【TAMAの覚え書き(6)】・・・・・・・・「映画の小道具たち」を書くために、色々なビデオ作品等を観直した時の感想など。 |
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2000.2.2. 『誰かと思えば...キーファー・サザーランド!?』
ある日の深夜、テレビをつけたまま本を読んでいたら、サスペンス風な映画を放映していた。 私は途中から観たのだが・・・、 ひとりの少女(リース・ウィザースプーン)が、追いつめられた末、犯罪を繰り返していく、 まるで、火曜日のテレビドラマみたいなストーリー展開だった。 (それなのに、「くだらないなぁ〜」と思いつつもラストまで観てしまった私。(笑)) しかし、この映画、ある意味で半ばから俄然面白くなってきた。 なぜかというと、キーファー・サザーランドが登場したからだ! キーファー・サザーランドは、くせのある名優、ドナルド・サザーランドを父親に持つ顔そっくり(!)2世俳優。(また、キーファーは「フラット・ライナーズ」で共演したジュリア・ロバーツと婚約→ドタキャンの過去もある。) 少年の頃の彼は「スタンド・バイ・ミー」の不良少年(ボス役)、「ロストボーイ」の吸血鬼役として、少し注目されかかり、「フラット・ライナーズ」では、臨死体験に挑む医大生(主役クラス)のひとりだった。 (他の医大生=ケビン・ベーコン、ジュリア・ロバーツ、ウィリアム・ボールドウイン) 上記、どの作品においても、キーファーは不敵な笑いを浮かべる意地悪そうな男を演じており、本当に憎らしい奴がよく似合っていた。(=一応、誉め言葉!) その後、「三銃士」の銃士役も演じているが、有名過ぎて分かり切った内容の話でさえ、キーファーがいつ切れるか?と・・・、私はなんだかドキドキ・ハラハラしてしまったのである。 話を戻して、深夜放送で観た「連鎖犯罪/逃げられない女」のキーファー・サザーランドがどんな役柄だったかというと、リース・ウィザースプーン演ずる少女の車がハイ・ウェイで故障し、そこを通りかかったキーファーが、 自分の車に乗せてやる。 一見、“親切で優しいおじさん”だが、「きっと、このまま終わるはずないぞ!」の読み通り、彼は、“連続少女レイプ殺人鬼”へと豹変した。いや、正しく云えば・・・豹変しかかった・・・。(笑) 実は、襲おうとした少女の方が、彼よりも数10倍強くて、たくましく・・・、キーファーは少女の放った銃弾に倒れてしまうからだ。 「惜しい〜、もうキーファー死んじゃったのかぁ・・・。」と少しガッカリした気分でいると・・・、さすが元・吸血鬼少年だけのことはあり(?)、彼は、まだ死んでいなかった! が・・・、一命は取りとめたものの・・・頭部に矯正器具をつけられ、ゆがんだ口元のキーファーは痛々しくも、かなり不気味な姿で再登場する。 ------- 略 ------- ラストシーンは、もっと悲惨だ。少女が祖母の家へ逃げ延びると、“ベッドに横たわるおばあちゃん”がいる。 その“おばあちゃん”こそ、“ネグリジェ&キャップで変装”したキーファーなのだから・・・。 (初めの方で、この少女が持っていた小道具“赤い布を被せた、手つきのカゴ”は、ラストに対する伏線なのか?たぶんそうかもなぁ・・・。安易な、「赤ずきんちゃん」の世界ね・・・。) ここでも少女はめっぽう強い!結局、とどめを刺されたのはキーファーの方なのだ。 あぁ・・・気の毒なキーファー・サザーランド。何もここまでしなくても・・・。監督と喧嘩しちゃったのか? (余談ながら・・・この作品中、キーファーの妻を演じた元美少女=ブルック・シールズも、気の毒な結末!だった。) また、少女役リース・ウィザースプーンは、「カラー・オブ・ハート」のおませな妹役が印象深かったが・・・・・、現在はライアン・フィリップと結婚し、どうやら今も産休中らしい。 余計なお世話だけど・・・、 果たして、この3人の役者さん達にカム・バックはあるのだろうか? せめてキーファーには、 父(ドナルド・サザーランド)のように“渋〜い悪役”として戻って来て欲しいな! 頑張れ、キーファー・サザーランド・・・・・・。(-_-;) |
2000.1.25 『左ききの役者たち・・・その7』
(クリス・タッカー“左きき情報”提供者:BOKEさん/thank you!!(^-^)) (m(_ _)m special thanks!! :SACHINEKOさん/エマ・トンプソンについてのご確認。) 久々の左ききネタ更新。「左ききの役者たち」第7回目は、このおふたりです。 まずはイギリスの女優さん、エマ・トンプソン。 『日の名残り』では、針を左手に持ちクッションを縫っていたし、 食事のシーンでスプーンを左手に持っていた。 また、『ハワーズ・エンド』中、ペンを持つ手は左で、 この作品でも、やはり針を左手に持って縫い物をしていた。 それから、『フィフス・エレメント』のド派手なDJルビー役が記憶に新しい、 クリス・タッカー。残念ながら『フィフス〜』だと、クリスの左ききはよくわからなかったが、 彼がジャッキー・チェンと共演した『ラッシュ・アワー』では、 銃を持つ手が圧倒的に左手が多いし、左手にペンを持って文字を書いていた。 では、エマ・トンプソン、クリス・タッカーを左ききの役者さんに加えたいと思います。 クリス・タッカー左きき情報提供者であるBOKEさんと、エマ・トンプソンの左ききをご確認いただいたSACHINEKOさんから伺ったお話によると、 欧米では生まれつきの左ききを無理矢理に矯正することは、かなり稀だということです。だから、左ききの役者さんを探せば、もっとたくさん見つかるかもしれませんね。というわけで、引き続きみなさまからの左ききネタもお待ちしております。よろしくお願いいたします。(*^_^*) |
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