はじめに (このページは、1993年の婦人会での学びをまとめたものです)
1.唯一の神を信じる
※ユダヤ教も、イスラム教も、「唯一の神」を信じますが、イエスを「神」とは認めません。(ユダヤ教では、イエスはただの人間であり、イスラム教では、預言者の一人とみなしています) 「イエス・キリストは『主』である」と信じることが、キリスト教の最大の特徴となっているのです。
2.信仰の根拠は −−聖書−−
読まれざるベストセラー? --BIBLE--
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※佛教か? キリスト教か? これは目的が違いますから、優劣の比較はできません。 ● 「苦」からの解脱という点に限れば、佛教は奥深い哲学と実践の道があり、 文化遺産としても魅力に富んでいるのは事実です。 ● しかし、聖書を通して、「唯一の神」の存在を知る者にとっては、必然的に、 キリスト教の道を取り、他を求めないという選択になるのです。 二重信仰はあり得ません。 |
礼拝プログラム (一例) |
説明と補足 ※礼拝は教会員だけのものではありません。 一般に門戸が開かれています。 誰でも参加することができます。 ※聖書朗読は、神の言葉(教え)を聞くという意味で大切です。 説教は、その聖書の解説です。 ※洗礼式は、新しく教会員となる人に授けられる入信の儀式です。 わたしたちの教会では、頭に水を滴下します。 信者の子供に授ける幼児洗礼もあります。 ※聖餐式は、キリストの十字架による救いを記念する儀式です。 パンとぶどう酒を受ける人は洗礼を受た教会員の成人だけです。 ※献金は、神に対する感謝と献身のしるしとして、ささげるものです。 献金の金額は、自発的に、自由に定めます。 初めての出席者や、趣旨がわからない場合は、 無理に献金することはありません。 ●洗礼と聖餐は、キリストによって定められた大切な儀式です。 これを「礼典」(サクラメント)といいます。 ※カトリック教会では、次の七つを秘跡(サクラメント)としている。 洗礼、堅信、聖体(聖餐)、告解、終油、叙階、婚姻 |
1.奏楽 | |
2.礼拝への招き | |
3.讃美歌 | |
4.祈り | |
5.聖書朗読 | |
6.説教(牧師による) | |
7.讃美歌 | |
☆洗礼式 (不定期) |
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☆.聖餐式 (定例日) |
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8.献金(感謝の祈り) | |
9.祝祷 | |
--報告-- |
※比較のために |
キリスト教(プロテスタント)は、「自力救済」ではなく、キリストによる100%の「他力救済」になるのですが、これによく似ているのが佛教の一派、親鸞のとなえた「浄土真宗」です。 |
十 戒 (要約) |
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[序言]わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。 | ||
神 を 愛 す る |
1.あなたはわたしをおいて他に神があっては ならない。 2.あなたはいかなる像も造ってはならない。 3.あなたの神、主の名をみだりに唱えては ならない。 4.安息日を心に留め、これを聖別せよ。 |
唯一の神だけを主とする。 正しい礼拝。偶像礼拝禁止。 主の名を尊ぶ。 安息日の礼拝を守る。 |
隣 人 を 愛 す る |
5.あなたの父母を敬え。 6.殺してはならない。 7.姦淫してはならない。 8.盗んではならない。 9.隣人に関して偽証してはならない。 10.隣人の家を欲してはならない。 |
長上の尊敬。人間秩序を守る。 殺人と憎しみの戒め。生命尊重。 淫らな言行の戒め。異性の秩序。 盗みと不正の戒め。正当な働き。 隣人の名誉尊重。真実を語る。 欲、不満の戒め。謙虚と満足。 |
※比較 佛教にも五戒がありますが、 キリスト教の十戒の1〜4に当たる部分はありません。 (佛教は一種の無神論ですから当然でしようが----) キリスト教では、1〜4戒が土台になって、 その上に5〜10戒が築かれています。 |
佛 教 の 五 戒 |
1.不殺生戒 2.不妄語戒 3.不偸盗戒 4.不邪淫戒 5.不飲酒戒 |
主の祈り (新約聖書マタイによる福音書6章参照) | |
◎天にましますわれらの父よ。 ◎ねがわくは、み名をあがめさせたまえ。 ◎み国を、きたらせたまえ。 ◎みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。 ◎われらの日用のかてを、今日もあたえたまえ。 ◎われらに罪を犯すものを、われらがゆるすごとく、 われらの罪をもゆるしたまえ。 ◎われらをこころみにあわせず、悪より救い出したまえ。 ◎国と力と栄とは、かぎりなくなんじのものなればなり。 アーメン。 |
序言 第一の祈り 第二の祈り 第三の祈り 第四の祈り 第五の祈り 第六の祈り 結び(讃美) |
唯 一 の 主 ◇ 永 遠 の 存 在 者 ◇ |
キリスト教の人生観と世界観 | 人の主な目的は、神の栄光をあらわし、永遠に神を喜ぶことである。 (ウエストミンスター小教理問答より) |
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天地創造(初め) 人間の創造 堕落(罪が入る) 楽園追放 |
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人間の歴史−−−→ | ↓わたしたち(人間)−→ | −−→罪の結果↓ | |
救い主来臨 | ↓ | ↓ | |
十字架と復活 | ↓キリストの救い | ↓ | |
(キリストの救いの成就) | ↓(感謝の生活) | ↓ | |
↓肉体の死(聖化の完成) | ↓死 | ||
↓体は塵に帰り、 ↓魂は「主」のもとに憩う。 |
↓よみ 苦悩と暗黒 |
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世界の終わり(終末) (キリストの再臨) (最後の審判) |
↓復活 ↓(裁き→無罪とされる) ↓(新しい体と永遠の命) |
↓復活(恥辱) ↓(裁き→罪の刑罰) |
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新しい神の国 ← | →永遠の死(地獄) |
※キリスト者は、人の死を悼み悲しみ、鄭重に葬りますが、死者を、神や仏として礼拝することは、偶像礼拝に当たるので、避けなければなりません。
※人の死後は、「神」の直接のご支配の下に入るので、死後の冥福を祈るとか、慰霊するということはできません。
※死者の記念や、追悼は、「神」を礼拝することの中に尽くされています。
参考 外見上の違いは? (教理の違いはここではのべません) | |
カトリック (旧教) | プロテスタント (新教) |
荘厳な感じの会堂、ステンドグラス、十字架、イエス像、マリア像など飾り物がが多い。 | どちらかといえば簡素な会堂、画像は飾らない。(厳しい偶像崇拝禁止の立場) |
教会の指導者は一般に「神父さん」と呼ぶ。 | 神父とは言わない。「牧師」という。 |
十字を切る祈り、ロザリオの使用など。 | 祈りのしぐさは特にない。自由な言葉での祈りが多い。 |
礼拝は「ミサ」といわれる儀式が中心。 | ミサという言葉は使わない。礼拝は説教を重視する。 |
ローマ教皇(法王)が最高の権威者。 | 権威的指導者はいない。 |
我は天地の創り主、全能の父なる神を信ず。 | 父なる神 |
我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。 主は聖霊によりてやどり、処女マリヤより生まれ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、天にのぼり、全能の父なる神の右に座したまえり。かしこより来たりて、生ける者と死ねる者とを審きたまわん。 |
子なる神 |
我は聖霊を信ず。 聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、身体のよみがえり、永遠の生命を信ず。アーメン |
聖霊なる神 |