雪の道

(北海道余市)
(260x320)アルツシュ紙 /ニュートンcoror 個人蔵



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雪の中を歩いていると思いがけない光景に出会う

先人が明治に切り開いてこの余市の土地にウイスキーの理想境をと願った。

北欧の気候風土が適しているとのことだった。

雪に埋もれた原酒は幾年も眠りながらひっそりと時を待つ・・・

樽を積んだ馬車ソリが、シャンシャンと鈴の音を響かせながら

通りそうな光景を私は赤い塔を見上げながら想像した。

あの"ニッカ"創始者の様に、

私も道無き道に一人立つ思いを込めて・・・。

音の聞こえてきそうな絵を描きたいと

改めて私はそう思った。


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■この作品は第14回彩遊会展に出品しています。同展の案内はココをどうぞご覧ください。