2008年12月号
今回の一言。阿部が重くなったんだよ!
今月も武蔵野第一対春日部市立戦がメインです。
試合は4回。武蔵野の攻撃は三者凡退、春日部の攻撃はツーアウトまでいって打順が1番に戻ってサード小野君。「9対1の戦いなら 負けるわけねェからな!」というのが不吉ですねぇ。私、榛名のことは好きじゃないけど、あんまり榛名の負けるところは見たくない気がするんですよね……それに、加具山先輩も勝たせたいしね!
小野君は榛名を揺さぶろうとセーフティバントを試みますが、サードの大河君が素早く対応して一塁アウトでチェンジ。でも、すかさずネクストバッターのリョータ君にアドバイスしている風なのがさすが強豪校って感じですね。
5回の武蔵野の攻撃も、ヒットは出たものの後続が打てずに0点。ネクストバッターの加具山先輩が「取れねェなァ」と暗い顔をしてますが、すかさず榛名が「カグさん」と声掛けてますよ! グラブを持ってきてあげてますよ!(シニアの時のオレ様榛名からは想像もつかないこの態度!) 強気発言は榛名らしいですけどね。これでチームを引っ張ってきたんだろうなぁという感じです。チームメイトの表情を見るとね。榛名も楽しそうに笑ってるから、勝ってる間はこれでいいんだろうと思うけど……何となく危ういものを感じます。
5回裏の春日部の攻撃では、小野君のアドバイスを受けた2番の森陵太君がプッシュバントで出塁。バントは難しいけど、プッシュバントにするのはやりやすい球らしいですよ、榛名! 観客席のおじいちゃん達が楽しそうですね。3番の正芳君、「カオだけはないとこ見せろー!」という声援に応えて「うす!」と返事したのが大いにウケています。イロオトコを否定しなかったのがウケてるんでしょうね、これは。確かにツリ目気味の2枚目です。そのイロオトコの正芳君がバントでランナーを二塁に進め、次が4番の高橋君です。
ここの榛名がいい顔してますね! 悔しいけどコイツもイロオトコだよな…… 高橋君が言っている「イーツラ」は「いい面構え」って意味でしょうけど。
4番高橋君に対して、武蔵野バッテリーは速いストレートから入ってストライク。次は力を抜いたストレートでボール。次は豪速球で空振り。四球めも豪速球で、これは振らずに見送ってボール。カウントは2−2になります。これがストライクなら楽なのにというのはキャッチャーの正直な気持ちですね。榛名のコントロールがもうちょっとよかったらねぇ。でも、外にボールを集めることはできてるんですから、そう悪くも……あ、8分目なんでしたっけ。次はスライダーですかね? これも見送られてボールになって、フルカウント。もう一回速球を投げると、それはフルスイングでファール。これが大きいのを狙ってるスイングなので、柴先輩は「楽しみすぎんなよ」とお怒りのようです。ヒットが出れば1点入るかもしれない場面ですもんね。ライトから心の声で声援を送る加具山先輩がかわいいです〜 打ち気満々の高橋君に対し、次の球はスライダー。それが相手の裏をかく形となり、見送り三振でアウトとなります。ニッと笑う榛名がかっこいいけどムカつきますね!
5番の柴先輩はフライでスリーアウトチェンジ。キャッチャー町田さんに「ナイピッチ!」と声を掛けられ、「うす! 8分目っす!」と応えた榛名、「それはオレがお前の豪速球をポロポロやっからってイミなの?」と聞かれて素直に「あ はい!」と言っちゃって、町田さんにシめられちゃってます。大河キャプにも「左腕だけ気ィつけてな」と言われちゃうし。ホント榛名って……ムカつくけど憎めないヤツですよね。
春日部の4番5番は監督に報告。監督にチーム優先と釘を刺され、柴先輩も高橋君に「チームバッティングだぞ」と苦言です。お二人は幼馴染なのでしょうか? 「中3時だって」「それゆーならてめーは小六ン時に何したよ」と低次元の争いになってます。二人そろって「さっさと行かねーか!!」と監督に怒られました。
そして、その頃西浦では……モモカンがかっこよく内野の連中をしごいておりました。阿部と三橋のバッテリーはロード中。「オムライスはどーよ」「い いー よー」と、会話はちょっと仲良し気ですが、阿部の自転車を押す三橋はフラフラ。絶対阿部が重くなったせいだよ! キャッチャーだからがっしりしてくれるのは大歓迎なんだけどさ……お願いだからデブくはならないでね!
1ページだけでしたけど、西浦が出てきてくれたのはうれしかったですね。でも、花井も田島もいないよー。来月は出てきてほしいですね!
2008年11月号
今回の一言。今月も加具山先輩がかわいいなぁ。
と言う訳で、今月は丸々武蔵野第一対春日部市立戦でしたね。西浦っこたちが出て来ないのはちょっとさびしいですが、その分オアシス加具山先輩がいるからな!
2回の春日部の攻撃。1人目の柴先輩がヒットで出塁。柴先輩いわく、加具山先輩の球は「秋より球速は10キロくらいあがってる コントロールも及第点なんだけど 回転が素直だから打ちやすさは変わんねー」んですね……な、なんか泣ける評価だ…… 丁寧に投げてるのも、「投球する(ケンセイしない)場合 セットの間が長い!」って読まれちゃって3盗されちゃうし〜 何だか、格の違いを見せ付けられているようで……加具山さん、表情も出やすいのね。ああああ……でもそんなあなたの素直さが好きだわ。1死3塁から、双子バッテリーの片割れの涼が打って、柴先輩がホームインして1点目。リードも読まれちゃってるんですね〜 武蔵野は、西浦ほどデータ野球ではないみたいですね。
加具山先輩が「1点目…」と落ち込みかけたところ、榛名が「ピッチ! 切りかえてこ!」と、すかさず声かけですよ! こいつ、阿部の回想の中では絶対こういう声かけたりしなさそーなヤツなんですけどね。これは、阿部の榛名像が歪んでたのか、加具山先輩が特別なのか、どっちだろう……歪んでいるのは私の方ですかね?
