目から鱗

目から鱗が落ちる。
ああ、そうだったのか〜。
のどにつっかえてた魚の骨がとれたって感じか。

やっとわかった〜。
私、そんなことも知らなかったんか。
そう感じる瞬間。

もう26歳なのに、まだそんなこと感じる。
まだどころかしょっちゅう感じてる。
今まで私はなにをしてきたんだろう?

まだ人生3分の1しか終わってないが、
これから何枚の鱗を落とすんだろう?

けれど、新しいことを知る、知らなかったと認める・・・
そういう気持ちは、大事にしたい。

長い人生の中では
誰かが私に何かを教えてくれることなど
きっととても貴重なことに違いない。
そういう機会は大切にせねば・・・

それを鵜呑みにするのではなく
かみ砕いてからのみ込めるように
のどにつまってもご飯を飲み込む
知恵と機転と勇気とをずっと持って生きていきたい。

そして、そのあと、
「はぁ、骨がとれたよ〜」と笑っていえる
素直さを持ち続けたい。

コート脱ぎ 春の陽の中 急ぎ足