にびっくりしていた西浦っこたちですが、今月号でも突然の大声にびっくり。
桃李は毎日チームのモットーを唱和しているようですね。これも一種のメントレでしょうか? こういうのって軍隊みたいであまり好きではありませんが、内容的にはいいことを言ってるからいいかなぁ。「応援してくれる人 両親に感謝の心を持つ!」が特にいいですね。
「マイニチ」は関東のアクセントで、関西は「マイニチ」なんですね。地元だと、最近の若い人でも結構お国言葉で話しますよね。
モモカンを見てざわつく波里高校のみなさん。監督だと確認して、更にザワッ。まあ、当然の反応でしょう。高校生らしくてかわいっすね。
花井、棚の上にあったプリントを発見。この子結構好奇心旺盛? というか、ちょっとうかつな感じ……
桃李の筋トレメニューは有名だそうで。上半身と下半身を交互に毎日って、どれだけすごいのかよくわかりませんがすごそう。トレーナーが毎日来ているというのもすごい。私立高校で十分お金をかけてもらえているんですね。一方波里は進学校で、普通に受験して集まった選手達で、特に野球部が優遇されている訳でもないのに甲子園出場は県内最多。西浦が目指すのはやはり波里の方でしょうか?
”ケツがでかい”っていうのは、それだけ野球選手として体をつくっているっていうことですね。県営大宮球場で西武のなかじーを見ましたが、やはりケツがでかかったです……
さて、各校がそろって合同練習開始。桃李の選手達もモモカンに大注目のようですね。
桃李のキャプテンは吉川さん、波里のキャプテンは深山さん。両方メガネくんですね。キャプテンとして、花井も名前を呼ばれてちょっと焦り気味です。班分けと言われて「?」になっていましたら、親切に教えてくれたのは波里のキャプテン。ポジションごとにまとまって班をつくるそうで、西浦はほぼ全員バラバラということになりますね。田島が「今日の先発でいくならオレキャッチャー班?」と確認しますが、花井の考えでみんな正ポジということに。となると水谷と西広せんせーは二人でレフトな訳で、水谷が「一緒に行こー」と西広せんせーに声かけているのが微笑ましいです。強くなるために競い合っていくのはありだけど、やはり西浦の仲の良さはなくさないでもらいたいものです。
「投手班!」の大声にビクーッとなる三橋。最早顔が人外ですってば。
集まった途端、何やら反目し始める桃李と波里の投手陣。主に2年生同士らしく、1年生は「?」を飛ばしています。そこで、1年生の一人が仲裁に入り、2年生たちがニヤリ。実はこれ、投手班のリーダーを決めるために2年生同士が仕組んだ芝居だったのでした。まさかそんなんとは思わなかった! でも、先輩って人種は、こうして後輩をからかって楽しむもんですよね。
投手班のリーダーにされてしまった1年生は、波里の永宮悠吾くん。開き直って、「みんな今日はオレの言うこと聞いてや!」と言うあたり、なかなか度胸のある子のようです。桃李の中では、三橋ほどではないけれどちょっと気弱そうだけど、エース?らしい上代祥馬くんが注目でしょうか。
三橋は……びびりまくりでうまく話せず、自己紹介で「ひっ は しっ へんっ レす」と言ってしまい、”へん”と呼ばれてしまうことに…… ここで訂正できずにうなずいてしまうところが三橋ですが、呼び方なんてどうでもいいんですかね、この子の場合。
さて、まずはティーバッティングで守備練習、でしょうか。ティーは、球を手で打者に打ちやすいように投げてあげて、打者が打って野手はそれを捕球という形でやっているようですが、人数の多い班はランナーもつけるとは、西浦でやっている場面を想定しての守備練習と似たようなものなのかな? 1校のグラウンド内に9つ内野をつくれるって、どれだけ広いんすか、桃李! かなり野球部に力入れている私立校なんですね。しかも、コーチ陣のすごい声に、慣れない西浦っこ達はビクビク。関西弁だとさらに荒っぽく聞こえますもんね。
阿部はメシ係に入ってて、みそ汁をよそいながらコーチ陣の声を聞き、一人冷静に「これなら監督はどなんなくて済む いちいちどなってたら全体なんか見れねーからな」とか考えております。まあ、阿部はシニアでこういう声には慣れているんでしょうね。
新入生がきたらモモカン一人じゃ厳しい、ということは、やはり作品としても、新入生が入ってくる頃まで想定してるんですね。西浦っこ達が先輩になるなんて、あんまり想像つきませんけど。まあ、田島も阿部の弟に対する態度なんかを見ると、野球に関してはちゃんと先輩やれるのかな? ポジション争いも当然起こることになるし……後、指導者が必要ということは、例の”たった一人の選手”が出てくるのかも!? ちょっとこの先の展開に期待です。
しかし、阿部は「マネ かわいっすね」とか言われても「……はァ」と薄い反応。千代ちゃんがかわいいってことすらも認識してなかったな、この子は! 誰かの彼女なのかと聞かれても、「………えーと ちがう? と思う」という返事だし。おまえももっと野球以外のことも考えろよ!って感じですね。
波里は恋愛禁止、桃李は女子マネはいないそうです。「オレたち女より甲子園やんな!」「な!」とさわやかな桃李のメシ係くんたち。1年生でしょうか? 本音などうなのかな〜?