で、加具山先輩は「下 向かねェぞ 開き直れ!」と立ち直って、次のバッターはファーストフライでツーアウト。続くバッターは双子バッテリーの片割れの葵。ここで登場した3塁コーチャーは、3巻でデータチェックしてた彼ですね。マネジかもしれないと思ってましたが、背番号15番ですか。涼と葵の双児マリョクでスタートが約0.4秒早いのを「ナチュラルH&R」と呼んでいる!ってところがおもしろいなぁ。3巻からちょっと気になる存在でしたが、頭脳派っぽくていいんですよ、彼。で、投球と同時に1塁の涼がスタート! 葵が3塁線に打ち、ギリギリでフェア! ボールはフェンスまで行って、ベース到達と捕球が同時と踏んで、3塁コーチャーの彼は涼に「ゴオ!!!」 が、榛名がライトからレーザービームで好返球! ホームでタッチアウト!! いや〜〜っ、これ、アニメで観たいですね! いいシーンだ〜!
春日部の監督、3塁コーチャーの彼を呼びます。「友障」くん? この字面からいくと苗字ですかね? 監督になんで走らせた?って訊かれて、ビシッと真面目に答えてるのに「ナチュラルH&R」とか使っちゃうところがやっぱりいいなぁ。ライトが榛名だってことを指摘され、即座に「レフトセンター方向は通常の感覚で攻め気で! ライトへの打球は判断を厳しめに(し)ます!」って答えるところも、コーチャーに拘りもってやってる感じでいいです。私好みですよ、彼。
春日部の監督もモノローグで言ってますが、やっぱり榛名の存在感ってデカいですね。ライトであってもチームを引っ張るような影響力を持ってるヤツなんだよなぁ。スター選手の風格ってやつでしょうか? この試合も、「ただの高校2年生」で終わるかどうか、わかんないですよね!?
3回表の武蔵野の攻撃は三者凡退。8、9、1番だから仕方ないかもしれないけど、ちょっと焦りが出てきそうな感じですね。
あと1回の加具山先輩は、気負い過ぎちゃって最初のバッターをフォアボールで出塁されてしまいます。続く2番はバントで1死2塁。3番がヒットで1、3塁で4番に回ってしまいます! 外ギリギリに投げた球を打たれて2点目で、更に1死2、3塁。ここから、加具山先輩のモノローグが切ない…… 榛名は3年(オレたち)が言えば80球以上でも投げるって、みんな思ってるんですね。榛名が今の武蔵野の野球を大事にしていることは伝わってるんだな。(これでこの試合で80球ラインで交替しようとしたら大ひんしゅくだよなー、榛名……) 大河くんがギリッギリのとこで我慢している理由に、榛名の将来性、うちの得点力、そしてオレ(加具山先輩)の気持ちが入ってるところが泣かせますね。かぐやんに投げさせてあげたいんだよね、できるだけ長く! それがわかってるだけに、自分の力が足りないのが辛いよね。
5番にもフォアボールを与えてしまい、1死満塁。「守ってやんなきゃ 3点で限界だかんな!」と思ってる大河くんも切ないね。でも、加具山先輩も、「スクイズ しないでくれ……!」って思っちゃうところが、やっぱり彼の”足りない”ところなのかなぁと思います。榛名だったら絶対そんなこと思わないもんね。三橋は思うかもしれないけど……
6番にスクイズを決められてしまい、3点目。ツーアウトにはなりますが、大河くんは交代の指示を出します。せ、切ない! でも、加具山先輩、悔しそうな顔はちょっとだけで、榛名にマウンド譲っちゃうんだもんな。ここが三橋とは違うところかな。勝つための策だってことで自分を納得させてるんだろうけど、そのやり方だと加具山先輩は絶対に榛名と競うことはできない訳で……もしかしたら、それはすごく勿体ないことだったかもしれません。試合に勝つってことが目標になってたからそれでよかったのかもしれないけど、負けた後にすごく後悔しそうな気がするんですよね。負けた後に、自分を納得させる論理が保てなくなるんじゃないかな。その時に、加具山先輩が榛名に対してどんな思いを抱くのか……まあ、まだ負けるとは限りませんけどね。
榛名にピッチャー交代して(女の子の黄色い声がとんでますよー)、最初のバッターは涼。初球はスライダーかな?(榛名って変化球はスライダーだけでしたよね?) 次がストレートで、3球目はかなり気合の入ったストレート!(キャッチャーの町田さんは全力投球、受けられるようになったのかな?) これでスリーアウトです。榛名……ノーコンじゃなくなったの?
加具山先輩、そんな榛名を見て「かっこいいなぁ……」とか思っちゃってますよ。そういう素直なところがあなたの良さだけど……選手としてはそれじゃダメだってば!
何だか、すごく危うい感じがするチーム、武蔵野第一。この後の展開が気になるところです。
それから、11巻が10月23日発売ですね! 楽しみ!
2008年10月号今回の一言。……加具山先輩は今月号のオアシスだ!
冒頭は、春日部市立と武蔵野第一の試合の始まりから。スタンドの春日部市立の応援のおじいちゃん達がすごく楽しそうですね。地元で昔一緒に野球をやっていた仲間達が集結って感じなのでしょうか。春日部市立は伝統校という設定なのですね。
その春日部市立高校のバッテリーは双子の兄弟、葵と涼。葵がピッチャーで涼がキャッチャーだということが判明!(4巻の時点では見分けがついていなかったのですよ)
ノックで観客が歓声を上げているのにちょっとびっくりな加具山先輩。すかさず声を掛けてくる榛名……(すっかりなついたもんだねぇ、あんたも。カグさんとか呼んでるし!)
加具山先輩は、「まーでもオレは平気だよ 投げてる間はスタンド気にしてるよゆーねーし」とか口に出してはおっしゃってますが、心の中では、「つーか 榛名(おめー)がうしろにいると思ったら たいてーのもんは怖くないんだよ」とか思ってくれちゃってます! うひゃー、榛名ってば幸せもんだね!
