前回、デビルマンを登録しましたが、作・画:永井豪といえばハレンチ学園でしょう。
私が小学生の時に、少年ジャンプに連載されていた漫画です。
少年漫画としては、過激な表現があったため、PTA等から激しい批判を受けることになりましたが、
当時の小学生の男の子の多くは、この漫画に共感していたのではないでしょうか。
当時は、「教育ママゴン」という言葉があったくらい、子供の教育に熱心な親たちが増えていましたが、
見方を変えれば、子供たちが好きなことを自由にできなくなってきたともいえるわけで、
そういう大人たちへの抵抗を書いた漫画ともいえると思います。
登場してくる学園の先生たちは、生徒たちにひどいことをするのですが、主人公の山岸くんが先頭に立ち、
生徒たちは団結して、無茶なことをしてくる先生たちに対抗するのです。
その影響もあったのかな? 私が中学生の時に、学年で団結して授業をボイコットしたことがあります。
要求内容は、「修学旅行の日数を減らすな!」でしたが。
(私はリーダーではないです。)
それと、過激な描写ですね。現実世界でも、小学生も高学年になると、女の子を意識するし、女の子の裸に
興味を持つようになります。そんな男の子の気持ちや興味を代弁してくれる漫画でもありました。
実際、小学生も高学年になると、女の子の方がませてきて、身体の変化もありますし、
いろいろな情報も女の子の方が持ってるわけで、男の子の方は、よく分からない中で、
女の子に異性を感じていたのです。
ハレンチ学園の連載は、漫画の中で教育関係者との「ハレンチ大戦争」の末、すべてが消滅して
終わってしまいました。男の子の不安定な気持ちを代弁するような漫画として、連載を続けてほしかったものです。
話は変わりますが、当時、実写の映画やテレビドラマも制作されました。主人公の十兵衛役には児島美ゆきさん。
スカパー!で放送されてたのを、大人になって見させてもらいました。なので、すごく若々しかったです。
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