朝飯となり、早速阿部がいつもの世話焼きぶりを発揮。関係がだんだん対等になってきていると言っても、この世話焼きだけは直らないようですね。でも、すぐ試合で投げるのにおなかがいっぱいになり過ぎるとまずいから、ご飯の多い分はおにぎりにしておいて試合中に食べるってのは合理的でよい気遣いですかね。
ここで、阿部が「三橋」と呼んだので、名前が間違って認識されていることが発覚。永宮くんもちょっとイラアッとなってますが、「ホナラ”レン”な! もっぺん自己紹介したらええわい!」と言ってくれるところが男前ですね。早速三橋にいい人認定されています。しかし、呼び名は変わりませんでした。先輩方アバウトでひでえ。ここでも永宮くんは「オレはレン呼ぶけん」と言ってくれます。いい人! しかし、三橋はあんまり気にしてないっぽいですね。
しかし、西浦っこ達は仲はいいのに、未だに全員苗字呼びってのは……やっぱり先輩がいないせいですかね。誰かがそろそろ名前呼びを始めてもいいと思うのですが……阿部が先陣切ったらここで褒めてあげよう。でも、水谷あたりがユルく始めそうな気もする。花井は必死で抵抗するでしょうけどね!
ここで、ちょっと気弱げな上代くんが、「オレもはじめヒューマて呼ばれとった」と。んん? ヒューマって、星飛馬とかけてですかね!? いいあだ名じゃん! でも、今はちゃんと祥馬と呼ばれているということは、それだけ実力を認められてるということなんですかね? そして、上代くんも”いい人”だと思います!
さて、Aチームはもう一つの合同練習参加校である泰然高校へ移動。
Bチームはグラウンド整備と食事の後片付け。千代ちゃんに緊張してるっぽい桃李の子がかわいいですね。
そして、いよいよ練習試合の第一試合、西浦対桃李! 久しぶりの西浦の試合ですね。桃李のピッチャーは上代くんかな? 帽子かぶっちゃうとよくわからんけど。西浦の一番バッターは田島です。今日はキャッチャーで頭使わなきゃならないから、バッターとしては楽させるってことでしょうか?
とにかく試合はわくわくしますね! 三橋の投球がどう変わっているかも楽しみです!
現実の埼玉では県予選の真っ最中です。西浦のモデル校は3回戦で負けてしまったようですが、徐々に強くなってきているようでこちらも楽しみです。今年はどの高校が甲子園に進むのかも気になりますね。
2010年8月号今月のひと言。へ、部屋割り……がくっ。
それにしても、1か月分余計に待ったごほうびなのか、今月はおおふり月間とでも言ってもいいような素晴らしさですね! アニメ二期のDVD1巻発売、コミックス15巻発売、アニメ二期の最終回、そしてアフタ8月号で連載再開! いやあ、今月はしあわせだ〜 そして、6月30日の県営大宮球場、おおふりデイ……チケット取りました! 実は偶然、職場の関係で割引で買えまして、バックネット裏です! 野球、満喫してきます!
そして、待ち待った本編。
何と、冒頭は桐青! か、和さ〜ん、準さ〜んっ! お久しぶりです!
