微 風


滋賀県 近江八幡






もう昔のことになる・・・私が水彩画を描き出した頃

手探りでなにも解からぬままそれでもひたすら描いていた。

無駄な遠回りも諦めかけた事も幾度かあった。

人に「原点」と呼べるものがあるなら

わたしはこの近江八幡に出掛けて描いたこの一枚がそうである。

『水彩画は耳を澄ませて心で描く』ことがこの絵を描きながら理解できたからである。

技術や経験は確かに創作の強い原動力には違いないが、

その以前に、「何を描くのか」というよりも「何故描くのか」・・を考えることの方が大事ではないかと私は思う。

故に心に響かないものは描けない。

重たくも楽しい足取りの旅は20年経った今もなお続いている。



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(微風の窓の名称とリンクバーナーはこの作品から取ったものです)

 

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