我が家のVL600
 
(2001年1月初回登録・適宜更新)
 

2001年1月から使い始めた3台目のパソコン(愛機)は、NECのPCVL600R/55A
(バリュースター)です。
バリュースターはNECの主力となるオールインワンパソコンで、キャンビーとは
違ってPC-98の時代からPC98-NXに変わっても継承されたシリーズ。
(キャンビーとの違いといえば、テレビが見られないことくらいかな?
 でも、最近はテレビが見られるモデルもあります。)
今では当たり前になったワープロなどのアプリケーションソフト付きなので、
初心者でも買ってすぐ使えるパソコンと理解してもらえばいいでしょう。

もっとも、私が買ったVL600は、アプリケーションソフトなしのモデル。
だって、キャンビー時代に一太郎8やOffice97を買ってたんだもん。
これにI・O DATAのTVチューナ・ビデオキャプチャーカード「GV-BCTV4/PCI」を
搭載して、気分はすっかり「高性能キャンビー」です。

基本スペックは以下に紹介します。
こんなVL600を、少しずつアップグレードしながら‥と思っていたのですが、
下に書いているように一気にパワーアップしてしまいました。
CPUがDuron 700MHzになったからには、もはや「VL700」と呼ぶべきかな?
でも、とにかく大事に使っていきたいな〜。

   注:下の表で( )内の金額は購入価格です。

基本スペック
項目 ノーマル(8万6千円) 現在(?万円)
CPU クロック AMD Duron 600MHz AMD Duron 700MHz
L1キャッシュ 128KB(CPU内蔵) 同左
L2キャッシュ 64KB(CPU内蔵) 同左
メモリ 64MB(PC133SDRAM) 320→256MB(同左)
HDD(+外付) 20GB 20GB(+2GB外付)
CD-ROM 40倍速 CD-R/RW,DVD-ROMコンボ
FDD 1台 同左
PCIスロット:1 FAXモデム 56Kbps 同左
PCIスロット:2 無し TVチューナ・Vキャプチャ
PCカードスロット:1 無し SCSIカード
CFカードアダプタ
PCカードスロット:2 無し
サウンド オンボード USBオーディオユニット
ディスプレイ 15インチCRT 14.1インチTFT液晶
注)メモリは256MB1枚挿しの方がビデオキャプチャー時に安定するようです。

周辺機器・パワーアップ
プリンター EPSON:PM-600C(キャンビー時代から)
外付HDD I・O DATA:HDV-2G(キャンビー時代から)
SCSIボード メルコ:IFC-SCD2(6千円)
・PCカードスロット用SCSI2カード。ケーブル付き。
スキャナ EPSON:GT-2000WINS(キャンビー時代から)
MOドライブ 富士通:SMB-640WL(キャンビー時代から)
TVチューナ I・O DATA:GV-BCTV4/PCI(1万7千円)
・MPEG-1/2でのキャプチャーが可能なPCIカード。
メモリ ノーブランド:SDRAM(1万1千円)
・256MB PC133(CL=3)。幸運にも無事、動いています。
CD-R/RW
DVD-ROMドライブ
Logitec:LCW-R6424DVAK(2万円)
・CD-R,RW,CD-ROM,DVD-ROMが6,4,24,4倍速コンボ。
CPU AMD:Duron 700MHz(6千円)
・Duron 600MHzと同じコア電圧1.5Vで動作するCPU。
サウンド ジェネシステクノロジィ:USB Sound Box(1万1千円)
・USB 5.1-チャンネルオーディオ。録音不可。使ってない。
I・O DATA:D2VOX(1万8千円)
・USB 5.1-チャンネルオーディオ。録音可。こちらを使用。
デジタルカメラ Kodak:DC3200(1万円)、電源キット(3千円)、
コンパクトフラッシュ(2千円)
・有効画素100万画素。シリアル接続。
CFアダプタ メルコ:RCF-A(8百円)
・コンパクトフラッシュPCカードアダプタ。
ディスプレイ NEC三菱:RDT142S(4万円)
・14.1インチTFT液晶ディスプレイ。アナログ。

メモリは大幅増強。CD-ROMドライブもコンボドライブに換装しました。
テレビ番組やホームビデオで撮った子供のビデオなど、永久保存版として
残しておきたい映像を、ビデオCDにして残しておこうとぼちぼちやってます。