準さんったら、和さんの前になるとやたらとかわいいですね。そして、「負けから学べ」の和さん、すごく男前ですね! こりゃあ、ますます準さんは和さんに惚れちゃうね。利央が相棒と認めてもらえるまでの道のりは遠そうだわ。
そして場面は甲子園へ。準さんたちも観戦に来ているんですね。
利央は田島と再会。そして三橋も。
田島の書いたメルアドが解読大変だったというのは予想通りですが、背番号をもらった順に入れているとは思いませんでした。すげえな、田島。彼の野球に対する姿勢はやっぱり尊敬に値すると思います。ただ才能だけでやってるんじゃないところが田島のすごいところだよな〜
この後の会話、何かと思っていましたら、甲子園観戦に来ている間に近くの高校と練習試合をするということなんですね。”呉東”なんて埼玉のはずないですもんね。
モモカンの伝手づくりは物怖じしない態度でしょうか? ここで談笑しているのは桐青の監督ですよね? 花井もきてます。そこを見てくれる田島もうれしい……
そして、背後から準さんが来てます! いきなり利央のネクタイを後ろから引っ張る傍若無人さです! 先輩というより実の兄のようなノリだなぁ。
”田島悠一郎”のとこの準さん怖いなぁ。「オレのクセ見て 盗塁指示出してたのか?」と訊かれて、「どうでしょう?」ととぼける田島も相当強心臓ですけどね。ここの二人の、じいっと見合っているところがすごく好き! いいなぁ、この二人とも一歩も引かない感じ!(あ、でも田島、次のページで小さく「ふーっ」って息はいてますね。こいつも少しは緊張するのかしら?)
準さんは利央にはとことんイジワルなので、利央が呂佳さんに試合データを渡しちゃったことをバラしてしまいます。ここの準さん、すごく楽しそうだな。田島にギラッとにらみつけられ、利央を前に押し出す準さん。利央に対してだけこうなんですかね、この人は。
田島は「データあったから負けたってんでもないデスし」と言ってますが、データがなかったら勝てた可能性もあったのではないかと思います。準さんも思ってますが。少なくとも、配球を読まれることはなかっただろうから、取られる点はあの半分くらいで済んだかもしれないですもんね。
準さん、三橋に気付いて大笑い。笑い上戸再発。「顔がおかしいっ」ってあなた……試合中もそれで笑いのスイッチ入っちゃって大変でしたよね。懐かしいな。
利央は「ごめんな あの人悪い人なんだ」と三橋に謝ってますが、それってちょっと言葉が足りないでしょー。せめて”性格が悪い”と言ってあげてください。……あんまり変わらないか。
準さんが元気になって笑ってるのは、和さんが来てくれたからなのでしょうね。でも、そのきっかけをつくったのは利央のメールだったので、利央の手柄と言えなくもないかもしれません。そこまで深い考えがあったかどうかはわかりませんが。
試合が始まり、走って観客席に戻る田島と三橋。モモカンに「遅い!」と叱られちゃってます。
座席の並び順は……おお、水谷が千代ちゃんの隣をキープ? その隣が泉なので、もしかしたら気を利かせてくれたのかも。
モモカンが「遅い!」と叱ったのは、それだけ重要な意味が甲子園観戦にあるからなのでしょうね。「自分があのグラウンドに立ってる姿を家でもリアルに想像できるように」というモモカンの言葉に、観戦にも気合が入ります。
ここの三橋のモノローグがすごくいいですね。「いろんなトコから来た人が みんなここの特別さを知ってる あの人たちの 特別さを知ってる この雰囲気 忘れないぞ 次来る時は オレ達 グラウンドに立つ そいで 勝つんだ!」と……三橋のこういう前向きさはすごくいいですよね。自分のことをダメピーとか言っちゃってた三星の頃が例外で、本来の三橋はこんなふうに真っ直ぐに夢に向かって突っ走れる子なんだろうな。三星のときはそれが歪んで、マウンドにしがみつくという形になって表れてしまっていたけれど。実は三橋ってすごく意志が強くて、エースにふさわしいメンタルの持ち主なんじゃないかと思います。
さて。観戦を終え、借りていたグラウンドで練習して。いよいよ宿泊です。
部屋割りがっ! 花井と田島、巣山と水谷、栄口と泉、沖と西広、阿部と三橋! なぜわざわざそんな組み合わせ? 同クラの組み合わせって沖くんと西広くんだけですよ? 花井は田島の見張り役で、阿部と三橋は信頼関係を深めるためでと理由はつくけど……なぜにわざわざ巣山と水谷? いやあ、思いがけなくうれしいなぁ。
田島は「なんで花井となんだー」と明らかに不満そう。花井、「やなの!?」って……かわいいなぁ。「ぜってー見張り役だよー」って、わかってんじゃん、田島!
