いなかっぺ大将
 
(2021年3月登録)
 

(上)キクちゃん ニャンコ先生  花ちゃん 
(下)風大左ェ門(3形態)

作・画:川崎のぼるの作品で、小学館の学習雑誌(小学○年生)に連載され、テレビアニメ化もされました。 連載当初は熱血柔道漫画として始まりましたが、すぐにズッコケ・ギャグ漫画に路線変更した異色漫画です。 川崎のぼるの代表作に「巨人の星」(こちらは最後まで熱血野球漫画)がありますが、それと並ぶ代表作です。

主人公の風大左ェ門(かぜだいざえもん、愛称「大ちゃん」)は青森県出身の柔道少年で実力者でしたが、見た目が弱そうな相手にあっさり敗れて 全国にはまだまだ強い柔道少年がいることを知り、「大物になる」との決意で東京に出てきます。これが人生の大転換になり、 ズッコケ人生へと変わっていくのです。
東京に出てきた大ちゃんは柔道家の自宅に住み込みで修業に励むのですが、ここから周りの人たちとのドタバタが始まります。 猫のニャンコ先生からは、投げ飛ばされても体を回転させて足から着地する「キャット空中三回転」を修得し師弟関係を深めたり、 同居する柔道家の娘のキクちゃんや幼なじみの花ちゃんとの三角関係とも言える恋愛話があったり、学校に通っては騒動を起こしたりで話は展開します。
イラストでは、前出のキクちゃん、花ちゃん、ニャンコ先生に、大ちゃんを3形態(左「連載当初の熱血柔道少年」、右「アメリカンクラッカー風の涙顔」)描いてみました。 主題歌の「大ちゃん数え唄」については、このホームページの「思い出の昭和歌謡曲」コーナー44曲目に書いています。 大ちゃんが通う学校の担任は白雪ケメ子先生でした。