まなちゃん日記

2003年11月13日の日記

2003年11月13日(木) [出勤]

IEの累積的なセキュリティ更新 [2003/11/14 22:55 更新]

Windows Updateをするときに「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新」というのをよく見かける。 「累積的」って何だろう？と思い、調べてみた。 調べたと言ってもMicrosoftのTechNet Onlineから抜粋しただけなんだけど…。

• MS03-048 (824145) [2003/11/12]
  対象：IE5.01SP2/SP3/SP4、IE5.5SP2、IE6/SP1、IE6SP1(2003)
  • CAN-2003-0814 (ExecCommand のクロス ドメインの脆弱性)
  • CAN-2003-0815 (関数ポインタ上書きのクロス ドメインの脆弱性)
  • CAN-2003-0816 (スクリプト URL のクロス ドメインの脆弱性)
  • CAN-2003-0817 (XML オブジェクトの脆弱性)
  • CAN-2003-0823 (ドラッグ アンド ドロップの操作の脆弱性)
• MS03-040 (828750) [2003/10/04]
  対象：IE5.01SP3、IE5.5SP2、IE6/SP1、IE6(2003)
  • CAN-2003-0838 (Popup Window に含まれるオブジェクトタグの脆弱性)
  • CAN-2003-0809 (XML データ接続を使用時のオブジェクトタグの脆弱性)
• MS03-032 (822925) [2003/08/21]
  対象：IE5.01SP3、IE5.5SP2、IE6/SP1、IE6(2003)
  • CAN-2003-0530 (BR549.DLL のバッファ オーバーラン)
  • CAN-2003-0531 (マイ コンピュータ ゾーンでのブラウザのキャッシュのスクリプトの実行)
  • CAN-2003-0532 (オブジェクト タグの脆弱性)
• MS03-020 (818529) [2003/06/05]
  対象：IE5.01SP3、IE5.5SP2、IE6/SP1、IE6(2003)
  特記事項：これ以前のIE5.01用の修正はWin2000SP4に含まれる
  • CAN-2003-0344 (オブジェクト タグの脆弱性)
  • CAN-2003-0309 (ファイルのダウンロード ダイアログの脆弱性)
• MS03-015 (813489) [2003/04/24]
  対象：IE5.01SP3、IE5.5SP2、IE6/SP1
  • CAN-2003-0113 (URLMON.DLL のバッファ オーバーラン)
  • CAN-2003-0114 (ファイル アップロード コントロールの脆弱性)
  • CAN-2003-0115 (サード パーティのプラグイン レンダリング)
  • CAN-2003-0116 (モーダル ダイアログのスクリプト実行)
• MS03-004 (810847) [2003/02/06]
  対象：IE5.01SP3、IE5.5SP2、IE6/SP1
  • CAN-2003-1326 (不適切なクロス ドメイン セキュリティの確認とダイアログ ボックス)
  • CAN-2003-1328 (不適切なクロス ドメイン セキュリティの確認と ShowHelp 機能)