三橋が、阿部の分の荷物も持つよと。そして、それを阿部が自然に受け入れている。ちょっと前までは、みんなで試合の後に荷物を運ぶときも「おめーは持つな」って言ってた阿部が! ちょっとこの辺は感慨深いです。泉と栄口も見守っております。この二人って、実は西浦の中で保護者的立場というところが共通していますね。
そして、阿部の荷物はそっと丁寧に置くのに、自分の分はボーンとベッドの上に放り投げる三橋。なんですかっ、このかわいい生き物はっ。この違いに気が付いたときには萌えました。
シャワーの後の髪がへたってる三橋もかわいいですね。すごいいろいろサービスありすぎですよ、今月号は……
阿部が三橋の言葉になっていない言葉を何気に解読しているのも感慨深い。
そして一番感動したのが、次のやり取りです。新人戦に出られるかもしれないという阿部に、「出 なくて いいっよ!」という三橋。「新人戦 3つ は オレ達 全部勝つ」「阿部君は治す方 だ!」
この言葉に、阿部もちょっと間を空けつつも同意。「それまではブルペンでガマン!」「うん!」のときの二人の顔もいいですね。ああ、ホントに力を合わせて強くなろうとしてきてるなぁと思ってしまいました。
また、試合に出られなくても、少なくともブルペンで三橋の球を受けられるということが、阿部にとっては大きな意味があることなんでしょうね。阿部がブルペンで三橋の球を受けていれば、三橋の調子も上向くということが確信できているのでしょう。ブルペンがあってほんとーによかった!
夕食の後のミーティングはみんな眠そうで、部屋に戻ったらすぐ就寝です。当たり前ですよね。水谷もお笑い番組を観ることはできなかったでしょう……
翌朝は5時起き。桃李高校との合同練習へ。
さり気にジャンケンに負けた花井が阿部の荷物を持ってあげているようです。主将がこんなにジャンケン弱くで大丈夫なんでしょうか、西浦……
桃李高校の部員達は、ずらりと並んでお出迎え? 規律の厳しい学校なのですかね? 果たしてどんな高校で、どんな練習試合になるのかは、待て次号!です。
はー、それにしても今月号はいろいろありましたね。ページ数にするとさほど多くはないのに。待った甲斐があったと言うものです。でも、当分は救済なしで続いてほしいものですね。
2010年6月号
今月のひと言。やっと……やっとだよ!
うっわぁー、この3ヶ月長かった! ようやくまた西浦っこたちに会えました!
そうこうしている間にアニメも始まり、14巻も発売されましたが……その話はまた別途。
合宿は終了。その間、阿部と三橋は2回の朝食をこなしたということで……料理のことになるとちょっと三橋に頼りがちな阿部が何だかかわいいぞ。
通常練習が始まって、8月3日。新人戦のクジ引きに行った花井キャプ。クジ運の悪い花井、今回はどうなったのかな〜……と思いながらページをめくってみましたら、泉さんに「また強ェとこ引いてねーだろな!」と言われてましたね。さすが泉さん。辛口です。
相手は戸田市立ということですが、公立にはあんまり強いところはないというのが一般的なイメージですよね。それでも埼玉にはいくつか公立でも強いとこがあるみたいですけど。浦和市立とか。
で、早速ここからシード獲得を目指してのたたかいがスタートするのですね。「全部勝つかんな!」と気合が入った花井キャプ。凛々しいです。監督のとなりではなんかかわいくなっちゃってますが。
そして、モモカンから気になる質問。「甲子園へ行ったことあるの?」 あるのは巣山、栄口くん(シニアで)、阿部(家族で何度か。さすが阿部父!)、田島の4人。花井はないのか。意外〜
と思っていたら、モモカンの爆弾発言。何と、みんなで甲子園観戦1泊旅行! みんなで甲子園観戦! す、すごい〜!(まさかそんな展開があるとは思いませんでした!)
何と行くのは夜行バス。そだよね。一番安いもんね。おおお、大宮駅東口バス乗り場に西浦っこたちが!(あれ? 夜行バスは西口のイメージがあったんだけど……まあ、細かいことですが)
はしゃぐ西浦っこたちに、こっちまでわくわくしますね。花井さんはちょっとうかない顔ですが、一番背が高いので、足を伸ばして寝られんないそうです。隣の栄口くんに「お? 上から発言?」とツッコミを入れられてます。ちなみに三橋の隣が泉くんで、その隣が田島。夜行なのでゆったり3列シートです。(三橋の隣は阿部がキープするかと思ったのにな〜)
そして翌朝、7時20分大阪駅着。巣山が「いろんなものが黄色と黒だ」と感想をもらしてますが、当然阪神タイガーズカラーですね!
三橋、駅のアナウンスで「甲子園行き区間特急です」というのを聴いて大興奮。で、阿部に「はええって」とツッコミを入れられてますが、そういう阿部も「はじめて来た時スッゲ興奮した」そうで。その頃のガキな阿部を見てみたいですねー。まだ榛名と出会って黒くなる前かな〜
電車で移動中、「次は 甲子園 甲子園球場前です」のアナウンスにもみんなびびっときてます。初めてじゃない栄口くんはちょっと余裕?
