少女は目覚め、
僕がいるのを見てとると
慌てて飛び起きた
「ごめんなさい、
偶然この部屋に出て来ちゃって…
あの…
ここは何時の何処なんですか?」
訳が分からず
どういうことかと訊ねると
「実は…」
信じてもらわなくともよい
そう前置きして
静かに語り始めた。
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