昨年来より続いている食品の偽装問題。食材を、より高いものに偽装して利益を上げようとするはもってのほか。

しかし、「賞味期限」はどうであろうか?

一律の決まりに従って期限切れを廃棄するなら莫大な無駄を生じる。

実際、現在の日本で一日二千万人分の食品を期限切れで廃棄していることを皆さんはご存知であろうか。

人類は有史以来「飢え」との戦いを繰り返してきた。いかに食品を無駄にせずに生き延びるか。これが生物としての根本的な知恵であろう。

生きの悪くなった食品を加工しなおして食べるのは、日常的な知恵である。

「賞味期限」の設定自体が、会社の自主的なものであったり、ファジーな部分がある。

その、ファジーにならざるを得ないものをより正確に見極めるのが職人の勘であり技術であろう。

実際、「偽装」によって風味が悪かったり健康被害が起これば、会社の信用問題に直結することは現代の日本の企業であれば当然知っているだろうし、一連の偽装問題では実際の健康被害は全く起きていない。

消費者は王様かもしれないが、世の中全体のことをよく考えるならば、こんなことにいちいち目くじらを立てずに、食べる前に少し「クンクン」してから食べてみてはどうだろうか。

現代人は、自分たちの繁栄、安全、健康にはたいそう敏感だが、自分の子孫の分、未来の分まで、奪い去ってはいないのか一度検証してみる必要があるのではないだろうか。


おまけ

「海苔」は私の知る限り、最初はすし屋などに卸す上級品として出荷。

売れ残ったり風味が落ちてくると、回収して家庭用の「焼き海苔」として出荷。

それも売れ残ると、加工しなおして「味付け海苔」として出荷。

それでも駄目なら最後は「海苔のつくだ煮」にして出荷していました。

究極のリサイクルで、その製品相当の品質であり、海苔って腐るものではないし、

これで問題があったという話は聞きません。

最近はどうしているんでしょう?

いやいや、これがきっかけで誰かが調べて、また問題になると嫌なので、そっとしておいて下さい。