球場前に到着し、チケット列に並ぶために田島。その後を追ってみんなもダッシュ! その後を、怪我した足をかばいながら追う阿部…… また背中に哀愁が漂ってますよ〜
そして入場券売り場でキョロキョロする甲子園初体験の西浦っこたち。残念ながら、入場券売り場の側からは球場の全体像は見えないそうで……そういえば、改修されてあのツタってどうなったんでしょう? なくなっちゃったのか、どうにかして復元しているのか……
スタンドに入り、1ページ丸々使っての甲子園球場――…… うーん、やっぱり特別の場所って感じですね。
田島の提案で、フェンス近くに寄って見る西浦っこたち。みんなフェンスにびたーっと張り付きです。
スタンドとグラウンドとの高低差があまりないので、グラウンドが近く感じるのですね。でも三橋は、「でもこの中に 入るためには 1回も負けちゃ ダメなんだ」と思いながら、美丞に負けた時のことを思い出します。でも、もう一度力強い目でグラウンドを見つめる三橋。
「こんなに近いのに あそこと ここは 全然違う」「まぶしい この網の向こうは なんて特別なんだ」……
全然違うと思いながらも、甲子園に行きたいという三橋の思いはもっと強固なものになったのではないかと思います。特別さを意識したからこそ、と言うか。
そんでもって、観戦に年季が入っていそうなおじさんに「あんちゃんたち そこで見るんやないやろなァ」と言われ、慌てて謝る西浦っこたち。球児は礼儀正しくなくっちゃね。
そして、田島に来たメールは、「仲沢君」ってこたあ、利央ですね! おお、あの後メールのやり取りしてたのか!
田島は三橋にも一緒に行こうと言って引っ張っていきますが……二人だけで大丈夫?ってことで、花井もお目付け役についていくこと希望!
と言う訳で、次回は利央が再登場ですね。準さんも出てきてくれるといいな〜
って思ったら、来月も単行本準備のため休載!?
15巻が早々と出るのはうれしいけど、また待たされたら干上がっちゃうよ〜
ところで14巻ですが、表紙がタキロカでしたね。ふふ。
カバー裏は応援団! 来年もがんばろうと結束する応援団。いいな〜 高校生ってきらっきらしてるね! 応援って、確かに何かがあンね!
キャラクタープロフィールは、滝井監督と呂佳さんと、三橋父と阿部父! あれ? 呂佳さん、大学1年? 滝井さんは2年なのに……1年浪人!?
そして、三橋父は玲一さんですか。キレイなお名前ですね。阿部父は隆さん。阿部はお父さんの名前を一字もらったんですね。そして、やっぱり”社長”さんだったんですね! 社員さんと草野球チームとかつくってたりして。身長は180cm。阿部もそのくらい伸びるのかなぁ。横は同じにはならないでほしいですが……
また2ヶ月、アニメを支えにがんばります……
2010年3月号
今月のひと言。阿部が泣くかと思った……
久しぶりに阿部にボールを受けてもらえることになり、ミットにいい音をさせたい!と奮起する三橋。
モモカンからのアドバイスを思い出しながら振りかぶって投げると、阿部が構えたミットにまっすぐ届いたボールがスパアンっといい音を! 花井も田島も、モモカンもびっくり!
阿部も「久々だから じゃないよな」と、びっくりしつつうれしそう。
モモカンの解説によると、振りかぶることでフォームがよくなったことに加えて、いいカンジに上体の力みがとれているということで。阿部のケガを気遣ってか、信頼感のなせる技なのか……ここはどっちもありですかね?
あまりにいいカンジだったので、阿部は「監督 数 投げさせても いーすか!?」とお願い。モモカンも即座にOK!
しかも、投げ込んだ後、モモカンから練習試合で振りかぶってもいいよのお許しまで出ました!
で、練習試合ではまた田島が捕手な訳ですが……
4回表、相手校、鴻巣中央の攻撃。レフト線にカーブを打たれますが、レフトの西広せんせーが素早く捕球して、ショートカットでバックホーム。ランナーはホームで悠々アウト! ナイスレフトです!
