八丈島のランです マ リ エ ル 一 行 八 丈 島 へ !  第2日目
  マリエルランドへようこそ! 開設1周年記念 
南原千畳敷にて
寄せる波
 

 2日目は,台風18号の影響もすっかりなくなり,風もなく,絶好の天気になりました。朝のお散歩をすませ,Yご夫妻に迎えに来ていただき,9時30分にホテルを出発。まずは,海岸沿いを走って南原千畳敷という岩場の海岸に行きました。太平洋の荒波がもろに岩肌に砕け散る壮観な景色に圧倒されることしばしでした。
 眼前に浮かぶ島は八丈小島です。無人島で,釣りの名所だそうです。野生化した山羊もたくさんいるとか。

左;ホテルの前の海岸で朝のお散歩 中央・右;南原千畳敷,右に写っているのは八丈小島です。

 次は,ふるさと村と歴史民族博物館です。昔の役場の建物を使った博物館には縄文時代の土器に始まり,八丈島の歴史を物語る貴重な品が展示されていました。
 ここを出て,八丈富士に向かいましたが,途中,関ヶ原の合戦の英雄宇喜多秀家のお墓参りをしました。西軍の中で大谷吉継らとともに勇戦奮闘してここに流され一生を終えた若き武将です。一度お墓参りをしたいと思っていました。その末裔が明治維新になってはじめて本土帰参が許されたとは知りませんでした。
 ここを出て,八丈富士の中腹近くにあるふれあい牧場に立ち寄りました。牛さんがマリエルたちを見ると走るように駆け寄ってきて熱烈なラブコールを送ってくれました。写真は仲良しになったマロンちゃんとキクちゃんです。

歴史民族資料館          宇喜多秀家のお墓           ふれあい牧場
歴史民族資料館 宇喜多秀家のお墓 ふれあい牧場

 さあ,いよいよこの旅行のメインメニューの八丈富士登山です。この山は,標高884メートルで,1707年に最後の噴火をした複式火山です。火口の直径は400メートル,深さ50メートルで,火口底の中央火口丘はモウセンゴケなどが生い茂った地下森林となっています。
 7合目までは車でアクセスできます。あとは,1620段の階段を登って頂上を目指しました。これが結構きつい階段でした。所要時間約50分。頂上は,あいにくガスっており,眼下の景色は見えず,外輪巡りもできませんでしたが,伊豆七島最高峰を制覇して大満足。Yご夫妻がおにぎりと鳥の唐揚げ,ゆで卵のお弁当を持ってきてくださいましたので,これに舌鼓を打ちながらビールで乾杯!

八丈富士の全景             登山の途中               頂上で記念撮影
八丈富士の全景 登山中 頂上で記念撮影

 下山してから有名な黄八丈の工房に案内していただきました。天然の繭だけを使って織り上げる織物です。工房の中では,実際に機織り機を使って布を織っていました。着物だけではなく,袋物なども作っており,展示されていました。
 次に名古の展望を楽しみました。ここでは,地元の焼酎を無料で味わうことができます。ここは,八丈島の最南端で,名月観賞の地として有名で,八丈八景に数えられています。
ここで一休みしてから末吉地区の「
みはらしの湯」という温泉にゆっくりつかりました。ここは町で経営している新しい温泉で,露天風呂になっており,太平洋と間近に浮かぶ八丈小島の眺望はまさに絶景でした。
 そろそろこの日の日程も終わりに近づき,最後に
登龍峠(のぼりょうとうげ)の景観を楽しみました。ここも八丈八景に数えられており,八丈富士の後ろに八丈小島が見渡せ,眼下に港や空港が見下ろせます。晴天のときは遠く三宅島や御蔵島も見ることができます。

黄八丈の工房            名古の展望             登龍峠の展望
黄八丈の工房 名古の眺望 登龍峠の眺望

 この日の日程はこれで無事終了。盛りだくさんで,とにかく,何でも見て欲しいというYさんご夫婦の八丈島に向ける愛着がひしひしと伝わるスケジュールでした。
 夜は,また海の幸満載の宴で,八丈島の夜をたっぷり満喫したことは言うまでもありません。


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