ポリネシア人
片山一道著 同胞社出版 1991年 |
ポリネシア人の赤ちゃんには、蒙古斑があったり、南太平洋の島から出土する人骨調査によると日本人とルーツを同じくする民族である可能性がある。ポリネシア好きの日本人には、何となく嬉しい研究書。海を越えていったポリネシア人達の
熱い思いと強靱な力が伝わってくる、ロマン感じる1冊。 |
ポリネシア海と空のはざまで
片山一道著 東京大学出版 1997年 |
「島」という環境で長年暮らしてきた人々の意識に根ずく歴史を織り交ぜながら、ポリネシアの
現在の生活習慣を紹介。 |
太平洋の迷宮~キャプテンクックの冒険
港千尋著 リブロポート 1988年 |
楽園考古学
篠遠喜彦、荒俣宏著 平凡社 1994年 |
荒俣氏が篠遠氏との対談を通して、ポリネシアの魅力と古代のロマンを引きだしている。発掘という地味で過酷な作業を通して体験した、篠遠氏の魅力溢れる半生が語られている。
ポリネシアに訪れる人の、島への新たな魅力を見出させてくれる。
2000年1月に、文庫本も出版されました。 |
ゴーギャン~私の中の野性
フランソワーズ・カシャン著 高階秀爾監修 創元社 1992年 |
ゴーギャンの一生を作品や写真などの交えて紹介。カラー図版多数。 |
太平洋発見史~幻の大陸を求めて
エティエンヌ・タイユミット著/増田義郎監修 創元社 1993年 |
ヨーロッパの太平洋発見史、地図の歴史を紹介。当時のスケッチなどカラー図版満載。
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イースター島の謎
カテリーヌ・オルリアック、ミッシェル・オルリアック著/猪俣兼勝監修 創元社 1995年
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上記のゴーギャン、太平洋発見史と同シリーズです。コンパクトで、内容も濃く、
やはりカラー図版満載で眺めていても楽しいシリーズです。 |
南太平洋の日々~珊瑚海の彼方から
堀武昭著 日本放送出版協会 1997年 |
現在の南太平洋諸国の抱える諸問題を、著者の旅行記を交えた読みやすい文で紹介。 |
オセアニアを知る辞典
石川栄吉、越智道雄、小林泉、百々祐利子監修 平凡社 1990年 |
800項目、図版約100点でオーストラリア、ニュージーランド、太平洋の島々の文化や動植物、
歴史を紹介した辞典。 |
オセアニア物語
鹿児島大学南太平洋海域研究センター編 めこん 1989年
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オセアニア神話
ロズリン・ポイニャント著/富田由貴夫訳 青土社 1993年 |
オセアニア一帯に伝わる伝説や、古代宗教社会の構造について紹介。同じモチーフの話が
少しずつ形を変えて各地に伝わっているところが興味深い。 |
ポリネシアン・トライアングル~古代南太平洋の謎と神秘
M・スティングル著/坂本明美訳 アリアドネ企画 1998年 |
島の成り立ちから、古代ポリネシアの生活、習慣、宗教などを紹介。 |
海を越えた縄文人
テレビ東京編 祥伝社 1999年 |
縄文人は海を越えてミクロネシア、メラネシア、ポリネシアへ渡り、南米まで到達していたのではないかという仮説にも基づき、
古い日本の文化と比較しつつ、各地の生活を紹介する。特番と
平行して出た本。レポーターは仲代達矢さんです。
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ポリネシア・メラネシアのむかし話
ダクストラ好子編訳 偕成社 |
子供向けの昔話の本。ポリネシアの神マウイが島を釣り上げる話や太陽を捕まえる話の他、
メラネシアの昔話を紹介。
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ファツ・ヒバ (上・下)
トール・ヘイエルダール著山田昇訳 社会思想社 昭和51年 |
文庫本。考古学者の著者がマルケサス諸島、ファツヒバ島で妻と共に完全な自給充足で過ごした日々を綴ったドキュメンタリー。小さくモノクロながら、
当時の写真も多数掲載。 |
アク・アク(上・下)
トール・ヘイエルダール著/山田昇訳 |
文庫本。ヘイエルダールのイースター島調査の成果。 |
パパラギ~はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集
岡崎照男訳 |
今から80年ほど前に、サモアの村の酋長が村人に話した演説を収録した本。西洋文化の批判し、自分たちの自然と共も暮らす生活の素晴らしさを
身近な物を例に、実に的確に分かり易く説いています。文明の批判は鋭く、現代日本の都会での生活にピタリと当てはまり、まるで予言の書のようです。この本を読んでいると
今まで、何の疑問を持たず送ってきた都会生活の不自然さに、突然気付かされます。 |
ビーグル号航海記(上・中・下)
チャールズ・ダーウィン著/島地威雄訳 岩波文庫 |
この時代の航海の様子が克明に記録されている。自然が美しいばかりではなくいかに厳しいか、そして、初めて物を見るということがどんな事か。
現場を見たままに語られているが、記録書であるため、全体的に感情を抜いて語られているのが、ムシさんには寂しかった。 |
ワールドカルチャーガイド12~タヒチ
トラベルジャーナル社 2000年 |
旅行に必要な情報にとどまらず、伝統的な文化や現代の風俗、行政や国の抱える問題までを
紹介する現代のタヒチを知るのに手軽で貴重な本です。モオレアのヒコさんによる現地の船舶
免許取得の模様&自宅事情、ランギの西村さんご夫婦の現地のイヌたちについての寄稿もあります。 |
ワールドカルチャーガイド13~ミクロネシア
トラベルジャーナル社 1999年 |
上のタヒチ編と同シリーズのグアム・サイパン・ヤップパラオなどのミクロネシア編。こちらでも
現代の文化を手軽に知ることが出来ます。食べ物やファッションそのほかの習俗、動物、自然
など独特で面白い記事が載っています。裏表紙にはヤシ酒を取っている写真が! |