気合の入っている西広せんせー、チェンジでベンチまでダッシュするときも速いです。水谷に「はりきってんな」と言われ、「いや だってさ 新人戦 オレ多分出れるだろ やっぱ嬉しーよ 阿部には悪いけど」とのお言葉。以前は補欠という立場に甘んじていて、ちょっとみんなよりも一歩ひいているカンジがある西広せんせーでしたが、ここへ来て高校球児らしくなってきたのがさわやかで微笑ましいですね。
阿部は「でも 治っちったら ゴメンな」と、よゆーの笑顔です。ちょっと前までクサッてた人とは思えませんな。三橋の球を捕れるというだけでこうも変わりますか。阿部が三橋の球を捕れるようになれば閉塞状態を乗り越えられるのではないかと思っていましたが、予想以上にノリノリになっております。チェンジの間、ブルペンでは阿部が受けるのですね。ホントにこの子ってば、捕手ができると途端にイキイキするんだな。
4回裏、西浦の攻撃は西広せんせーから。声援を送る西浦っ子たち。その中で、巣山の声援が「阿部が治ると思うなよ!」 さり気なくひどいですな。
西広せんせーは打席でも理論派らしいモノローグをしてますが、打つ姿は高校球児らしい思いっきりのよさ。ヒットで先頭バッター出塁です! 笑顔も男の子らしくてよいなぁ。何だか西広せんせーがどんどんかわいくなっていくよ!
一方、ちょっと焦りを感じ始める水谷。ポジションが同じレフトだもんね。
試合は3対5で西浦が勝利し、お昼のお弁当を食べる西浦っ子たち。
花井と田島が隣同士ですね。しかも、128ページではちょっと離れて座ってるけど、次のページの1コマ目ではすげー近いぞ。何だか仲良さげでドキドキ。
阿部と三橋も隣同士。田島に「だけど今日朝いーかんじだったの 阿部が捕ったら な!」と言われ、照れてる阿部がすごくかわいいですね。こんな顔するのは珍しいぞ。みんなの前では初めてかも。
絶好調の阿部さん、「2試合目も攻撃中はブルペン入ンぞ いークセつけちゃおう」と勢いづき、三橋からも「おう!」といいお返事をもらってます。ああ、この二人がこんなに仲良さげに話す日がこんなに早く来るとは! 感無量ですね。
西浦のホゴシャ、泉さまと花井キャプもあたたかく見守っております。
そんなチームメイトたちに刺激を受けて、気合を入れなおした水谷くん。夕方の素振りでマメ3コをつぶしました。
……おーい、やっぱりまだまだだったんじゃん。まあ、これまで野球やってて全然マメができなかったってことは、手の平が固いってのは確かなんだろうけど。(でも、ハートマークがかわいかったからよしとするか)
夕食後のトレーニングは卓球。
その中で、7組の花井キャプと水谷くんと千代ちゃんは体育祭の応援合戦の練習。13巻のカバー裏はこの前振りだったのですね。ちなみに「連」は同じ組の1年から3年までが一緒になったグループで、西浦の体育祭は連対抗で行なわれます。
カバー裏では部活にいく7組メンツの代わりに千代ちゃんが振りを覚えて教えておくと言っていましたが、それがここで出てきた訳ですね。
男女組みで踊るということで、千代ちゃんに組んでみよっかと言われてビクッとする水谷。「腕くんで」「女子ひっくり返してー」でもドキドキです。……でも、こうして平気で腕組めるってことは、千代ちゃんは全然水谷のことを男として意識してないってことなんだよな……
で、ダンスの練習をガン見していた田島さま。千代ちゃんが今度は花井と組んで練習しようとしたところ、ピタシっと花井の横について「オレ女子やる そのーが効率よくできんだろ」と宣言。花井キャプ、千代ちゃんと腕が組めるチャンスを逃しました…… タジハナ的には喜ぶべきところだけど、ふつーの高校生男子としての花井の立場に立ってみたらすげー損だよ。気の毒だ〜
水谷はしあわせの絶頂。手まで赤くなっております。千代ちゃんは田島のダンスのアレンジに大受けで、やっぱり水谷のことは全然意識してないようですが……
布団を敷いているときまでうかれる水谷。
巣水好きとしては、ここで2人の会話が入るのがうれしいところですが……
「合宿ったら ふつーもっと夜中話したりするよな」という巣山の言葉に、栄口くんが「好きな人誰的な…?」と振ってきますが、千代ちゃんが好きだとはさすがに言えない水谷は「それよか 定番としては 怪談じゃないかな?」と回避。でも沖くんが枕に突っ伏して「それはやめようよ」 沖くんかわいー!
それでもう一回栄口くんが「スキな人誰的な」話に戻そうとしますが、そこで男前泉さまのひと言。「寝よーぜ もー」
これ、水谷をかばったんですよね。泉さまは水谷の気持ちに気づいてたもんね。すげーかっこいい、泉さま!
仕切るべき花井キャプは「そーだぞ ねろ」と言いつつ、本人ものすごく眠たげ。どんだけハードなダンス練習だったんですか!?
