もう何年も前のことですが、田舎の道をドライブ中に「工事中・通行止め」みたいなたて看板があり、そこに「解除中」のステッカーがべったりと貼り付けてありました。ちょっと斜めにね。
それを見た私は、そこに車を停めてしばし熟考。
「果たしてこの先は通れるのだろうか???」
後続車が来たら聞いてみようかと思い、しばらく停車しましたが田舎の悲しさ、全然来ません。
この間、いくら考えても結論は出ませんでした。
だって、「運転免許取得中」の人は運転免許持っていますか?持っていませんよね。
つまり、「取得に向けて奮闘努力中」なわけです。
「むむむむ。『通行止め』を『解除中』か。こりゃ通れないな。たぶん、がけ崩れか何かがあって通行止めになってしまった道を今一生懸命解除しようとしているに違いない」
「いやいや、待てよ。看板には工事中って書いてあるぞ。一生懸命工事しているんだ。これを解除しようと一生懸命なんだ。ちょっと待てよ。何を一生懸命しているんだ?え?工事?、通行止めの解除?、どっち?いや、待てよ。だとしたらどっちにしても通れないんだ。いやいや、「一生懸命の工事」を「解除」しているんだから通れるのか?だとしたら『解除』でいいじゃないか。『解除中』だから違う!いや。そういえばこのステッカー少し斜めに貼ってあるぞ。これはいずれ剥がすということだ。だから通れる!!」
私にはもう、何が何だかわかりませんでした。
結論は、
「よし!通れる確率50%だ!!」
それって何もわかってないってことなのね。あんた、なに自信持ってんのさ!
結局、私の選んだ道は、
さんざん進んでからの後戻りはいやなので、迂回しました(これ本当です)。
でも迂回する道すがら、
「あれは通れたのかもしれないなあ。行けば通れたかどうか確認できたのに、こっちに来たばっかりに永遠の謎だ・・・・」
と、悲しみがこみ上げてきたのでした。
以下、解決編に続く・・・・