TVチューナ・ビデオキャプチャーボードの苦労話
最近のメーカー製パソコンでは、TVチューナ・ビデオキャプチャーボードやコンボドライブのセットモデルも増えてきました。そういうモデルを買えば苦労はないのでしょうが、シンプルなモデルに機器を買い足してアップグレードしていくのも楽しいものです。私は後者を選んだわけですが、楽しさ十倍と同時に苦労も十倍でした。
一番苦労したのがキャプチャーボード。買った後で分かったことは、「VIA製チップセット搭載の一部機種、あるいはIRQが共有している環境では動作に支障がある場合がある」ということ。VL600はまさにその両方の条件に合致していたのです。(もっとも、後者だから前者なのかもしれませんが‥。)
とは言え、正常に動作する可能性だってあるわけで、とりあえず取り付けてソフト上で設定をいろいろ探ってみたら、安定動作する設定が見つかりました。その設定を見つける苦労なんて大したことなし。それですべてがめでたしめでたしとなるはずだったのですが‥。やはり色気を出したのがまずかった。CPUの交換に手を出したのが、その後の苦労の始まりでしたね〜。
CPUをDuron 700MHzに交換した直後からキャプチャーが不安定になって、録画中に長くて10分、短ければ1、2分でOSごと完全に止まってしまうトラブル発生。CPUの交換と合わせて、ディスプレイドライバをアップデートしたために原因究明が余計に複雑になってしまいましてね。試行錯誤でトライしたことを列挙すると、次のようになります。
・熱対策。函体を開けてのキャプチャー。
・ディスプレイドライバの旧バージョンへの戻し。
・ビットレートなど、ソフト上での設定の変更。
・ボード、ソフトの再セットアップ。
・OSの再セットアップ。
OSの再セットアップでもダメだったことで、他に根本的な問題があるのだろうと思い、取扱説明書を隅から隅まで熟読。ようやく内蔵サウンドとIRQの共有があるために動作が不安定になっているのだということに気付きました。音声抜きの動画だけのキャプチャーでは安定動作したことから、それは確信に変わります。そこで、その問題を解消すべく、またいろいろとやってみたわけです。
・「コントロールパネル」→「システム」でのリソースの手動設定。
・BIOS設定画面でのIRQの変更。
・PCIモデムボードとのスロット位置の入れ替え。
・(根拠もなしの)ジャンパースイッチの差し替え。
ここまでやってもIRQの共有は解消されず。で、サウンドの設定変更を含め、さらにトライ。
・「コントロールパネル」→「サウンド」でのパフォーマンスの変更。
・外部サウンド「USB Sound Box」購入。
USBオーディオデバイスドライバが「正常に動作」となっていながら一部機能しか動作していなかったことから、手動でドライバをいろいろ変更してみましたが、それでもダメ。その問題には、また別の原因がありそうでしたので、最後の切り札としてBIOSのアップデートにトライ。それでもIRQ共有問題、USBサウンドの問題は解消されませんでしたが、な、なんと、キャプチャーが安定動作するようになったのです。ラッキーッ!
ということで、長く苦しい戦いもこれで終止符。USBサウンドの問題はキャプチャーボードとの絡みがありそうですが、それを追求しなくてもキャプチャーは安定したし、DVDのサラウンド再生はできそうなので、これ以上、下手にいじらないことにしました。

主要ソフトウエア(後で買った物)
パソコン・
システム
SYMANTEC:Norton Utilities 2001(7千円)
DVDビデオ
ワーナーホームビデオマトリックス(4千円)
逃亡者(2千円)
SME Visual Worksキカイダー01 THE ANIMATION Vol.4(5千円)
テレビ・ビデオ インフォマジック:WinDVR ARENA(5千円)
I・O DATA:mAgivTV/RC(4千円)
ウイルス・
セキュリティ
SYMANTEC:Norton Internet Security(6千円)
キッズ(子供用) セガ:ゴジラどきどき怪獣島!!(4千円)

アプリケーションソフトは、キャンビー時代から使っていた一太郎8やOffice97がWindows Me でも問題なく使えたので、買い足したものは上の表のとおり少な目。Nimdaワーム騒ぎを契機にノートン・インターネット・セキュリティを買ったのは、タイムリーじゃないかな。
CD-R/RWライティングソフトやDVD再生ソフトは、コンボドライブに付属していた「WinCDR6.0」と「PowerDVD」です。 付け加えると、「USB Sound Box」にもDVD再生ソフト「WinDVD」が付属していて、今はこちらを使っています。
Windows 95で動いていたソフトは、Meでもだいたい動くようで助かってます。

それから、キャンビーからのデータ移植は、MOを使ってのコピーで楽でした。
唯一苦労した電子メールソフト、Outlook Expressのデータ移植は、キャンビーの方をバージョンアップし、バージョンを合わせたら認識してくれたので、ホッ。
外付けハードディスクも、MS-DOSプロンプトから「FDISK」コマンドでばっちり!

最後に、キャンビー君、4年半ご苦労様でした。