聞いてた三橋が、「スキな人ダレテキ な? 合宿 では そういう話 する…のか」と思いつつ寝入るところがすごくかわいいですね。
しかし、これで三橋が「オレ 合宿の思い出つくりたい!」とか言い出して「スキな人ダレテキな」話をしたがったら誰も逆らえず、窮地に陥る人たちが何人も出そう……
ところで、来月も単行本の発行準備のために休載なんですね。単行本が出るのは楽しみなんですけど、やっぱりアフタを2ヶ月待つのはつらいな〜
ネットで萌え補給したいです!
2010年2月号
今月のひと言。私の心配は杞憂だった!?
さて、まずはアニメセカンドシーズン放映決定おめでとー!
アニメ雑誌とか読まないので世間的評価がどうだったのかイマイチわからず、アニメの続編がない可能性もあると思っていたのでうれしいです。
たぶん美丞戦の終わりまではやってくれますよ? アニメであのシーンとかこのシーンとかが観られると思うと! 最後の締めは、「二人で強くなろう」「うん!」かな? はーっ、楽しみ!
では本編いきます。
西浦の練習中。振りかぶって投げる練習を始めた三橋。捕手は田島。(様になってんなぁ、チクショウ)
しかし、「ムシロ球威落ちて」て、「コントロールもマズイ」状態。急にフォームを変えてもうまくはいかないってことでしょうか。
そこへ阿部が、「一球だけいーすか!」と登場。防具もきちっとつけて! でも監督はすげなく「ダーメ!」と言われてしまいました。許可もらってから防具つければいいのに……
とぼとぼとケガ人メニューをこなすために去っていく阿部の背中を見ながら、花井は「中毒」、沖くんは「哀愁が…」とモノローグ。捕手中毒で配球マニアなのは元々(?)ですが、捕れないことで背中に哀愁を漂わせるまでになってしまったのですね、阿部さん……
モモカン、花井、沖くん。田島でワインドアップ談義。いろいろ意見を出し合って、モモカンは「はっきり言って振りかぶることのメリットは ない! と言ってもいいと思う」と言いますが、三橋は「オ レは 振りかぶって 投げます!」と自己主張。モモカンは投手の意志を尊重?
田島が「ま 振りかぶった方が ゲンミツにかっちょいーしな!」と言ったときは、そういう問題か?と思いましたが、モモカンは「かっこいいってのはわりと重要よ 三橋君の場合は特にね………!」とモノローグしています。三橋の自信につながるからでしょうか? それとも相手にナメられないように? まとめると、精神面での試合への影響ってことかな?
続いて打撃練習。
西広せんせーは、美丞戦で役に立てなかったことを悔いて以来、打撃練習に力を入れていらっしゃるのかしら? ネット裏から指導しているのは巣山で、球出しをしてくれているのは栄口くんのようですね。
交代して、バッティンググローブを取ったせんせーの手がすごい状態に! マメが全部皮むけてるよ! 片手で13個くらいできてる!? ひえ〜 それを見た水谷も青ざめています。
なのに、田島はなんでもないことのように、「10回くらい豆つぶせば固くなっから それまでシンボーな!」とさわやかに言ってます。西広せんせーもなんでもないことにように「おー」と応えてますし。うーん、西広せんせーは男前度が上がってるな!(田島はここで「花井打とー」って言ってますけど、花井はバッティングピッチャーをやってるのかな?)
水谷は手に豆ないんですね。巣山が水谷の手首つかんで、「キレーな手の平だな」とか言ってますよ!(うぎゃあ! 巣水ものへのサービスですか!? 水谷は水谷で、巣山の手の平を指でつついてるし。なかよしめ!) 水谷の手の平に豆がないのは、生まれつき皮膚が固いからなのか、それとも素振りの回数が足りないのか…… ”夏大の前”はやってなかったからっすかね?
