空海(くうかい) | |
平安時代初期の僧。「弘法大師」ともよばれる真言宗の開祖。 讃岐の国(香川県)の善通寺に生まれ、18歳の時京にのぼり大学に入り学ぶ。のちに遣唐使の 一員として唐にわたり仏教とくに密教に出会い帰国する。空海が巡礼し修行をしてできたのが 四国八十八ケ所です。阿波の国(徳島県)霊山寺(りょうぜんじ)を一番札所とし、土佐(高知県) 伊予(愛媛県)を巡り、讃岐の国大窪寺を八十八番札所とする四国遍路の旅として今なお数多く の方が巡礼しています。 | |
讃岐第八十八番 医王山 大窪寺(いおうざん おおくぼじ) | |
[所在地]香川県大川郡長尾町多和 [アクセス] ・・高松琴平電鉄長尾駅から大川自動車 「長谷」行きバスで40分 多和小学校前下車、徒歩で約1時間。 徳島県に近い静かな山合いにあり、後ろは標高880mの「女体山」 開基は行基。行基初来の頃、渓間に大きな窪みがありし・・・と言う 事で「大窪寺」と名づけられたそうです。 本尊は薬師如来。空海が唐から持帰った三国(インド・唐・日本) 伝来の錫杖を納め四国霊場の結願寺と定められた。 | |
山頭火の句碑 | |
山口県に生まれた種田山頭火は出家し、全国を放浪したが ここ長尾町にも身を寄せた。 香川県には俳句の同人が多く。 大窪寺の境内には、山頭火の句碑をはじめ、多くの句碑が 建てられています。 | |
遍路の旅 | |
撮影に行った日、境内でお会いした埼玉から来られたいう ご夫婦の写真を撮らせていただきました。 八十八ヶ所の旅を終えられて、納経をすませて、高野山へ 廻られるとか・・・ 遍路の旅は、それぞれの願いがこめられていて重い旅なの かもしれません。 | |
大窪寺周辺のこと | |
門前には御茶屋が3.4軒あり、長い旅の疲れを 癒してくれます。 秋にはすぐ近くの山で取れた松茸も食べられます。 名物は「煮込みうどん」夏は「流しそうめん」など 近くには観光くり園があり9月中旬から栗拾いが楽しめ ます。 四方を山に囲まれて、紅葉も綺麗です。 |