私は絢爛豪華に咲き競う桜よりも

何故か一輪の枝が好きである

消え入りそうなその色の中にも紛れも無く「天下の華」の誇りが漂う

若ければどうしても引けない線があり、出せない色がある

歳月の蓄積故にどうにもならないと思いつつ今年も描いた

風雪に耐え時来れば凛と咲くこの花に

私は尽きない思いを馳せては、出来るならこの花のような姿で

絵を描き続ける作家でいたいと思う



☆2002年の桜の花は駆け足で散ってしまいました。
同じ花を観ても、感じ方が少しずつ変わって行くのは単なる歳のせいでしょうか?
花よりダンゴにだけはなりたくないものですね(笑)
(管理人)


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