でも、次のページの打撃練習風景はみんなゲンミツにかっこいいっすよ! 最後のコマは花井ですよね? 飛距離は伸びてるのかな〜
練習が終わり、夕食のメニューを予想し合いながら食堂に向かう西浦の面々。かわいいっすね。
そんな中、三橋は一人で阿部を呼びにトレーニングルームらしきところへ。阿部、汗だくです。がんばってるのはもちろんでしょうが、アツイんでしょうね、この部屋。
三橋はモモカンやみんなに言われたワインドアップの問題点を阿部に報告。阿部は、「ンなの承知だろ」と。その言葉にほっとする三橋に、何だか進歩を感じますね。二人でちゃんと話し合いができているよ!(セリフだけ読むと阿部は前と変わらずキツイ物言いしてると思うんですが。三橋は必要以上に怖がってないし、ちゃんと自分の言いたいことを言っている。すごい進歩じゃないですか)
なぜ中学では振りかぶらなかったのかと尋ねる阿部。そーいや、練習試合で叶くんは振りかぶってましたね。三橋は小さな声で「………オレ おそいから かっこつけてて おかしい」と答えてます。これ、こういうことを周りから言われたんだろうなと受け取っていたんですが、よくよく見ると言われたことではなくて自分の考えのように三橋は発言してますね。とは言え、阿部も「仲間の目ェ気にしてできなかったんだろ」と見抜いています。そして、ワインドアップで調整するのに時間が掛かりそうだと考えながら、「中学でもオメーと組めてりゃなァ」と発言。これは、その頃からワインドアップの練習をさせていれば今は使い物になっただろうにという意図だとは思いますが、ちょっとドキッとする発言でしたね。
でも、三橋はここで榛名の名前を口にします。(「捕ったり捕れなかったり」にカチンと反応する阿部がかわいかったりするんですが、そこは置いておいて) そこで阿部、「オレ 榛名の じゃましてなかったよな」と三橋に訊きます。おおっ、これは! 阿部が精神的に三橋に頼ってる!? 三橋は、「しっ してないよっ ”おかげ”って 言ったよ! ”ありがとう”も 言った!」と答えた後、「あの 捕れて 良かった でしょ?」と訊き帰します。阿部はちょっと複雑そうな顔をした後、「そーだな 捕れてよかったよ」と答えます。すごい。阿部、過去の傷を克服しようとしている!?
この「良かった」には、榛名という投手の球を捕るという経験ができてよかったというのと、榛名が立ち直るために役に立ててよかったというのと。
ここで三橋が「オレも 良かったよ!」と発言。で、ここの一連の三橋のセリフが全部いいんで、全部書いちゃいます! 「阿部君が組んでなかったら 榛名さん すごく 遠い人だ」「阿部君いたら すぐ近くに思える」「戦える 相手だ オレは 負けない!」
すごい、三橋、男前!!
栄口くんが夕食のために呼びに来てくれたのでここで会話が途切れてしまいますが。すごくいい話したね!
三橋の背中を見ながらの阿部のモノローグがまたいい。「こいつにつくしたいと思った けど今はもっと違う」「なんかもっといいもんに 変化してきてるぞ!」
これにもぐっときました! それで、今回のひと言につながる訳です。
私はケガで阿部が足踏みしていることで、三橋の精神的な成長に阿部がついていけなくなってしまうんじゃないかと危惧していたのですが、阿部はちゃんと三橋の成長に気づいて、それを前向きに受け止めようとしてくれているので安心しました。阿部がホントに三橋に「頼れる」ようになるまでもう少しかな?
翌朝から、朝食づくりは二人だけで。5時起きです。えらいね。(この阿部の起こし方、ちょっとドキッとした……)
「この2日で思ったけど 阿部君は意外と なんにもつくれない」、「この2日で思ったけど 三橋はけっこうモノを知っている」って、この対比が面白いですね。まあ、料理に関して阿部が高校生男子の標準で、三橋の方をほめるべきでしょうけど。しかし、”なんにもつくれない”阿部がかわいーな。ギョーザつくりが特に。わかる、わかるけど……くく。
しかし、朝からギョーザなんて高校生男子はすごいですね。しのーかもモモカンも同じもの食べてるけど。
料理の説明は三橋にさせる阿部。ギョーザの皮をやぶったのは自分だといわせる阿部。モモカンが意図した以上に、阿部と三橋の関係はいい方に変わっていっているように思えます。阿部はもう「三橋は何も考えてない」とは思わないでしょうし、三橋も「全部阿部くんのおかげ」と盲信することはもうないでしょう。後は、それが野球にどう現れてくるかですね。
そして練習。またしても防具つけて監督に直訴する阿部。セーフティカップをサポーターでヒザに巻きつけて…… 一読目の時は、セーフティカップが何か思い出せなかったのですが、読み返して田島が何て言って笑っているのかをちゃんと読んだら思い出しました…… 阿部、そこまでするか!?
必死で笑いをこらえるモモカンを見て、爆笑する田島を叱る花井がかわいい。
で、モモカンは3球だけ受けるのを許可。どこから持ってきたのか、ブロック材を重ねてそれに座って構える阿部。いよいよ、いよいよですよ!
三橋は「阿部君は動けないんだ 変な球は危ない 全力投球はダメだ」と思いつつも、「でも 久しぶりだ グローブ真芯のいい音 聞かせたい!」と。これ、阿部が聞いたら感動してまた泣くんじゃないですかね?
阿部がケガして悶々としている間、ずっと早く三橋の球を受けられるようになってほしい、そうすれば全部吹っ切れると、そう思って待っていました。それがいよいよです。
来月号、三橋の球を受けた阿部がどんな顔をするのか、楽しみです。