2001.11.23 織田裕二コンサートツアー『2001』ファイナル

 椎間板ヘルニアから復帰した織田さんが、励ましてくれたファンのみんなにお礼を言いたいという気持ちから、日本中を飛び回ることとなったコンサートツアー『2001』。とうとう東京でファイナルを迎えることとなりました。
 私は最初の熊谷公演と、この東京でのファイナル公演の、計2回に行くことができました。(チケットを譲ってくださった方たちに感謝!です)

 ファイナル当日は休日だったので、ついつい念願だったWindowsXPへのアップデートなどを始めてしまい、それが予想以上に時間を食って、気がつくと出かけなければならない時間のギリギリ。アップデートをしながら出かける準備も進めてはいたので、パソコンを終了させるなり鞄とコートをつかんで階段を駆け下りました(^^;)
 運良く交通機関の連絡がよく、何とか開演時間前に到着。今回のホールは東京国際フォーラムAホール。席は1階の後方でしたがど真ん中でした。しかし……慌てていたので、母からオペラグラスを借りるのを忘れていたことに気付く。ああ、今度こそはと思っていたのに。せっかく真っ正面の、オペラグラスさえあればよく見える位置なのに。でも、オペラグラスなんて見てたら思い切りノれなくて、かえって邪魔さ!と思い直し、開演を待つことしばし。
 曲順は熊谷のときとだいたい同じでした。最初は大好きな「Lie Lie Lie」と「Over the Trouble」。会場は既にファイナルということもあって大盛り上がりです。私の左後方にお声の大きな男性ファン、右後方に元気な女の子達の集団がいらして、それぞれ気合いの入った声が送られていて楽しかったです(^^)
 簡単な挨拶の後に「Shake it UP」、「う・ね・り」と来て、次がフォルクローレっぽい新曲。「君となら何処へでも行ける……」とか、そんな感じの歌詞だったような。それから「SECRET RENDEZ−VOUS」。この曲の演出は前回からすごく好きだったので楽しみしてました。水をイメージしたライトがすごくきれいで、織田さんを後ろから照らし出すライトの配置もいいんですよね。でも、正面より横から見た方がかっこいいかもしれないです。そして、もう一つの新曲。これは冒頭が「LaLaLa」なのか、それとも「LoveLoveLove」なのか気になっていたのですが、どうやら後者のようだと今日聴いて思いました。どちらも早くCDになってほしいですね。
  ここで一旦織田さん舞台から去り、映像タイム。今回は曲順を覚えなきゃというプレッシャーがなかったのでじっくり見ることができました。やはり織田さんは目がいいですよね。「決心」のジャケット写真なんて絶品! いい男だよな、チクショウ!
 さて、再開です。織田さんはお約束のタキシード姿で登場。(薔薇を投げてましたね〜)弾き語りに入る前の小芝居が前回よりもちょっと長くなっていたような気がします。演奏はやはり途中からキーボードの方に代わりましたけど、織田さん部分が弾いている部分も最初より長くなっていたと思います。曲は「Your Song」、「エンジェル〜君の歌は僕の歌」のテーマだそうですね。この映画もそのうち見たいとは思っているのですが、なかなか時間が……(オギーこと一倉こと小木茂光さんも出てますし!)
 そして、黒子さんというか、ウエイターのような姿のスタッフさんが左右から現れ、織田さんがタキシードから赤いTシャツとジーンズの姿に早変わり。ここ、ちょっとコミカルな感じになってましたね。最初の時はぱっと素早くという感じだったのですけど、今回はタキシードをはぎ取られてオタつく感じの織田さんが。
 今回のツアーのお楽しみ企画、「織田さんとカラオケ〜20世紀の織田裕二出演名作シリーズ」のコーナーです(←勝手に命名)
 サザンの「みんなのうた」、槙原敬之さん(あってましたっけ?)の「どんなときも」、そして、「Young Man」のイントロからバンドメンバーの紹介に入ります。今回のお題は「一番しあわせだなと思う時はどんな時?」というものでしたが、細かいとこは覚えていないのでパス!
 次は「ラブストーリーは突然に」。やはり織田さんが歌い止めても歌い続けてしまう観客。「どうしてみんな歌詞カードも見ないでこの歌歌えるの?」と織田さん。なぜって、織田ファンカラオケの定番なんですもの! 締めの「YAH! YAH! YAH!」も、もちろん会場中が拳を振り上げての熱唱でした。

