講習18(平成12年9月某日)

気付けば、講習18回目。教習手帳には17回までしか書いてないのに…、なぜ? ま、それはいいとして…。2段階2回目のシミュレータは、ケーススタディというヤツ。「事例に学ぶ」というのが目的。

事故に遭遇するようなシチュエーションが用意されている。で、交差点で強引に右折してくる対向車とか脇道に左折しようとして急ブレーキをかける車とかに遭遇し、事故を疑似体験する………はずだったのだが、シミュレータのうそものバイクに乗り、「ひー」とか言いながら、うまくよけてしまった私。20km走行なら、たいがいの危険も回避できるということを証明してみた(笑)。

さて、今回は時間の半分以上が教官の話だったのだが、教官の話した事故のシチュエーションと全く同じ事故に遭遇し、イタい思いをしたという過去があったので、その話にはかなりびびった。どういう事故かと書きますとだな…。

前の会社で東京に転勤してきて半年ほどたった頃かなぁ?前の会社の同期(♀)と2人で湯河原温泉に行った帰り、その同期を駅まで送ってあと1人でうちまで運転して帰る途中だった。

ある交差点で右折しようと交差点に入ったところ、1つ先の信号が赤になっていて対向車がとぎれたのでひょいっと右折したのだが、ちょうど1つ先の信号が青になったらしく猛スピードで直進してきたバイクが、私の愛車(だった)プレリュードを見てびっくりブレーキをかけたため、転倒してしまったのだ。ちなみに私の愛車(だった)プレリュードには接触していない。

が、サイドミラーにバイクがこけるのが映ったので、もうめちゃくちゃびっくりして、すぐに路肩に私の愛車(だった)プレリュードを止め、バイクの方まで寄っていったのだが…。

転倒したライダー(♂)は足を引きずってはいたものの、命に別状はなく、とりあえず交差点の真ん中に倒れているバイクを起こし脇にどかした(もちろんそのライダーが)。バイクをチェックしたところ、こっちもとりあえず無事みたいだったけど、ウィンカーカバーとかは割れていた。

なぜか向こうがかたくなに警察を呼ぶことを拒んだので、お互いの連絡先を交換して、その場を離れたのだけれど。めちゃくちゃショックを受けた私は、その後うちまで泣きながら私の愛車(だった)プレリュード運転して帰ったのであった。

夜11時過ぎにうちに着き、このショックを誰かに聞いてもらおうと、当時つきあってた人のPHSに電話をしたら、

はぁ? 何? 今、呑んでるから、明日にして。ガチャ!!!

イタい思い出である…。

というわけで、事故には気を付けようとしみじみ思った講習でありました。

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