ミューズ・プランタン  

  ミューズ・プランタンは新潟市在住のチェンバロ奏者丸山洋子によって結成されたオリジナル楽器による合奏団です。「ミューズ・プランタン」の名前はクープランのクラブサン曲集第3巻第19オルドル “La Muse-Plantine“ に由来しています。彼の作品の多彩な標題のなかでも最も不可解とされるもので、現在に至るまでこの意味はまったく解明されていません。plantineの綴りからは「プロンティーヌ」と発音すべきと考えられますが、丸山の好みで「プランタン」としました。「ミューズ」が音楽の神を思わせる語なので気に入ったのでしょう。
 ミューズ・プランタンの固定メンバーは、丸山のほかは丸山友裕のみであり、その時々の音楽の内容に合わせて随時ゲストを入れ、最高のメンバーで演奏に臨む姿勢です。
第一回演奏会として1998年12月7日新潟市だいしホールにおいて「バロックの協奏曲はいかが」と題する演奏会を行い、超満員の聴衆が熱狂する大成功を収めました。
この時のライブCDがSIMONレコードより98年11月8日発売されました。
今後の活動としては、イタリア初期物のシリーズ、ヴィヴァルディの協奏曲のシリーズなどを計画、ライブCDもそのつど制作予定です。


丸山洋子(チェンバロ)
弘前大学教育学部音楽科卒業。ろう学校、養護学校の教師を経た後、自宅でピアノ教室を主宰。
その後、チェンバロの音色に魅せられ、有田千代子氏、岡田龍之介氏に師事する。
新潟市を中心にアンサンブル、ソロ等の活動を行っている。ミューズ・プランタンを主宰。