• MS02-068 (324929) [2002/12/05]
  対象：IE5.5SP2、IE6/SP1
  • CAN-2002-1262 (クロスドメイン セキュリティ モデルの脆弱性)
• MS02-066 (328970) [2002/11/21]
  対象：IE5.01SP3、IE5.5SP2、IE6/SP1
  • CAN-2002-1185 (不正な PNG イメージ ファイルのエラー)
  • CAN-2002-1186 (エンコードされた文字列の情報漏えい)
  • CAN-2002-1187 (フレームのクロスサイト スクリプティング)
  • CAN-2002-1188 (インターネット一時ファイルのフォルダ名の読み取り)
  • CAN-2002-1254 (キャッシュされたメソッドを介すクロス ドメインの検証)
  • CAN-2002-1217 (フレームの不適切なクロス ドメインのセキュリティ検証)
• MS02-047 (323759) [2002/08/23]
  対象：IE5.01SP2、IE5.5SP1/SP2、IE6
  特記事項：これ以前の修正はIE6SP1に含まれる
  • CAN-2002-0646 (Gopher プロトコル ハンドラのバッファ オーバーラン)
  • CAN-2002-0647 (レガシー テキスト フォーマットの ActiveX コントロールのバッファ オーバーラン)
  • CAN-2002-0648 (リダイレクトによる XML ファイルの読み取り)
  • CAN-2002-0722 (ファイルのダウンロード元サイトの偽装)
  • CAN-2002-0723 (Object タグのクロス ドメイン照合)
  • CAN-2002-0691 (「ローカル HTML リソースのクロスサイト スクリプティング」 の変形)
• MS02-027 (323889) [2002/06/12]
  対象：IE5.01SP2、IE5.5SP1/SP2、IE6
  • CAN-2002-0371 (Gopher プロトコル ハンドラのバッファ オーバーラン)
• MS02-023 (321232) [2002/05/16]
  対象：IE5.01SP2、IE5.5SP1/SP2、IE6
  • CAN-2002-0189 (ローカル HTML リソースのクロスサイト スクリプティング)
  • CAN-2002-0191 (HTML オブジェクトによるローカルの情報の漏えい)
  • CAN-2002-0192 (Cookie 内のスクリプトによる Cookie の読み取り)
  • CAN-2002-0190 (不正な Web ページによるゾーン偽装)
  • CAN-2002-0193、CAN-2002-0188 (「Content-Disposition」 の脆弱性の新しい変種)
• MS02-015 (319182) [2002/03/29]
  対象：IE5.01SP2、IE5.5SP1/SP2、IE6
  • CAN-2002-0078 (Cookie ベースのスクリプトの実行)
  • CAN-2002-0077 (Object タグによるローカル実行可能ファイルの呼び出し)
• MS02-005 (316059) [2002/02/12]
  対象：IE5.01SP2、IE5.5SP1/SP2、IE6
  特記事項：これ以前のIE5.01用の修正はWin2000SP3に含まれる
  • CAN-2002-0022 (バッファのオーバーラン)
  • CAN-2002-0023 (GetObject 機能によるファイルの読み取り)
  • CAN-2002-0024 (Content-Type および Content-ID フィールドによる [ファイルのダウンロード] ダイアログのなりすまし)
  • CAN-2002-0025 (Content-Type フィールドによるアプリケーションの起動)
  • CAN-2002-0026 (スクリプトの実行)
  • CAN-2002-0027 (Document.Open 機能による 「フレームのドメイン照合」 の変種)

• MS01-058 (313675) [2001/12/14]
  対象：IE5.01SP2、IE5.5SP1/SP2、IE6
  • CAN-2001-0727 (ファイル実行の脆弱性)
  • CAN-2001-0874 (フレームのドメイン照合の脆弱性の変種)
  • CAN-2001-0875 (ファイル名の偽装の脆弱性)
• MS01-055 (312461) [2001/11/09]
  対象：IE5.01SP2、IE5.5SP1/SP2、IE6
  • CAN-2001-0722 (1 番目の Cookie 処理に関連する脆弱性)
  • CAN-2001-0723 (2 番目の Cookie 処理に関連する脆弱性)
  • CAN-2001-0724 (ゾーン偽装の脆弱性の変種)
• MS01-051 (306121、308414) [2001/10/11]
  対象：IE5.01SP2、IE5.5SP2、IE6
  • CAN-2001-0664 (ゾーン偽装の脆弱性)
  • CAN-2001-0665 (HTTP リクエスト エンコードの脆弱性)
  • CAN-2001-0667 (Telnet 実行の脆弱性の新種)
• MS01-015 (279328、286045) [2001/03/09]
  対象：IE5.01SP1、IE5.5SP1
  特記事項：この修正はIE5.01SP2、IE5.5SP2に含まれる
  • CAN-2001-0002 (キャッシュされたコンテンツ識別の脆弱性)
  • CAN-2001-0148 (「フレームのドメイン照合」 の変種)
  • CAN-2001-0149 (Windows Script Host の脆弱性)
  • CAN-2001-0150 (Telnet 起動の脆弱性)

間違っている情報があるかもしれないので気を付けてね。 基本的に、この中の古いセキュリティ更新は全て新しいセキュリティ更新に含まれているという感じになっているはず。 なお、これ以前はの情報にはたどり着けなかった。

しかし…、この量は「累積的」と表現するしかないなぁ。