で、じゃあ、なんで『探偵』になったかっていうと、「募集してたから」やって。なんかすごいよなぁ。探偵って募集されるんや!驚き。
まあ、誰でもなれるわけじゃないらしい。なんかテストがあったって言ってた。運動能力のテストとかではなかったみたい。筆記。いったい何を筆記試験するねんろう???なぞやわぁ。
でも、無事に(?)合格して今はいっちょまえに『探偵』してるん。で、明日が『探偵』生活の初日ってときにたまたま私が電話してしまったんな。
で、開口一番、「私再就職したねん。なにやと思う?」と来たのだ。しかもむちゃくちゃもったいぶって、なっかなか教えてくれんかった。
「なになに?どこに決まったン?」「当ててみ」
「そんなんわからん!まさか学連?(とても内輪ネタ)」「違うわい!!!」
「じゃあ、なんやの?」「う〜ん、よく聞く職業なんやけど、でも、身近でやってる人はみたことないなぁ。」
「なんやの?はよ、教えぃ!」「そうやなぁ、ヒント!テレビにはよく出てる!」
ここで、私は当てました。しばし沈黙。そして、どっと押し寄せた爆笑の渦!!
(全国4500万の探偵さんごめんなさい。別に『探偵』という職業を笑ったんではなく、こいつが『探偵』になったということを笑っただけです。はい)
「なあなあ、『探偵』って研修とかあるん?」「うん、明日からやねん」
「へぇ、で、何勉強するん?」「尾行とかかなぁ??」
「でも、なんかすごい!別の世界の人みたい」「そうやろう!!どうしよう!殺人事件とかに遭遇したら!!」
・・・・・・沈黙・・・・・・
「ああ、私って女マスターキートンみたいやなぁ!!」「たぶん迷子のねこ探しとか浮気調査が関の山やて。」
・・・・・・沈黙・・・・・・
かくして、私の予想は大いに当たり、今その子は京都で迷子のねこ探しとか浮気調査とかやってます。
その友達の名は・・・・・・・
...to be continued
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この物語は、フィクションではなくノンフィクションです。登場する人物・団体・固有名詞は実在のものであります。