一転して、場面は西浦へ。春日部市立と武蔵野第一の試合をテレビ観戦という流れにならないものかと期待してましたが、それはなさそう。残念。
それどころか……三橋が田島に借りたエロ本を返したことから全員巻き込んでのエロ話が展開されてしまいました!(その前のコマで、「アンダー替えっとシャワーまであびたくなんねー?」とか言ってる花井がかわいいなぁとのんきに思っていたのだが、まさかこれの後にそういう話になろうとは……) 三橋が「ナースさん」(ナース服がどうのというより、かわいかったからか?)だったり、田島が「青カンシリーズ」とか言っているのは予想の範囲内でしたが、泉くんのマニアックな具体的妄想にはびっくりでした。意外だ!(その後の妄想第二弾も、かなりマニア度高い感じでしたね〜) 水谷の妄想は笑えましたね。モモカンの名前が出てきて微妙に動揺してる?っぽい花井がかわいーです。泉くんのびみょーに助け舟は、しのーかのことをマジで好きな水谷を気遣ってのことでしょうか? そして、田島の「モモカンはスキだよ! モモカンが今15でクラスメイトならスキンなるけどっ」にはびみょーに動揺してしまいました。モモカンめぐって花井と田島がライバル!?とか一瞬駆け抜けましたよ…… でも、「出会いがマジーよ 監督と選手だもん」と、田島が意外に常識人でほっとしました。(ライバル関係から……つーのもおもしろいかもと、一瞬思いましたけどね) 栄口くんは結構エロトークが好きみたいですね。妄想はしないという巣山さんが何だかかっこよく見えます。でも、花井も妄想する派なんだ…… ショックだったのは、西浦の聖域だと思っていた西広せんせーが白人系好きだったことさ。沖くんと二人でエロ話してたとも思われ…… うん、まあ、高校生の男の子だしね。あんまり夢見ちゃいかんな。花井はやっぱり年上好きのようです。英語教師って、その具体性は何なの、キャプテン!? ハマちゃんがハーレムってのはちょっと置いといて……なんと、阿部も妄想しない派でした! 好みは肌がキレーで色白と、結構こだわりがありそうですが。脇がくすぐったくない発言といい、結構阿部と巣山ってタッグになるようです。性格全然違うのにね。水谷に「2人とも想像力がないんだと思う!」と指摘されてますが、阿部に関してはアタリかもしれませんね。巣山さんはホントに純情みたいですが。西広先生が下品になりすぎてきた話を修正させるために「実際 カノジョができたとしたらどーいうことしたい?」と訊いたら、「え? そりゃまずは”手をつなぐ”だろ?」と答えてましたからね。和んだなぁ。みんなに「かわいーっ」とか言われてますが、みんなだって実際カノジョできたらそこから始めるんだと思うぞ?
このタイミングでシガポが「さー続きは夜にして そろそろグラウンド行けよ!」と絶妙な介入。慌てて出てきたら、モモカンもいてみんなビビってます。「どこから聞かれてたんだあ〜」と青くなってる花井がかわいいなぁ。しかしモモカンは、「エロ話ができる仲になってるってのは喜ばしいことよ しかも全員参加したんじゃない?」と、すごく大人というか、監督ならではの視点で見てます。「野球は楽しい チームメイトが気のおけない連中だったらもっと楽しい そいつらとやる練習なら苦しくてもやり通せる!」 まさにそういうチームに西浦はなってきてますね。そして、「次に欲しいのは あの子らを内側から奮い立たせるような動機付けよ ”目標”だけじゃ弱い! 県営で最後まで勝ち続けるためにはもっと必死にならなきゃ…!」 田島が言ってた「必死さがたんねー」と重なってきますね。田島は”全国制は”を目標にして自分の限界まで力を引き出していけそうだけど、他のメンバー達にはまだそれだけじゃ足りないんでしょうね。とすると、後は具体的に「誰かのため」ってとこですかね? ううーん、予想がつきません。
場面は春日部市立対武蔵野第一戦に戻ります。解説が入ってるってことは県営球場なんでしょうね。解説の方も、まさか榛名が80球しか投げないために4回で交代してるとは思ってないようですね。
マネージャーの涼音ちゃんが見守る中、試合開始。武蔵野第一の先攻で、先頭バッターはちょっと目つきがきつい福ちゃん。ボードによると福原くんみたいですね。背番号6番なのでショートかな? 春日部のピッチャー葵くんは鈴木という苗字のようですね。そして、意外なことにアンダースロー! やっぱりオーバースローよりも合わせにくいのでしょうか? 1番の福ちゃんはセーフティバントを試みるも、当てることができずに三振でした。双子バッテリーならではなのか、サイン交換も速いようです。でも、福ちゃんは「でも スピードもキレも 手ェ出ないレベルじゃないと思った!」と男前です。かっこいいなぁ、1番バッター! 2番バッターの戸塚くんもセーフティバントを狙い、今度は当てることはできましたが1塁には間に合わず、アウトになっちゃいました。3番はキャッチャーの町田くんでしたが、フライでアウト。がっかりするものの、けっこー打てんじゃん!と切り替えて守備につきます。今回も3回までの加具山先輩。モノローグに気合がビシビシきてますね! 「相手はどこでも 3回まではおさえる!」と凛々しいです! かわいかっこいいなー、加具山先輩!
1番はヒットで出塁、2番がバントを決めて、1死2塁で3番との勝負。「たった3回 20〜30球しか投げないんだ 1球だって 失投しない!」 ……キャーッ、素敵っ、加具山先輩! その後に打たれてひいってなっちゃってますが。でも、ショートの福ちゃんがライナーをキャッチしてツーアウト。4番はボール球を振ってライトフライでスリーアウトです。
チェンジで、キャプテンらしい柴先輩は葵くんに「はりあうなよ」と声を掛けます。「ムっ」とする葵くん。はりあうんじゃなくて、「オレは3年のために投げてんだ あんたらを甲子園に立たせたいんだよ!」って……健気じゃないですか! この辺にモモカンが求める”必死さ”があるのかもしれないですね。
2回の表の武蔵野の攻撃は、4番大河くんがレフトフライに倒れるも、5番の中山くんがセンター前ヒットを打ち、6番の佐々木くんがバントを決めて、2死2塁で7番の榛名。キャッチャーの涼くんの方が弟なんですね。サイン出しながら「さておニーチャン 榛名意識すんのはしょーがないとして」とかモノローグしてますし。球数を減らすために打たせて取る方式にして、真ん中高めで榛名は打たされてフライでアウトになってしまいました。打たされてることに気付いた榛名は、さすがにシニアで経験つんできただけあるってことかな? 武蔵野はじっくり見て球数を増やさせていく方針のようです。
2回裏の春日部の攻撃は、5番の柴先輩から。加具山先輩に対しては、「準々決勝のマウンド立てる投手にはなってねェ。先取点とってそのまま逃げ切るぜ!」という評価です。くーっ、来月号では点をとられちゃうのかな? 加具山先輩、がんばって!
