利己的で傲慢な考え方

好きな相手には好きになってもらいたいし、よく思われたいと思う。
で、どうでもいい相手にはどう思われていても関係ない。
相手のことを”いい人だ〜”と思うと、相手によく思われようとがんばる。
相手のことを”やなやつ〜”と思うと、相手が私のことをきらったって、悪く言ったって気にならない。
それが私です。

昔、こんなこというやつがいた。「私、全世界の人に愛を教えたいんですよ〜。すべての人に愛されたいんですよ〜。」だって。
そん時は「なに言ってんだ?こいつ!ばっかじゃないの〜」と思った。
今もそいつのいうことに賛同する気はさらさらない。
ただ、「勝手に言っとけ〜」って思えるようになった。

私はみんなに好かれようなんて思わない。自分の好きな人にだけ私のことを好きでいてほしいと思うだけ。
好きな人は嫌われたくないからがんばるけど、嫌いな人にまで好かれたいとは思わない。
だって、疲れっちまうんだもの。

これってかなり利己的?傲慢?
いいやね?だって、めんどっちいことやなんだもん!

だから嫌いな人が自分のことをいろいろ言おうともへっちゃらさ!
あんたによく思われるために私は生きてるんじゃないやい!って感じかな。

嫌いな人のこと考える暇があったら、好きな人をどう笑わせるかを考えていたい。
嫌いな人の言ったことでむかむかする暇があったら、「自分はあ〜いうふうにはなるまい!」と自分を振り返っていたい。
こんなことおもっちまう私は利己的で傲慢なのかもしれない。

大学のときは嫌いな人のやることなすことむかついて、いらいらして、腹を立てていた。
やなやつを”やなやつ”って思ってる暇があったら、もっと自分を磨く方がいいや!と思えるようになったのは、いつ頃だろう?
やっぱ、社会人になってからかなぁ。
自分のことを考えたり、自分の時間を楽しむことがとても貴重なんだわ〜ってわかったからかなぁ。

好きな人のことを考えてるのは楽しいからずっと考えていたい。だけど、嫌いな人のことを考えるのは、ああ、時間の無駄遣い!
もっと自分のことを大事にしたいから、嫌いな人のことは考えない!
こんなふうに考える私はやっぱり利己的で傲慢かなぁ?

いやいや、ちょっと大人になってきたんだよね。