「ソレイユサンプルグラン」

雑誌掲載時も、ノベルス書き下ろし時も自己最速記録を打ち立てた話です。
本音をいうと「ソレイユサンプルグラン」は雑誌掲載の一話の形で自分の中で完結していたので、
新書のお話をいただいた時は、うれしさと困ったなという気持ちが半々でした。
でも大好きな伊吹さんのイラストで新書にしていただけるならと、本能のままに書いてしまいました(笑)
大カゼをひいた最悪のコンディションに、最悪のスケジュール。
挿絵をつけていただけたのが奇跡と思われるほど切羽詰まった〆切でした。
今でもこれ以上のシュラ場はないし、経験もしたくない(笑)
担当さんには本当にがんばっていただいて、何度泣いたことか。
今は絶版になっちゃったし、いろんな意味で思い出深いノベルスです。