いやー、やっぱり加具山先輩はかわいくていいよなぁ。来月号もたっぷりカグさんが見られそうで楽しみです。
2008年9月号今回の一言。千代ちゃん……そんな男のどこがいいの!?
いやあ、私は阿部は「オオフリの阿部」としてはとても好きなんですが、男としてはちょっと……合格点はつけられません。女心のわからなさにかけては西浦一だと思います。
さて、今月は病院へ向かう阿部と三橋から。走りながらチラチラと阿部を気にする三橋が、私としては「かわいいなぁ」ってなもんですが、阿部は「てめーのペースで走りゃいんだよ!」と怒鳴っちゃう。相変わらず短気な男です、阿部。(ところで、三橋の背中に薄くなった「1」番があるのがうれしいですね。また書き直してもらわなきゃ!) 父に言われたことを思い出してる阿部ですが、「ガマンしてる」とか「せーいっぱい」とかじゃダメだと思うんですね。もっと自然に向き合えるようになれないものかねぇ。
ところで、この次のページの坂道を見て、何だか「お、浦和っぽい!」とうれしくなってしまいました。主要道路じゃなくて、ちょっと奥まった住宅街の方にある道路ってこんな感じなんですよね。意外に浦和の辺りって坂が多いし。接骨院が平日の朝から混むのはお年寄りが多く通ってるからさ。まだまだ甘いのぉ、阿部。三橋はかなりバテてしまってますね。でも、診察までの待ち時間はちゃんとトレーニングメニューの決まってるのか! モモカン、さすがだなぁ。少しの無駄もないんですね! それにしても阿部、相変わらず口うるさいですね。「あんま遠く行くなよ」って、小学生扱いですか? しかし、「秋大シード 取るんだぞ」と気合を入れている三橋は男前です! こうと決めると三橋ってかっこよくなりますよね〜
斎藤先生は意外な爆弾を投下してくれましたね。モモカンのマネージャー時代をご存知とは! そして、4〜5年前に選手をよく連れてきてたって……阿部も気にしてましたが、それが「たった一人の選手」だったのでしょうか? 斎藤先生の伝言を聞いた時にモモカンが珍しく動揺した顔してたし……やっぱり過去に、怪我系とかで相当のことがあったんですかね……(そう言えば、花井、みんなにもモモカンの過去の話をしてたんですね。意外だわ。自分一人の胸にしまっているかと思ったよ……) しかし、そんな話をふっても三橋は何が何だかわかりません。三橋にはそんなに気にならないことなんだろーな。相変わらずかみ合わない二人です。あのお見舞いの日のことが夢のようだわ。
学校に戻ると、志賀先生の食べ物の話が始まりました。というか、栄養学の話? みんなが細すぎてパワー不足というのはよくわかるんですが(高校野球の県予選観ていても、最初の方の試合には細い子達が多いもんなぁ)、花井や三橋がごつくなっちゃったら寂しいかも……阿部はキャッチャーなんで、むしろもっとごつくなってください! 小柄のキャッチャーががんばってるのは見てて微笑ましいけど、やっぱりブロックで吹っ飛ばされるところとかもう見たくないもんね。ところで、必須アミノ酸のところで意外に水谷が賢そうな発言してましたね! その後の「ブロッコリーくえないんですけどー」で台無しでしたが。あんなおいしいものを何で嫌いかねー、フミキは。野菜嫌いそうな子だとは思ってたけど、ピンポイントでブロッコリーとは思わなかったよ。巣山が果物全般嫌いというのはまあ納得。花井は酢の物ダメなんだ! 栄口くんは魚卵がどーしてもダメらしい。他の三人がくいます!って言ってるのに一人震えてたもんね。巣山の隣でびくっとしているのは西広先生でしょうか? 西広先生は好き嫌いなさそうだよねー。体重は花井が一番重いのかぁ。でも、花井が一番背が高いからであって、デブじゃねーぞ! 水谷、失礼なヤツだな、君は〜 むしろ、身長180cm超えてるのに69kgしかないってのは軽すぎ! もっと筋肉つけようね! 田島、体脂肪10%くらいってことは、ホントに無駄なく体つくってんですね。一方、阿部は食事の重要性を思い知らされて朝食担当に危機感を覚えているよーです。その横で三橋は肉に目が釘付けですが……
(で、さりげにこの下のコマ、「はないっ、はやくっ」って言ってるのは田島ですかね? 顔全然見えないけど、こういうこと言うのは田島っぽい。三橋んちで花井が「うまそう!」をやってから定着したのかな? これが今月唯一のタジハナっぽいコマ……いいもん! この先、試合が近付けばまたタジハナのターンが来るはずだもん! それまで我慢できるもん!)
