長い長い1日

みんなありがとう。
ほんとは見送りには来てほしくなかったん。
だって、絶対泣くと思ってたもん。
徹なんか、私が泣くなんて想像もできんのやろうな。
が、私は無類の泣き虫なのさ。

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朝9時頃起きて、すぐに最後の準備。引っ越しのための最後の準備。
11時頃、○ろねこヤマトの引っ越し屋がやってきた。
3人がかりで荷物の搬出。
しばらくすると中村社員がやってきた。

ホテルをさっさと追い出され、日曜なのにだれもつかまらなかったから202に来たらしい。
ちょっとだけ手伝ってもらった。
miyaも登場。

急遽、部屋の照明をあげることになった。
次202に入る住人にあげるつもりでいたけど、どうせなら知ってる人に使ってもらいたいし。
よかったよ。これでパブリック105の台所が明るくなる!
これで台所にも人呼んで飲めるでぃ。

っと、こざるまで登場。
miyaとラケットボールに行くらしい
「餞別やる」といって下駄箱になにかおいていった。
おお、CD?なにくれたんやろう?まさか、”陽の当たる教室〜サントラ盤〜”じゃなかろうか?
と、手に取ってみると・・・。ん?変な音がする。
なんだ?”名古屋名物インスタントみそ煮込みうどん”?
さすが、つまらんもん倶楽部会員。
ま、いいや。ありがとう!ありがたく食わしてもらうよ。

で、12時前には荷物の搬出が終わる。
ふぅ。部屋が空っぽになったので、掃除を始める。
ワックスをまき散らして、床を磨く。
ふきふきふき!
途中、中村社員がコーヒーをおごってくれた。
で、友人に会うからと、202を去っていった。
同じ飛行機に乗るから、「ほな、あとで」と別れた。

中村社員がいなくなってからも、一人掃除を続けた。
広い。もともとなにもない部屋だったけど、空っぽになるとさらに広く感じる 。
床磨きのあと、トイレとお風呂の掃除。

お風呂の掃除をしながら、いろいろ思い出した。
ああ、私、このお風呂でよく泣いたなぁ。
前彼と喧嘩したときも、別れを決めたときもここで泣いた。
仕事がつらくてしかたなかったときも、人間関係がつらくなってどうしていいかわからなくなったときも。
自分がなにをしたいのかわからなくて、不安で怖くてどうしようもなかったときもここで泣いた。

泣いたって、シャワーで流せばすぐに忘れられるとでも思っていたのかなぁ?
だからかひとしきり泣いてシャワーを浴びたら、なんとなくすっきりした気になっていたなぁ。
ああ、ここともおさらばなんだなぁと思ったら、また泣きそうになった。

が、なんとか涙腺にこらえてもらって、お風呂の掃除を済ませた。
そして、パソコンと2週間分の着替えをホテルに送る手配をしに、文理の前のコンビニに行った。
東京に行く前に、冬物のコートと冬物のスーツをクリーニングに出した。
取りに来るのは4月半ばになるでしょう!絶対忘れず取りに来ること!>>Meg男
絶対引換券を忘れないで取りに来ること!>>Meg男

いったん202に戻り、最後に残っていた洗濯物を会社のすぐ近くのコインランドリーに持っていった。
徳島で初めて使うコインランドリーは、ハニーちゃんだった。
名前付きのコインランドリーなんてなんかきしょいぞ!
が、毛布も洗える特大サイズ!な〜んだ、ここで毛布とか洗っときゃよかった。

洗濯中、おなかがすいたので(朝からクッキーしか食ってなかったし)、のりPに電話。「おなか空いたよ〜」

迎えに来い!ということなので、洗濯物を乾燥機(乾太って名前だった)につっこんでから、Pくんでお迎えに行く。
「どこに行きます?」「びんびや」
「もう1時過ぎっす。無理無理」「ほじゃ、モス?」
「らじゃ。小松島のね」っということで、モスにGO!
モスで遅い昼飯をなぜかのりPにおごる。

で、おごったんだからと、洗濯物たたむの手伝ってもらう。
静電気ばちばち!すごいぞ、この洗濯物・・・。布のくせに立ってしまうぞ!
と、二人で洗濯物をたたんでいると、いきなりmiya&こざる登場。

表に滋賀ナンバーのPくんがあったからと入ってきた。
げらげらげら。のりPが洗濯物たたまされてるのを見てmiyaが大笑い。
だって、モスおごったんだもん!ね、のりP
で、すぐに洗濯物たたみは終わる。
洗濯物たたみが終わるととても暇になった。
ボーリングにいこう!とこざるが言い出した。
することないし、行くかということで、Pくんで末広ボールまでGO!

