ああ、徳島

徳島での生活ももうすぐ丸2年になります。
就職活動の最終面接で初めて徳島の地を訪れ、なにがなんだかわからないまま就職し、ここに居着くことになりました。
来たときはいろいろびっくりでしたねぇ。

まず、引っ越し当日からびっくりどきどきでした。
荷物の搬入が終わって、一息ついて、電話線つなげたと思ったらいきなり電話。
だれかと思ったらさっきの引っ越し屋のにいちゃんからだった。
「一目惚れしました。つきあってくれませんか?」
ほっほほほほほ。知らない人に好かれるMeg男。できれば知ってる人に好かれたい(涙)。
なんて言うてる場合ではない。なに?新手のなんぱか?
おそるべし、徳島!
ということで、丁重にお断りしました。

引っ越してきて1週間ほどして、ちゃりんこを手に入れた。徳島の地図も購入して、さっそくSATYまでお買い物。
行きはよくわからんから、55号線を北上し、県庁過ぎて右折して、しばらくびゅーーっと走っていたら見えてきたSATY!
るんるんるん。お買い物、お買い物、お買い物。
社宅の近所のスーパーが大はずれだったので、新鮮おやちゃいを求めてここまでひた走ってきましたがな。
わーい!食べ物がいっぱい!(って私はなにもの?)
で、食品売場をうろうろうろうろ。
う〜ん、新鮮な牛乳でも買おう!と牛乳売場のところで立ちつくし、どれにしようか迷っていたら、私の右後ろから”やつ”が商品をのぞき込んできた。
おお、すんませんなぁ、ちんたら選んでて・・・と、すぐさま選んでその場を立ち去る。
で、卵売場に移動すると、あれ?”やつ”がいる。
お肉売場に移動しても、なぜか目の前に”やつ”がいる・・・。
”やつ”はなにもの?どうして食品売場にいるのに、買い物かご持ってないの?
”やつ”は、背が160センチくらいで、全体に骨っぽくて、目がどこ向いてるかわかんなくて、で、ロンゲだった。怪しい・・・。
”やつ”から離れろ!
その頃はまだ表にでていなかったBearな本能が私にそう言い聞かせてきたんだと思う。
私はさっさとお金を払ってこの場を立ち去ることにした。
SATYを出てしまえば大丈夫!と、帰りは違う道をちんたら帰ることにした。
地図も見ないで知らない道をすーいすーい。
南に行けばいいのさ!と安易に考えていたらば、なんか住宅地に入ってしまい、袋小路にぶちあたってしまった。
ありゃ、行き止まり!引き返さねば!と、ちゃりんこの向きを変えたら、”やつ”がいた!

うぎゃーーーーーー!!!

このときの驚きたるや、今も忘れない。だって、ほんとにびっくししたんだもの。
でも”やつ”はなぜあそこにいたんだろう?今も謎である。たぶんこれからもずっと謎である。

4月に多かったいたずら電話。
実家にいたときから多かったので、だいたい対処方法は心得ていた私。
が、ちょっと徳島のいたずら電話は感じが違った。
「俺!山口やけど、いま、そこで飲んでるねん。きーへんか〜?」
”山口”?だれやねん?
最初は間違い電話と思ったので、丁寧に「違います」といって切ろうとした
・・・ら、間違っててもお構いなしよ〜で、ただのいたずら電話に早変わり。
なにしてるん?暇なん?ひとり?飲みにきぃな。
ああ、うるさいわい。がちゃん!と切ってやった。
次の日会社でその話をしたら、あらびっくり!O次郎にもかかってきたみたい。
しかも”山口”から。おそるべし”山口”。どこでうちらの電話番号知ったんじゃ?
1週間ほどしたら、またかかってきた。
「俺やけど、いま、そこで飲んでるねん。きーへんか〜?」
今度は名乗らなかった。が、Bearな感で、すぐにこの前の”山口”とわかった。
で、一通り向こうがしゃべり終わるのを待って、言った。
「この前もかけてきましたよねぇ。”山口”さん」
”山口”はとってもびっくりしたらしく、しばらくなにも言わなかった。
で、急に「ごめんなさい。もうしません。だからごめんなさい。ああ、ごめんなさい....。」
とても気の弱い”山口”であった。その後、”山口”からの電話は2度とありませんでした。

ああ、徳島って・・・。