ボール磨きしながら、朝食のメニューに悩む阿部。とうとう、モモカンに「ムリです!」と申告。そこでモモカン、サポートに千代ちゃんを投入。ブルペンに行きたがる三橋をモモカンが制し、三人でメニューの相談です。主食はごはんにする?パンにする?と訊かれ、両方ともうなずく三橋。阿部は即座にイラつきますが、「おもしろいよねっ」と笑ってくれる千代ちゃんはとってもいい子だ。(阿部にはもったいないって……) 主菜は三橋に選ばせようとするあたり、千代ちゃんはモモカンの意図を完璧に汲んでいるようです。ここで意外な事実が判明。三橋はハムエッグが作れます! 実は阿部よりも三橋の方が料理スキルは高そうです。五十歩百歩の域は出ないでしょうが。そして、なんだかんだと四苦八苦しつつ、何とか朝食のメニュー完成。ちゃんと千代ちゃんにお礼が言えるとは、三橋も成長したね!(最初の頃は最後まで言い切れなかったもんねぇ) メニューが決まるなり、だっと練習に戻っていく三橋。見送る阿部が心なしかうれしそう。(いや、三橋が投げるのが好きなのが阿部もうれしいんだろうなーという意味で)
ちょっと阿部と二人で話した後、食材チェックをしに行く千代ちゃん。グラウンドを出て、みんなから見えないところできゅっと丸まって座り込み……「なにこの好運−!!」って! 千代ちゃん!! マジで阿部のこと好きだったんだ! 阿部の家への地図を描けた時はもしかしたらとは思ったけど、有能マネジゆえのことだと思い直していたのに! ……どっちかというと、アベミハ的にどうのというより、千代ちゃんほどのいい子、阿部にはもったいない!!という気持ちの方が強いです。必死に普通のふりしてたんだなぁと思うと健気でなりませんね。しかも、それは部の雰囲気を悪くしないためなんだもんなぁ……偉すぎるよ、千代ちゃん!
そんな衝撃の一幕もありつつ、午後練が終了し、夕食、食休み、勉強(今回はハマちゃんも混じってません?)ときて、20時から夜練。スケボーやってる花井がマジかっこいーんですけど! 惚れ直すぜ、キャプ! それから夜食とお風呂を二組に分かれて交互に済ませて、21時半からミーティングと日誌書き。(みんなが眠そうなのはともかく、モモカンも結構眠そうな顔してますね) で、23時に「就寝」じゃなくて「爆睡」。
起床6時ということは、7時間睡眠ですね。そのくらい寝れば充分ですね。みんなが早朝練をしている間、阿部、三橋、千代ちゃんが朝食つくり。千代ちゃんは気合が入ったエプロン姿です。三橋、そのドキドキは青春の始まり!? うわぁ、三角関係? 阿部が自覚ゼロなので一辺足りない状態ですが…… そして、阿部が米を研いだことさえないことが判明。おまえっ、ちったあ家の手伝いしなかったのか!? それだけ野球一色だったってことですかねぇ。そういえば三橋の家は両親共稼ぎみたいですから、お米研ぐくらいのお手伝いはしていたようですね。そんな感じで朝食作りが始まりますが、早速阿部節が炸裂。「あ 三橋は包丁持つなよ」って! 千代ちゃんびっくりです。しかも、「火もだめだな」、「洗いもんして食器並べとけ」で、三橋も「わ わかった」ってうなずいちゃうし。あー、全然進歩なし! 何のためにモモカンがこの試練を与えたと思ってんですかねぇ、阿部は。まだまだわかってない! 千代ちゃんが頑張ってモモカンの意図に沿おうとしますが、阿部ってば「こいつにはノートの端にも気ィつけさしてんだよ 何もやんなっつてねーだろうが」と、ひどい言い草です! 三橋は「あんまり怒ってない」とわかるようになったようですが、いきなりこんなこと言われちゃった千代ちゃんは泣きそうですよ! しかも好きな相手に言われちゃったんだもんなぁ。傷つくよね。良かれと思って言ってあげてんのに、わかってもらえないとつらいよね。でも、阿部はちっともわかんないんですよー、千代ちゃんが何で泣きそうになってるのか! ホントにデリカシーのない男だぜ、阿部は。三橋も訳わかんないようですが、咄嗟に包丁を持ち、「オ オ オレ 気をつけて 切れる よっ」と! 阿部の意志に逆らって三橋が自己主張できましたよ! これって、角材の時以来じゃないですか? それに、あの時は投球絡みのことだから三橋の我が強くなって当然だけど、ここは全く関係のないところ。……三橋が千代ちゃんに対して抱いた好意が(まだ恋心までにはいっていないでしょう)、もしかしたら三橋の自立を導くかもしれませんね。そんな千代ちゃんの頑張りのおかげで、朝食は無事完成。モモカンも「予想のはるか上いく出来だよ! 千代ちゃんおつかれさま!」と、千代ちゃんを絶賛です。あー、ホントに阿部にはもったいね〜 いっそ私はミハチヨの方が許容できます。三橋、ガンバレ!
そして、来月号の前振りか。春日部市立高校と、榛名の武蔵野第一高校が準々決勝で対決します! これは県営球場の方かしら? そうならもしかすると、ケガで練習できない阿部がテレビ観戦というのもありかも? そんな展開だったらうれしすぎますね!(そして、相変わらずかわいい加具山先輩が来月たっぷり見られるんじゃないかと期待してます! 榛名には加具山先輩を甲子園に連れて行ってほしいんだよな〜 そのために80球以上投げる榛名がいたりしたらうれしいですね)2008年8月号
今回の一言。モモカン、今月もありがとう!
先月の不在を補うかのように、今月は阿部が最初から登場。テレビを観ながら他校のデータを取ってたんですね。(最初、防御率計算してるから過去の自分達の試合のかと思ってましたが、「ここで他球場の結果を」とアナウンスで言ってるってことは、試合の中継を観てたってことですよね) 来年のため……じゃなくて、新人戦、秋大のためか。すごいな、阿部。怪我してても全然頭は休まないんだ。お母さんに「お昼ソーメンでいーい?」と訊かれても、返事は「肉が食えればなんでもいい」だし。先月はちょっと考え直している感じだったのに、「武蔵野第一高校」と聞くなりピクッと反応してすごい顔してますね。それとこれとは別なのかしら? 悔しいって気持ちが先に立っちゃうんでしょうかね。「(負けろ とは 思わねー…けど) −クソ!!」というのは正直な心情なんでしょうね。
場面は変わって、西浦の練習風景。午前9時からになったんですね。花井が昼食を買いに行ったみたいだったので主将がそこまでやるの?と思ったらジャンケン負けと小さな文字が……花井、クジ運悪いうえにジャンケンも弱いんだ……君のそういうところがすごく好きだ。三橋の巨大おにぎりがすごい。そしてすごい顔で食ってる! 阿部家の昼食は豪華ですね。お母さんが大変だわー。昼寝が格技場というのがすごくリアルに高校の部活って感じですね。畳あとつけてる栄口くんがかわいい。(と思ったら三橋もだ!) ハマちゃんが合流して、「あと1時間早く来なきゃー」と言っている田島ですが……本気で勉強が「いーこと」と思ってるわきゃないですよね。隙あらばハマちゃんを巻き込もうという魂胆か?
