作・遠崎史郎、画・中島徳博で、私が小学校から高校に上がる頃までの
5年ほどの間、週刊少年ジャンプに連載された野球マンガです。
戦争でこの世を去った元巨人の大投手・沢村栄治の遺志「世界最強のベースボールアニマル
チーム」結成の夢を受け継ぎ、身体にボール形のあざを持つ9人の野球超人が、1人また
1人と集まりながら繰り広げられる超人的な野球。しかし、ストーリーは野球での世界制覇
からいつしか血で血を洗う格闘ゲームに‥。
アストロ球団の総監督が戦地で沢村栄治に野球を教わったJ.シュウロ、9人の超人は
宇野球一、上野球二、伊集院球三郎、峠球四郎、三荻野球五、高雄球六、明智球七、
明智球八、そして9番目の超人は? 日系二世みたいな人でしたが、名前は覚えてないん
です。「○○球九郎」なんですけどね。最後に出てきてプレーする場面はなかったと
いう記憶なんですよね。
ライバルは仲間になる前の高雄球六(カミソリの竜)、峠球四郎や無七志(「むなし」
字はど忘れ)、知念、モンスタージョー、リョウ坂本、伊集院大門、バロン森など。
ブラック球団、金やんロッテ、ビクトリー球団との3試合を戦います。
超人的なプレーとしては、明智弟が兄を投げてホームランをも捕球してしまう外野守備、
三段ドロップ、スカイラブ投法、加速度打法、ジャコビニ流星打法、コホーテク彗星打法、
超人バント、殺人L字投法、消える打球などがあり、ドキドキハラハラわくわくしながら
読んでいたものです。
過酷なゲームの連続で、鎖骨を骨折したりアキレス腱を切断したり。「一試合完全燃焼」
を信条とし、加減を知らず体を壊していく超人達。対戦相手チームには廃人や死者も
多数出ました。最後は9人全員が揃ったものの、日本プロ野球界から締め出されて、
対戦相手を求めてアフリカに渡ったんですよね。
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