が、途中ガソリンなくなるでぇランプが点灯!
おお、ガスだめぇになってしまう!ということでガソリンを入れてから末広ボールへ。
miya&こざるは腹が減っていたらしく、マクドに寄ってから末広ボールにやってきた。
が、末広ボールは混んでいた。

で、ボーリング取りやめ。
急遽、沖州までドライブドライブ。
沖州もいろいろ思い出があるなぁ。が、これはひみちゅ。
で、沖州で、海を見ながら、4人でマクドポテトを食べる。
私の新居を地図で確認しながら、あーだこーだ!

30分もしないうちに、トイレに行きたくなって、沖州マリンターミナルへ。
マリンターミナルは船出を待つ人で割と混んでいたが、トイレはすいていた。
「これからどうしよっか?」「飲も!」
「どこで?」「ラストパブリック202で!」
決まり!出発まで飲もう!

私とのりPは、Pくんで先に202へ。
miyaとこざるはビールを買ってから202へ。
何にもない部屋。さっきブレーカーをおろしたが、もう一度あげる。
カーテンもなにもない部屋。殺風景きわまりない。
こざるがO次郎を呼びに行った。
のりPがPHSで眉とおっさんを呼んだ。

ラストパブリック202のお客は総勢6名!
のりP、miya、こざる、O次郎、眉、おっさん。
miyaとこざるの買ってきたビールで乾杯!
つまみは、ポテチ・かきP・チーズ。
おっさんの持ってきたワインもあけましょ!飲みましょ!

「遊びに行くからね」とおっさん。「ええよ、ベランダ1泊4000円なぁ。」(笑)
「えええ!高いわ。なんでベランダやの?」とおっさん。「Meg男がご飯作ったるがなぁ!」(笑)
「眉は寝袋で部屋に泊めたる!きゃははは!」
早くもただの酔っぱらいと化す。

途中、O次郎が用があるからと帰っていった。
その後も飲む飲む。しゃべる。笑う。飲む。
「で、何時?」
ラストパブリック202を開催していて、飛行機に乗り遅れたらしゃれになりまへん。
「5時半。あと、15分ほどしたら出発しようか?

5時45分を過ぎる頃、もう一度ブレーカーを下ろす。今度こそ、202とはさよなら。
ドアに鍵をかける前に、「さよなら」とつぶやく。

そして、こざる運転のこざる号に乗り込む。
のりPとmiyaと私が乗り込む。
眉とおっさんは別車。
こざる号・・・。なにも起こらねばいいが・・・。

空港までは、ま、40分も走ればいける。なにもなければ、余裕で間に合う。
が、途中、飲み過ぎのためトイレ休憩。
我慢しろとのりPが言ったのだが、こざるが「我慢できません」というので、仕方なくローソンへ。
ま、間に合ったのだから許可である。

空港に着くと、すでにおっさん&眉はついていた。そして竹治さんも。
だんだん別れの時間が近づいてくるが今一つ実感がわかないのは、酔っぱらっているからか?
チケットを買い、2Fへ。

中村社員はまだかしら?中村社員を待っている間に、おじいちゃんとならいちゃん登場。
元気でね!といわれる。
中村社員がぴしょやルパンややまえもんとすぐ横のご飯屋から出てくる。
ぴしょ&ルパンから花束をちょうだいする。

O次郎と原っち登場。O次郎は約束通りみっふぃーちゃんバッグを持ってきた。
で、もう一つ花束。
だやと赤木にぃ登場。
写真を撮られる。

花束くれた人とぱしゃ。
みっふぃーちゃんとぱしゃ。
タカオ隊でぱしゃ。

時間が迫ってくる。
松本さんとぴろし登場。
借りてた本を返す。ありがとうごじゃりました。
ああ、18時55分。

「そろそろいきますか?」と中村社員。
私と中村社員が前へ進むと、見送りに来たみんなとの間に自然と1メートルぐらいの見えない壁ができた。
あああ、これが去るものと残るものの境目なんだ〜。
ここで初めて一人東京へ向かうことを実感する私。
「元気でね」「がんばってね」
とみんなの声。聞こえる。ちゃんと聞こえるんだけど、遠い。
遠くに聞こえた。ものすごく遠くに。

ああ、2年は長いようで、短かった。
つらいことなどなにも思い出されなかった。楽しかった。ここでの時間は楽しかった。とても。
みんなの顔が見れなかった。
泣いていた。みんなの前なのに、泣いていた。
ぼろぼろぼろぼろ、泣いていた。

中村社員にせかされたかのように前に進んだ。
が、あれはけっしてせかされたわけじゃない。
泣いてるのを見られるのがものすごく恥ずかしかったから、自分から前に進んだのだ。

この旅立ちが私にとって、どんなものになるのかはまだわからない。
正しいのか正しくないのか、たぶん誰にもわからないだろう。

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みんな元気で。
けしてさよならではないんです。
会いに来る楽しさが増えただけです。
いつでも遊びに来ます。
いつでも遊びに来てください。
私はいつまでもMeg男です。
いままでいろいろありがとう。そしてこれからもよろしく。