ハマちゃんにちいさく「さん」付けしている花井がかわいーですね。こういうところもすごく好き。田島にからかわれてますが……普通にチームメイトしてる感じでうれしく思う反面、こいつ何も考えてねーなとイラつくこともあり……最近私はどうも田島に対して冷静でいられません。ムカムカ。ハマちゃんは「さん付けに敬語でいいから〜」と大人です。29日までバイトを休みにしているというハマちゃん。決勝までってことなんですね。もし甲子園行けることになったら、間にガンガン働いて、バイトまた休みにして甲子園まで応援しに行くつもりだったんだろうな…… そんなハマちゃんに、花井は体育会系的最敬礼。こういうところがすごっく好きだ! 「でも あーゆー応援なかったら オレら多分…… 桐青に負けてたし」っていうのも本心からの言葉なんでしょうね。
そんな花井キャプですが、捕手と4番兼任がキツイというのはハマちゃんに言われて初めて気付いた様子。田島の存在がでか過ぎて田島だってキツイ時はキツイだってことが見えなくなっちゃってるのだろうけど、キャプテンとしてそこんところはもっと考えてほしいと思うよ! 西広くんが入って攻撃力が落ちちゃうこともね。(まあ、成長著しい西広くんのことだから、次の試合にはバントは決められるようになってくれてるかもしれないけど……)
午後練のキャッチボールの後(千代ちゃんは飲み物の追加でしょうか? がんばって!)、モモカンがキャッチャーができる人をもう一人つくっておくことを提案。田島の「前科」というのが最初は何のことかわからなかったんですが、桐青戦での怪我のことですね。ちょっとかわいそう…… みんなキャッチャー経験はないので、モモカンがキャッチャーの基本をレクチャー。西広くんを呼んだのは、一番経験の少ない西広くんにいろいろ経験してもらうためかな? その西広くんは、時速100kmの場合と時速130kmの場合の本塁から二塁までの到達時間を3秒で計算してくれます。すげえ、西広先生。IQ高いんだろうな〜 で、モモカンから投球を早くするよりも投球動作を速くした方が二塁到達は早くなるという説明を受けて、気合の入った投球動作をする花井キャプ。先ほどのハマちゃんとの会話が効いているようです。巣山くんのコントロールの重要性の説明もわかりやすいですね。巣山くんは職人っぽいところが好きだなー。キャッチャーの説明を聞きながら、田島のことを考える花井キャプ。「田島って 阿部よりスローイングはやいんだよな……」から始まって、「フライの捕りそこねもないし」「運動神経 だけじゃねーぞ」(ここで「ムリだよ 目ェつぶっちゃうよ〜」と言っているにはフミキかしら? 栄口くんかしら? 発言はフミキっぽいけど、髪は栄口くんっぽい?)「度胸とか ゲームを俯瞰でとらえる脳ミソとか」「おまけに投手があのめんどくささで ……」(花井、まだ三橋のことめんどくさいって思ってるの? ひど!) そしてハマちゃんの言葉を思い出し、「…そうっすねェ」と複雑そうな顔。ここで田島の捕手適性が強調されているけど、花井が出した結論は……
一方、田島は三橋と投球練習。阿部や田島以外の捕手は考えられない様子の三橋に、田島が敢えてのきつい言葉を投げかけます。「阿部は新人戦はムリだぞ 秋大だって間に合わねぇ!」 三橋、グオーンと青ざめてます。「−って思っとけよ」 で、はっと顔を上げた三橋に対して、田島は「お前と阿部で野球やってんじゃねーぞ」と苦言を呈します。野球がらみの時の田島の発言はイチイチ正論です。でも、阿部と田島以外のキャッチャーに投げることを想像して、カタカタ震え出しちゃう三橋…… 三橋と他のチームメイトとの関係ってまだこんななのかしらと思うとちょっと悲しいですね。普段は結構いい感じになってるように見えていたけれど、試合となると別物だということでしょうか。「フホンイ」な田島は三橋のにーちゃんを自認している身として、ということかしら? でも、三橋が阿部に頼りすぎるのがよくないのと同じように、田島にべったりなのもよくないと思うぞ。「フホンイ」な田島は、三橋のやる気を引き出すべく、「じゃあ秋大のシード取ろうよ!」と提案。そうすれば、強いところとあたる前に阿部が治るかもしれないぞ、と。一気に元気になるミハ。それもどーかと思うけど。でも、「それはオレとがんばんだぞ!」という田島の発言には、「うんっ」と元気な返事が返ってきました。(これで俄然田島以外のキャッチャーと組む三橋が見たくなってきたなー)
その頃阿部は…… 武蔵野第一がベスト8に進出したと知って、ガクーとなっておりました。お母さんに夕食のリクエストを訊かれても、「肉!」とだけ。息子ってそんなもんかもしれませんが、私が母親だったら腹立ちますね。でも、阿部のお母さんは「メニューを言ってよもー」と思いつつも、きちんとバランス考えてくれているようです。阿部は好き嫌いゼロなんですね。いいことだ! でも、シュンちゃんはあるんだ。あの子も何でも食べそうな子だったのにね。(カテイカのクロダ先生って、ひぐち先生の高校の時の家庭科の先生なのかなーと思ったり)
場面は西浦に戻り、ハマちゃんがノック開始。(アメリカンノックって何のギャグなのかわかんなかったですー) 一方、花井はモモカンから控えキャッチャーの打診をされ、「……やります!」と決断。で、モモカンに4番と捕手を1人でやるのはキツそうだから、自分が捕手をやれば…と提案。花井、一大決心です。でも、モモカンからは、「結論が違うなァ」「”ならオレが4番を打つ”と言うのかと思った!」と言われてしまいます。……私も最初はモモカンの言葉に納得で、花井はもっと田島と競う気持ちを思い出さなきゃダメだよ〜とか思ってたんですが、ふと気がつくと、この前に花井は田島のキャッチャーとしての適性を散々考えていて、それでいて自分がキャッチャーをやるって結論出したのは、それはある意味大きいことかもしれないという気になりました。蛇足ですが。今の時点では、花井が打者として自分が田島より下だって思ってしまっていることこそが問題ですからね……
ともあれ、重要なのは、このページの後ですよね。
「田島君を独りにしないであげてね キャプテンッ」
モモカン、ありがとう! その言葉をありがとう! 自分が今まで書いてきたことが間違いじゃないって思えたよ!
