流氷の街
根室は坂の多い街である。
坂の上から見下ろすと一面真っ白な海が広が果てしなく広がっていた。
私は暫くこの街に留まり何点かの作品を描いた。
時間(日)的な余裕が有れば、バスで本土最東端の納沙布岬まで足を伸ばしたかった。
オホーックの流氷が春を呼んで解け出す様に
北方領土の返還の祈りは今だ届かず
それを知ってか白鳥だけが北の国から飛来する。
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