Meg男推薦図書(その1)

 私は高校を出てしばらくぷらぷらしてた時期がある。浪人とも言うが・・・。そのとき行ってた京都の二条城近くのS台予備学校京都校で、お世話になった川戸昌先生(せんせ、ご無沙汰してます)にいっぱいいろんな本を薦められて読んだ。

その中の1冊に大平健っていう精神科医の書いた『豊かさの精神病理』っつうのがあって、その本がかなり私の生き方および考え方に影響してる(・・・かもしれない)。内容は全然難しくなくて、なかなかおもしろい本です。世の中いろんな人がいるもんだ〜って、普通に見えて普通でない人って多いんだなぁって、思い知らされた感じ。

 そして、「私はこうはなるまい!」って再認識させられた本だったなぁ。でも、今はちょっと考え方変わった。「普通ってどんなんだ?」ってね。

 半年ほど前、その続きみたいな本で、『やさしさの精神病理』ってのが出てた。即買って読んだ。ふむふむって感じ。でも今度はどっかこころの中に突き刺さるような感じを受けた。

 『やさしさ』ねぇ。『愛情』とか一緒で、私が一番苦手な言葉の一つ。言われるのも言うのもあまり好きじゃない。好きじゃないって言うか、なんかこう照れくさいっていうか、うそくさいっていうか。そういうものって感じるものであって、口に出していうものじゃないって思ってるのです。はい。

 ま、要するにMeg男は照れ屋さんだってことで・・・。

 ただ、押しつけられるのはヤだな。当然押し売るのもイヤ。『やさしさ』にしろ、『愛情』にしろ・・・。ま、他の人がそんなんするのはいいねん、私が絡まないなら・・・。

 『やさしさ』とか『愛情』の押し売りって、言葉自体はとても崇高なものっぽいから、押し売られても断れないっていうか、う〜ん、難しいなぁ。要するに、『やさしさ』とか『愛情』って言葉を盾にして好き放題されると、こっちとしちゃどうしようもなくなっちゃうよぅってことだな。

 気をつけよっと!