続きのモノローグもよかった。「花井君があたり前のように自分を下に置いちゃうのも 今の段階じゃ仕方ないのかもしれない けどまだ皆15〜6歳 これから誰がどうなるかなんてわかんないってことに 早く気づいて……!」 がんばれ、花井!
モモカンは、「あの頃と比べたら 夢のよう だよね」と過去を回想しているようですが、あの頃とは「たった一人の選手」がいた頃のことですよね。そのエピソードも気になります。
その後も続くハードな練習。バントシフトでは早速花井がキャッチャーをやっているようです。そして、大縄跳びは歌を歌いながらやってるんですね! 歌はかわいいけどキツそう! 花井が「いろいろっ 考えたいっ ことっ あんのにっ それどころじゃねー〜〜〜〜!!」となってしまっているのに激しく納得。練習後のコンビニでも、何だか食料を買うのに鬼気迫る感じになってます…… (ここはファミマ? アニメではミニストップっぽかったけど……また地図見てみよっと!) しかし、三橋のパンの食い方がすごいですね。人外になってるよ〜 そしてみんな眠そう。それでも声を掛ける苦労人な主将の花井。あんたのそういうところがすっごく好きだ! チャリで寝ないようにイカのクンセイってのが大家族の子の田島らしーですね。しかも自家製! そして9時に帰宅した三橋はそのまま玄関で眠ってしまいました。30分後に帰宅したお父さんがびっくり。 それにしても変な寝方だー。三橋母もすごく栄養バランス考えた夕食をつくってますね。運動部の息子を持つ母は大変だ。でも、息子の寝顔を見守る両親は幸せそう。
そして2日が過ぎ……阿部再登場。既に階段を歩いて下りられるようになっています。そして……背が高くなっている!? 体重も4kg増。今までが軽すぎたんだから増えてよし!ですよね。キャッチャーはやっぱりガタイがいい方がいいし。「おし! ケガしてさんざん食っちゃ寝してて いーことあった!」と本人も前向きです。こーいうところは阿部っていいなと思いますね。
お母さんの運転で合宿に合流。みんなで合宿の食事の食材を運んでいるのかな? 「カンゲーするふりして オメーらメールの一通もくんねーしよー」と、相変わらずの口の悪さ。(まあ、高校生ならこれくらい普通かも?) 三橋、「阿 部 くん だ」とうれしそうなのに、「つ 杖 ついてない ぞ!?」と気になってる感じなのに、まだそばには近付いていけないんですね…… 先々月号の笑顔はまぼろし? あの時は特別にハイテンションだっただけ? ちょっと悲しいなぁ。モモカンに呼ばれてもビターッとなっちゃってるし。それを見て、相変わらずイラつく阿部。やっぱりそう簡単には変わらないらしい。モモカンも、「この2人 仲が悪いわけじゃあないと思うんだけど…」と苦笑。彼らのコミュニケーション不全に対策をせねばと思ってくれたようです。そして、三橋に阿部の病院通いについて行くように言い(しかも自転車を押してあげてと!)、お医者さんの話も一緒に聞いてきてねと言い(確かにイラネーと私も思うが、問題はそこじゃない)、しかも、朝食を2人で作ってちょうだいと指示!(なんておいしい状況設定!) 三橋は素直に返事しようとしますが、阿部に遮られます。それで阿部ってば、「オレ1人でやりましょーか?」と言い出します。三橋と一緒じゃめんどうくさいと思ったんだろうね、あんたも…… でも、モモカンは「2人で」を強調します。2人で共同作業をやってみることによって、見えてくることがいろいろとあるはず。2人力合わせて強くなろうって決心したんだから、もっとお互いのことを知るようにしないとね! (そして同人的にもおいしい……一石二鳥?)
来月はいろいろと楽しいことになりそうで待ち遠しいですね!
2008年7月号
今回の一言。今月は花井祭りですか!?
10巻もこれでもこれでもかというほど花井のターンでしたが、今月号もまたすごかった!
先月号のラストの続き、花井のランニングシーンから再開。(これは荒川沿いか、はたまた芝川沿いか……また地図を見る楽しみが増えました♪)
「5段や10段踏みはずしたって」ってとこはちょっと、うーん?と思いましたが、「自分の可能性 めいっぱいまで使ってみたいなら 目標は でかすぎないとだめだ!」ってとこに着地してくれたのはよかったですね。一生懸命になってる花井はやっぱりかわいくてかっこいいな〜
全力疾走で自宅マンションまで走り抜けたところで、父母会帰りの母と遭遇。一気に青ざめる花井がかわいい。心底イヤそう。高校生の男の子だねぇ。お母さまは慣れっこなのか全然気にしていないようです。「汗クサ!」と言われてグサッとくるのも高校生の男の子っぽいですねぇ。(でも、「かわいー梓」はまだそこかしこ存在してると思いますよ、きく江さん!) うっとおしそうにしながらも、荷物を「もって」と言われて文句も言わずにもってあげるあたり、やっぱり花井らしいですよね。階段でのぼろうとしてたのに、監督の話をふられて思わず立ち止まっちゃうのもかわいーな。
シガポは下戸で、モモカンは上手に飲むというのがそれぞれイメージぴったりですね。その他にもいろいろと重要情報を披露してくれるきく江さん、さすがです。たった一人の選手がどうなったかってのは気になりますね! その辺、いろいろとドラマがありそうだ! モモカンが看護学校に進学したってのも関係あり? あんな看護師さんがいたら頼もしいな〜 外科かオペ室によろしく!って感じだな。
そして、ここから怒涛の花井梓プライベートショット! 夏でも湯ぶね派だわ、意外に寝相悪いわ(抱き枕派?)、寝起きの顔までさらしてくれちゃうわ……ぐわーっ、今月は花井ファン感謝祭ですかっ!?
