質問


三年前から足に水虫ができています。医者にも通っていますが一向に治る気配がありません。医者を変えたらとも言われたのですが、どうしたら良いでしょうか。

                             (長岡市・N美・12歳)

回答

 水虫(足白癬)は治りにくいといわれていますが、その理由は、少し良くなると薬の塗布をやめてしまうために残った菌がすぐ繁殖する場合と、毎年再感染を繰り返す場合とあります。

 驚くべきことに水虫と思っているもののうち、半数は水虫ではないというデーターもあります。水虫という名前があまりに有名すぎるため、あまたある足の皮膚病をみんな水虫と思ってしまう、これも「水虫」が治らない理由なのです。

 ではどのようなものが水虫なのでしょうか。

 水虫は真菌(カビ)による皮膚疾患です。成人に多く小児では稀で、9歳での発症は比較的珍しいと思います。

 大きく三つのタイプに分類されます。

 趾間型は足のゆびの間にかさかさを生じ、夏場などに悪化すると、ふやけて汁が出ます。あまり痒くありません。小水疱型は土踏まずや足縁にぶつぶつや小水疱を生じ、痒みがあります。角化型は足底全体が角質化するもので難治です。これらの型が混在することもあります。爪が侵されることもあり、白〜黄色に爪が濁ります。

 さて、ご相談の方は一向に治らない、とのことですが、趾間型、小水疱型なら一生懸命薬を塗っていれば、多少は良くなるはずです。この場合はさらに根気よく塗りましょう。見かけ上きれいになってからさらに最低1か月必要です。角化型や爪白癬の場合は内服治療が必要す。

 全く治療に反応しないのであれば、他の疾患も考える必要があります。例えば、ズック靴などによる慢性の湿疹や、多汗による汗疱や異汗性湿疹、外用剤によるかぶれ、掌蹠膿疱症の他、掌蹠角化症、毛孔性紅色粃糠疹などという特殊な疾患もあります。これらの可能性がないのか一度医師に尋ねてみてください。

済生会新潟第二病院

丸山友裕