 MC。21世紀のスタートを最悪の状況で迎えることになった入院していた時のことが、前回よりも詳しく語られました。医師からは年内はちゃんと歩けるようになればラッキーで、激しい運動は絶対に無理と言われていたのだそうですね。それを頑張ってリハビリに励み、驚異的な回復力で全国ツアーの決行にこぎ着けた織田さん。そんなにまで深刻な状況だったとは知らなかったので、その困難を乗り越えて再び織田さんが私たちの目の前に立ってくれていることに改めて感動してしまいました。織田さんは励ましてくれたファンにお礼を言いたいとおっしゃっていましたが、私たちの方こそありがとうと言いたいですよね。(それにしても、ファンからの励ましの言葉が全て男性口調なのはなぜ? 女性ファンだってたくさん応援してるのに〜)
 復活して最初の曲、「空のむこうまで」。この曲の途中で、なぜか歌うのを止め、「やり直させて!」と言い出す織田さん。
 泣けちゃって歌えなくなったのかな……と、その時は軽く考えていたのですが。曲が終わってから織田さんが言うには、「耳が聞こえなくなった」!? だ、大丈夫ですかっ!? やっぱり過労で!?
 それから、「2階席の人、声もらえる?」、「1階の後ろの方の人ー」との織田さんの呼びかけで、それぞれの場所から声援を送りました。それはちゃんと聞こえたようで、「うん、問題ない」とおっしゃっていましたが……ううー、心配です。
 気を取り直して「当たって砕けろ」、「イトシイベイベー」、「Love Somebody」の3曲。(あれ? 今回「Over and over again」が抜けましたね。好きなのに。残念)
 締めは、今一番大事にしている曲ということで、「今、ここに君はいる」。「歌えなくなったら助けてね」と織田さんがおっしゃるので、任せとけとばかりに一緒に歌いました。(基本的に、全部一緒に歌っちゃうんですけどね)でも、ちゃんと最後まで無事に歌いきってくださいました。
 体調が思わしくないようなので、アンコールがどうなるか心配でした。客席からは手拍子が起こり、それから「織田 裕二」コールも。これは、「裕二!」とコールに続けて「織田!」というコールが合いの手のように入って、結果的に「織田 裕二」コールになった、という感じでした。私は「織田!」の方で参加させていただきました。
 熊谷の時よりも早く、織田さんはステージに戻ってきてくださいました。ベストの状態でファイナルを迎えられなくて悔しい、「ハズレ」でごめんなどとおっしゃってましたが、全然そんなことはないですよ! 織田さん本人としては納得のいくパフォーマンスができない悔しさがあるのはわかりますが、ファンとしては、織田さんがそうした真摯な姿を見せてくれるだけでうれしいんですから。
 アンコールの曲は「Diggin' on you」と「I'll Be Back To You」。「日本の心」がなかったですが、私個人としては「Diggin' on you」の方が好きなのでうれしかったです(^^) 歌詞、一緒になって間違えちゃいましたけど……
 最後、織田さんはツアーメンバーに両側から支えられている感じで、ホントに燃焼しきってしまった状態のようで、体調がとても心配です。
 でも、今度会うときは絶対ベストの状態の織田裕二を見せると約束してくださってましたから、信じて待つことにしましょう。
 次なる織田さんの活躍に期待してます!

踊る大捜査線にハマろう! に戻る