7時起床ということは、夏大始まってから朝練はなしになってるんですかね? 双子ちゃんがラジオ体操帰りってことは小学生か。6年生くらいかな? 4歳差?
ともあれ、花井キャプ、タオルをキュッと結んで気合を入れて出動です。「今日は早く行って 会ったヤツから 順に 説得してやんだ!」と、意気込み充分です。ですが、一番乗りは三橋でした。三橋は阿部と話せたことで随分前向きになれたみたいですね。まだしゃべり方はぎこちないですが、花井を説得しようとしてますよ! 花井が三橋の頭にポンスカっと手をおくのがおにいちゃんっぽいですね。そして、「オレも目標 全国制覇にしたからよ!」と宣言するキャプ。かっこいい!(花井はちゃんと「覇」と漢字ですね。こういう細かいところも好きだな) 三橋もうれしそう。何だか三橋と花井の仲良し度がちょっと上がってる感じなのがうれしい……(この二人は友達として仲良くなってほしいと思っている組み合わせです。ほのぼの感が好き)
そこに、ジャジャッと車輪の音を響かせて、男前に泉が登場! 「花井 オレ 目標 全国一に変えンぞ」と、発言も男前です!
そして対照的に、限りなくゆるーく水谷が登場。発言内容も、「これ以上練習キツくなったらついてけっかなーって」とか言ってます。「やっぱでかすぎっつーか できっこないじゃんが先にきちゃ」と言いかけて、花井に「わあーっ 聞かせんな!」と遮られます。水谷もびっくりだが、私もびっくりだ。花井って、結構7組メンツの前では自然体なんですね。「のりが乾いてねんだよ! のりがあ!」がかわいいなぁ。田島がいるところでは絶対こんなこと言わないだろうね。
しかし水谷、三橋に「み 水谷 君 の 目 標 は」と訊かれて、あっさり「オレ? 甲子園優勝!」って答えてますよ! やっぱりゆるい笑顔で! 泉も花井もそりゃ怒るって。「けど」、「オレもやったろーって思ったんだろ!」というのは水谷らしくていーですけどね。「三橋みたいのが」ってのは、三橋みたいに自信のないヤツがってことですかね?
そして、ここで完全に明らかになったミズチヨフラグ。というか、正確にはミズ→チヨですね。気づいたのは泉だけのようですが……ガンバレ、水谷。
目標は全員一致で甲子園優勝になったのですね。田島、うれしそうだな、おい。他のみんなは緊張気味の顔してますけどね。この場に阿部がいないのが残念だぜ……
モモカンは24時間全て野球のことを考えることを指示。本気モード全開ですね。
次の指示は、目標を書き出すこと。「人生の目標」と「スポーツの目標」があって、それぞれ「夢のような目標」から始まって、「最低限の目標」、50年後、30年後、10年後、5年後、4年後、3年後、2年後、1年後、今年、半年、今月、今週、今日、今と続いています。これを10分で、1マス20秒で埋めろと……
ぐるぐるしながらも書いていく花井と、ぐるぐるしちゃって書けない三橋。田島はこんな時でも天才ですかい! 200歳まで生きるつもりですか…… で、「神宮優勝」ってどういう意味かわからなかったんですが、他の方の感想を読んだら六大学野球の優勝のことなんですね! 田島、大学行くつもりだったの!? 当然卒業して即プロに行くつもりだと思ってたよ。そりゃスポーツ推薦で行こうと思えば行けるだろーけど。
10分で書けたのは、田島と栄口くんと西広先生。「今 どんな気持ち?」と問われて、「ノックして欲しいです!」とくる西広くんがいいなぁ。(田島と栄口くんは中学時代にやったことがあったそうですが、西広くんは初めてで全部書けたんだもんね。さすがだな!)
ここで沖くんが、あと3分もらえませんか?と発言。勇気出したね! 理由も、「はじめからつまずきたくないです!」というのがすごくいいと私も思った!
花井もこの3分で書ききれたよう。「なんでもやったるって気持ちです!」と力強く答えてますよ。モモカンって、やっぱり選手のやる気を引き出すのがうまいね!
三橋は1行も書けなかったんですね。三橋の精神的成長度をよく表しているなぁと思いました。まだやっと過去を克服できたところなんですもんね。自分の未来のことを考えられるような段階じゃ、まだまだないんでしょうね。見守るモモカンの表情が、監督としての顔じゃなくて、自分が子供だった頃を懐かしむ大人の顔になっているような気がしました……
練習風景では、踏み台昇降でなぜか笑いがこみ上げるってのはなんだかわかるなぁと思ってしまいました。確かに笑いそうになる! 綱登りはマジきつそうだ〜
そして、この辺からまた花井祭り再開。綱登りの後のガクガクしてる姿とか、ティーバッティングの後にどさっと倒れるところとか、モモカンにささやかれてるところとか……サービスショット満載ですわ。で、花井がはあはあいってる後ろでバッティングしてるのって田島ですよね? 相変わらず対比が厳しいなぁ。
モモカンのささやきもサドですね! いいこと言ってるんですけどね。10巻の「花井君にはこの後もずっと田島君を意識させてく」が続いてる訳ですね。
ゾクゾクしたな、この辺のセリフ。「花井くんは 田島くんがいて幸せだね」から始まって、「でもあなたは 田島くんを越えなきゃいけない」で、「飛距離を伸ばしましょ 田島君が足元にも及ばないくらいにね」ですよ! モモカン、すげえ。
でも、花井はちょっと別のこと考えてますけど…… 「たった1人の選手」のことは今後出てくるんでしょうけど、すぐではないかもしれないですね。モモカンが看護師になることにして、やっぱりやめて野球部の監督になった理由が関係してるんでしょうから……すごく気になりますけど、怖い気もしますね。
さて、来月号は合宿でしょうか? 阿部がどんな顔して戻ってくるのか、楽しみですね。(ニヤリ)